ローマからボンジョルノ

 

先日からのレッスンで

イタリアの本場のピッツェリアや

レストランのメニューをご紹介していて

必ず、皆さんが目をとめる食材、

ブレサオラ(Bresaola)

 

これは少し珍しい

牛肉の生ハムなんです。

 

 

イタリア半島の北部ロンバルディア州や

ピエモンテ州の特産で

牛肉の赤身、筋肉の部分を塩漬けにして

乾燥させたもの。

 

特にロンバルディア州の北部、

スイスに隣接した部分、

ヴァルテッリーナのものが特に有名で

IGPに認定されています。

(IGP Bresaola della Valtellina)

 

この場合は、規定された品種の牛のみが使用され、

屋外で、決められた餌で飼育され、

18 か月から 4 歳までの牛の

一番柔らかい部位を使って作られます。

 

厳選された部位は脂を取り除き、塩漬けにし、

その際、塩のほかスパイスなどをまぶします。

 

約15日間塩漬けしたあと約1週間乾燥。

 

その後、実際の味付けが行われ、

 1 ~ 2 か月熟成させて作られます。

 

IGP認定だけあって丁寧な作り方をしているのですが、

でも材料を見ると、

Carne di bovino(牛肉), sale(塩),

destrosio(ブドウ糖), aromi naturali(天然香料)

Conservanti(保存料): nitrito di sodio (E250)亜硝酸ナトリウム, 

             nitrato di sodio (E251)硝酸ナトリウム

 

やっぱり、入っちゃうんですよね保存料。

 

日本で市販されているハム類に比べれば

本当にわずかですが

それでも入ってしまっているので

美味しいからって食べすぎは禁物です。

 

いや、でも本当においしいです。

 

脂身がほとんどないので

あっさりしています。

 

でも、牛肉のうまみがぎゅっと濃縮されているので

味はしっかりとしているので

満足度が高いです。

 

ブレサオラはルッコラとパルミジャーノとの相性が抜群。

 

上から、EXオリーブオイルをたらりとかけて!

 

これはイタリアのスーパーで簡単に手に入る食材ばかりなので

イタリア旅行中、レストランでの外食に疲れた時など、

ホテルの部屋で食べるのもおすすめです。

 

天然酵母を使ったパンと

ピエモンテの赤ワインと一緒に食べれば

それだけで簡単な食事ができあがります。

 

いま日本ではイタリアのハム類が輸入できないようなので

ぜひ、イタリアにおいでください!

 

 

 

 

BUONA GIORNATA

 

 

 

 

 

 

 

 

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