ローマからボンジョルノ

 

先日、ご紹介したヨーロッパの食問題。

 

 週末はヨーロッパのあちこちで
農家の方々によるトラクターデモが
繰り広げられたようです。

ようです、というのは
私はローマ市内に住んでますが
近所でデモが行われているわけではないので
わからないんです。

これじゃあ、
ネットをみない近所のお年寄りは
知らないかも知れませんね。

ずいぶん前にオリーブオイルの講座で学んだこと、

ヨーロッパはチュニジアのオリーブオイル、
関税なしで輸入をできる制度がある

ということを思い出しました。




当時はテレビのニュースみてましたが
これが何を意味するのか
正直、あまりわからなかったんです。

チュニジアの経済促進のために
という正しい名目ですが
安い労働力によって作られたオイル、
イタリアのものとは
比較にならない値段です。

これが関税なしで、
入ってくることができるのですから
大手の油メーカーはチュニジア産を買いますよね。

そして、いろんなカラクリを経て
偽物オリーブオイルへと繋がるんです。

イタリアのオリーブオイル農家からすると
いい迷惑です。

さらにチュニジア人が特をするかというと
それも違うんです。

チュニジアはフランスの旧植民地、
経営はフランスをはじめとする欧米の資本家で
チュニジア人は安い労働力、となるのが、
お決まりのパターンです。

最近、知り合いがモロッコで買ったという
高品質のオリーブオイルとやらを見せてくれましたが
それも、全て表示はフランス語でした。

やっぱりな~と
また思ったところです。

とはいえ、
オリーブオイルをはじめ基本的な食材は
地産地消を目指して
ローマ近郊、せめてイタリアのものにしてますが

干しいちじくやピスタチオなど
安いトルコ産を買ったりしますし、
最近ではイタリア産のクルミは手に入らないからと
南米ものを買ったりしてますから
人のことあれこれ言えませんが。

ただ、食に関しては
せっかく安全のための厳しい規定があるのに
安い輸入品が入ってくることによって
欧州の農業がダメになるとは
残念で仕方がないですね。

これだけヒトもモノも
容易に移動ができる時代ですから
なんとも難しい問題です。

でも本当のことをいうと
地産地消の一番のメリットは
美味しく食べられる、だと思うんです。

採りたて、出来立てを、
その空気のなかでいただくのが一番美味しいし、
移動すれば、
その分だけどうしても味が落ちるものが
大半ではないでしょうか。

と単純に食いしん坊の私は思うのですが。

Buona giornata.

 

 

 

このブログの人気記事

イタリア人の普段の食事は何を食べている?意外と質素なヘルシー料理

 

揚げ物を週に何回食べてますか?バランスのいい食事について考える