ローマからボンジョルノ
2022年10月22日、イタリアの新しい首相が誕生しました。
ローマ出身の45歳、ジョルジャ・メロー二。
いや~、すごいですね。
日本では「ヨーロッパで一番恐ろしい女性」
なんて言われていたようですが、
恐ろしい行動力を持った女性だなと思います。
だって彼女は自分一人で、
ここまで上り詰めたんですよ。
生まれてすぐくらいにお父さんが家族を捨てたので
母親とお姉さんと三人で
ローマの庶民的なエリアで育ったという生い立ち。
イタリアの政治家だって2世議員とか
どこどこの誰の子供とか、多いですからね。
しかも、階級社会がしっかり残ってますし。
そんな中で、早くも15歳のときに
「社会的イタリア運動」党の青年組織、
「フロンテ・デラ・ジョヴェントゥ」に参加して
政治活動をスタート。
19歳でアルレアンツァ・ナツィオナーレ党の
「アツィオーネ・スチューデスカ」という学生運動の全国代表となり、
職業高校をトップクラスの成績で卒業。
そしてウエイトレスなどのアルバイトをしながら
政治の世界へ。
21歳でローマ州アルレアンツァ・ナツィオナーレ党の評議員になって
23歳でアルレアンツァ・ナツィオナーレ党の
「アツィオーネ・ジョーヴァネ」という青年運動のナショナルリーダーに就任。
27歳「アツィオーネ・ジョーヴァネ」の会長に選出、
右派青年組織初の女性会長に。
そして29歳のときに国会議員選挙で下院議員に当選し、
第15期立法府の最年少議員になるんです。
しかも下院副議長の一人にまでなります。
さらに31歳の時には
ベルルスコーニ政権の青年担当大臣になるんです。
これは共和制イタリアの歴史において最年少。
と書いていくときりがないくらい、
いろんな新記録を更新して
ついにイタリア初の女性首相です。
彼女の政策云々は別としても
とにかく一人の女性としてすごい生き方ですよね。
プライベートでは、
彼女は籍を入れていないパートナーがいて
彼との間に7歳くらいの女の子がいます。
首相の就任式にそろって参列してましたね。
ちょうど妊娠中にローマ市長に立候補して
その時に、散々マスコミにたたかれていたのが印象的です。
結局、ヴィルジニア・ラッジに敗れたんでした。
「私はジョルジャ。
一人の女性で、一人の母親、一人のカトリック教徒」
という彼女の言葉が有名です。
怖いものなしという感じで
率直にスパッと意見を言うんですよね。
なんとも強いな~と思ってみていたけれど
難しい問題山積みのイタリアで
ついに初の女性首相に。
彼女の成功で、
勇気づけられた若い人も多いのではないでしょうか?
全く自分の力で逆境を乗り越えて、
一人の女性として、
こんな生き方もあるんだね、と。
庶民的な感覚がわかっている彼女だからこそで、
イタリアが少しでも良い方向になるといいのに、
と祈るのみです。
BUONA DOMENICA。
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