ローマからボンジョルノ

 

今日は、すごくおいしい鶏肉のレシピをご紹介します。

 

作り方はいたって簡単。

 

一口大に切った鶏のもも肉を、

たっぷりのオリーブオイルで炒めて

(上質のエキストラバージンですよ)

トマトと一緒に煮込むだけ。

 

本当にこれだけです。

 

実はこれ、

130年前のイタリアの料理書、

ペッレグリーノ・アルトゥージ作「料理の科学と良い食事術」

という本にあったレシピです。

 

月に2回、無料メルマガにして、

レシピをお送りしているのですが、

実際に作ってみてびっくり。

 

メルマガの中で、

「私ならニンニクとローズマリーも加えるかな」

なんて言ってたのですが、

念のため、レシピ通りにやってみました。

 

あ、レシピではラード(豚の脂)が推奨されてましたが

オリーブオイルソムリエとしては

エキストラバージンオリーブオイルを使いました。

 

いや~、本当においしかった。

 

やっぱりシンプル・イズ・ベストだな、

ということろです。

 

こちらに、日本語訳を記載します。

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【日本語意訳】
揚げ物のための油は、それぞれの地方で最もよく作られるものを使う。
トスカーナではオイル、ロンバルディアではバター、エミリアではラードが好まれる。
ラードは非常に白く、固く、匂いはローリエの心地よい香りがするので癒される。
そのため、この地方では、ラードで炒めた若鶏をトマトと一緒に食べるという前代未聞の殺戮が行われる。

私は揚げ物の油はラードの方が油より好きだ。
なぜならラードの方がよい香りで味もしっかりしているように思うからだ。
鶏肉は小さく切り、ラードを適量入れたフライパンに入れ、塩と胡椒で味付けをする。
火が通ったら余分な脂を切り、種を取り除いてザク切りにしたトマトを加える。
トマトがほとんど形がなくなるまでよくかき混ぜて、食卓に運ぶ。
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今回、骨付きもも肉900gを使ったのですが

本当に一瞬で食べ終わりました。

 

しかも、ソースもとびきり美味しいから

パンでぬぐって、

お皿もお鍋もきれいになりました。

 

ぜひ、お試しください。

 

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BUONA GIORNATA

 

 

 

 

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