ローマからボンジョルノ
イタリアでは公共交通機関以外、マスクの着用義務もなく
まるで、コロナ以前のように観光客であふれています。
日本への入国規制ももうじき緩和されるので、
イタリアへの観光に来られる方も増えるのでしょうか?
というわけで、
今日はイタリアのレストランの話です。
今、イタリアでは物価が高く、
加えて、円安ですから、
イタリアでレストランへ行かれると
「高いな~」と思われる方が多いのではないでしょうか?
ローマの観光地、
たとえば、有名なレストランのカルボナーラだと、
15ユーロくらいします。
15ユーロって、1ユーロが約140円ですから2100円。
しかも、お水はただじゃないですから、
少なくともお水代が2~3ユーロくらい追加されます。
そして、お支払いの段になってみると、
さらに値段が上がっている場合があります。
それは何かというと、COPERTO(コペルト)
先日、行ったローマのレストランでは、
COPERTOが一人2ユーロついてました。
COPERTOって何かというと、
パン代や席代と言われます。
「え?パンって勝手にテーブルに持ってこられただけで、
頼んだわけじゃないし、しかも、食べてない。」
とおっしゃる方、多いんですよね。
そう、わかります。
まるで、詐欺のようですよね。
ちょっと調べてみると、
このコペルトいう習慣は、中世にさかのぼるそう。
でも、現代のイタリア、
2007年には禁止する法令がでています。
( decreto “contro-coperto” )
ローマでも、コペルトは1995年から市長条例で禁止されているんですよね
だから、払わなくてもいいんでしょうが、
もめるのが嫌なので、私はそのまま払っちゃいます。
日本では考えられないことですが、
ほとんどの人が、レシート通り払っているんですよね。
全く、ところ変わればです。
そのかわりコペルトがついている場合には、
チップは絶対に払いません。
イタリアではレストランは、
価格表を店内の見える場所に掲示しなければならないという規則があります。
だから、メニューをよく見ると、小さくコペルトについての記載があるはずです。
なるべく、コペルトのついていないレストランが見つかれば一番いいですが、
もし、入ったレストランでコペルトがついている場合、
パンをちゃんと食べる!というのが対策でしょうか・・・
イタリアでレストランに入られるときは、ご注意ください。
■このブログの人気記事
◇イタリア人の普段の食事は何を食べている?意外と質素なヘルシー料理
◇揚げ物を週に何回食べてますか?バランスのいい食事について考える