ローマからボンジョルノ
今週から急に夏になりました。
最近、また息子の幼馴染のママ友たちと、
朝のウォーキングを復活させているのですが、
もうすっかり夏日和です。
公園なのに、まるでビーチのような格好で、
日光浴をしている人もみかけます。
あくまでもウォーキングで歩いているだけなのに、
広い公園をぐるりと1時間くらい回ると、
もう、ぐったり。
公園の入り口にある水飲み用の噴水がありがたい!
水って大事ですね~。
で、こんなに暑くなったので、
今年初、トマトを買ってきました。
イタリアでもトマトは一年中売っているけど、
旬にこだわる派としては、
生のトマトは夏にならないと、
我が家では買わないようにしています。
見極めは、いつものように値段です。
お手頃価格になったら、
そんなに手をかけずに栽培しているという目安だと判断しています。
(そうだといいのですが・・・)
トマトもキュウリも、体の熱をとってくれる野菜というだけあって、
ほてった体にちょうどいいですね。
旬の野菜を食べていると、
ちょうど、その季節に体が欲しているものしか食べれないようになっています。
自然の仕組みってすごいです。
で、今日は早速、トマトときゅうりのサラダです。
レシピというほどでは全くないですが、
ゴロゴロに切った野菜を、
EXオリーブオイルをかけて和えて、
そこに、お好みでワインビネガーと塩をくわえるだけです。
パセリやバジル、玉ねぎの薄切りを加えても、すごく美味しいです。
イタリアでは、ドレッシングとして事前に混ぜ合わせるのではなくて、
それぞれが、直接野菜にたら~とかけます。
例えば、我が家では夫はビネガーが大好きだけど、
下の子は大嫌い。
その場合、各自で好きなような和えるのが一番です。
味覚も個性ですから、あまり極端でない限り、
それぞれの好みに合わせて、楽しく食べられれば一番です。
美味しいサラダを作るコツは、
新鮮な野菜を使うこと。
そして、本物のエキストラバージンオリーブオイルに、
海塩、ビネガーをかけるだけ。
材料の数が少ないから、シンプルにそれぞれも持っている味を楽しみます。
そうそう、野菜の種類も、2~3種類までにすると、
ちゃんと、野菜自体を味わえます。
だって、市販のドレッシングをかけると、
野菜を味わっているんだか、
ドレッシングを味わっているのかわからないくらいです。
例えば、大手メーカーのイタリアンドレッシングの原材料をHPでみてみると、
食用植物油脂(国内製造)、
醸造酢、
ぶどう糖果糖液糖、
食塩、
こしょう、
乾燥たまねぎ、
オニオンエキス、
チキンエキス、
乾燥ピーマン、
乾燥パセリ
/調味料(アミノ酸等)、
増粘剤(キサンタンガム)、
香辛料抽出物、(一部に大豆・鶏肉を含む)
それにしても、これのどこがイタリアンなのか聞いてみたいところです。
まず、食用植物油脂というのが謎。
(しかもわざわざ「国内製造」って書いてある理由がわからないです。)
サラダといえば、どんなに少なく見積もっても、
イタリア人の7割以上が
エキストラバージンオリーブオイルを使うはずなんですけどね・・・
「スパイスとハーブをきかせ、さっぱりとした口当たりに仕上げました。」
というキャッチコピーがありますが、
ハーブは乾燥パセリ?
そしてスパイスはコショウでしょうか?
せっかくだから、フレッシュなバジルかパセリ、
そして、挽きたてのコショウを使うのがおすすめです。
一番不思議に思ったのは、ドレッシングにチキンエキスまで入っていること。
想像どおり化学調味料がてんこ盛りです。
こういうのを毎日体に入れていたら、
ヘルシーどころか、消化するのに体が疲弊してしまいそうです。
日本は特にこういう商品があふれていますが、
イタリア人は、市販のドレッシングなしでも、
十分、サラダを食べていますから、
別に、必ず市販のドレッシング、使わなくてもいいんですよ。
というより、’使わないほうがいいと思います。
これからはサラダの季節。
ぜひ、上質なエキストラバージンオリーブオイルで、
シンプルに野菜を楽しみましょう!
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