ローマからボンジョルノ

 

先日、日本日本昆虫食に関するニュース

教えていただきました。

ありがとうございます♥️


「食用コオロギの会社が破産!」

というものです。


https://news.yahoo.co.jp/articles/985f526c523b08765958b83b1d047d7fa0ed4e4f 



実は私は一度も近所のスーパーでも

実際に売られているのをみたことがなかったので

ほぼ忘れかけていて、ビックリです。


そういえば、以前、

「日本では自販機でも昆虫食のものがある」

と教えていただいたことがあって

日本はどうなるんだろうと思っていただけに

倒産のニュースは嬉しいものです。

(関係者には申し訳ないですが)


だって、あまりにもごり押し。


いま、食べるものがないならともかく、

食べ物の大量廃棄が相変わらず問題です。


もし、食料危機への対策なら

いま、頑張ってくださっている農家の方々へ

何らかの策を考えるならまだしも

新しい産業、

しかも、実際に食料危機を乗り越えて来た

私たちの祖先も食べてなかったコオロギ。


そして、動物の命は守るけど

昆虫の命は守らないというのも

ちょっと変。


動物はダメだけど

昆虫は狭いところに押し込めて

大量に生育させるのは大丈夫、

というのも変。


何から何まで、変な話です。


早速、ブログでご紹介させていただくつもりでしたが

そういえば、イタリアはどうなんだろう

と思っていたら

なんと日本の昆虫会社の倒産のニュースのころ、

1月24日からコオロギ粉の食用としての販売が

スタートしたところでした。


どおりで見たことがないはずです。


これまでも、乾燥したものとか

いろいろありましたが

コオロギ粉はまだだったのですね。


そして、1月29日から

レッジョ•エミリアの会社が

メイド•イン•イタリーのコオロギ粉の販売を始めた

との記事も見つけました。


ホテルやレストランのほか

食品会社への用意はできていて

今現在、月に2トン製造しているそう。


年末には月6トンを目指すとか。


私にとっては嫌なニュースですが

日本のニュースが心強いです。


しかも、元々、食には保守的で

マンマの料理が一番と思っているイタリア人に

新しい食材が普及するのには時間がかかります。


日本人のように

新しいものを食べてみたい

という感覚がほとんどないんですよね。


しかもコオロギ粉って高いんです。

1キロ50~60ユーロ、

日本円で1万円近いですよ!


それならオーガニックの古代品種の粉の方が

ずっと安くて美味しいです。





あと、以前も書いた気がしますが

イタリア政府は昆虫食に関する

厳しいルールを決めてくれてます。


必ず昆虫の学術名とイタリア語名を

ラベル表記する事。


昆虫の商品に対する使用量

生産国も明記する事。


そして昆虫食が嫌な人に配慮して

必ず専用の棚で他の食品と分けて販売し

見たくない人が見なくてすむように

昆虫食であることを

わかるように書くこと。


どうして、ここまでして

EU 議会が押しているのか謎ですが

日本のような方向に行けばいいなと

心から思います。


私たちの身体は食べたもので作られるのですから

食べ物には慎重に選びたいですね。


BUONA GIORNATA



 

 

 

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