ローマからボンジョルノ
土曜日の夕方
あちこちにオリーブの枝を持って歩く人。
どうしたんだろう、
と本気で思いつつ
棕梠の枝の日曜日だ !
イースター(パスクワ)の前の日曜日は
教会でオリーブの枝をお清めしてもらうんです。
イエスキリストが
人生最後の日曜日に
エルサレムに着いたとき
人々が棕梠の枝を持って歓迎したという逸話に
ちなんでいます。
あいにくローマには棕梠の木がないので
変わりにオリーブの枝を使うようになったんです。
こういう大事な儀式で使われるオリーブ、
おそらく誰でも手に入れることができるほど
人々の暮らしに身近で
そして大切に尊重されてきた聖なる木、
生命の木なのですね。
ずいぶん前、長女の体操の大会が
ちょうど棕梠の枝の日曜日だった時、
朝、教会のミサに行く時間があるか
真剣に心配しているママ友がいました。
キリスト教ってすごいですね。
今日の日曜日、ローマでは、
オリーブの枝を持った人たちが
多く行き交っているのは
こういうわけです。
BUONA DOMENICA
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