ローマからボンジョルノ

 

今年になって、光熱費などが上がった影響で、

お魚の値段が高くなったと言われます。

 

というのも、今では漁師さんは大型船で漁をするので、

エネルギーコストがとても高いそうです。

 

今、これだけ海が汚染されているのだから、

魚がどこまでヘルシーなのかは首をかしげるところですが、

それよりなにより、美味しい魚介類の値段があがるのは

けっこうな打撃です。

 

で、昨日はイカを買ったのですが、

イカは料理をすると、

とくに、グリルとかすると

すぐに量が減ってしまうのが残念なところ。

 

「え?これだけ?」と言われちゃうんですよね。

イカ高いのに。

 

で、そんな時に便利なのが、このレシピ。

イカにお豆を合わせるので、

ボリュームがぐんと増えるし、

トマト味なので、美味しいのは保証済です。

 

イタリアでは、普通、魚介類は海のもので、

肉料理は畑のものと合わせることが多いので、

こういう料理はマーレ・エ・モンティ(海と山)の料理と言います。

 

 

イカと豆のトマト煮

●イカ 500g
●豆(煮たもの) 200~300gくらい
●トマトピューレ(またはトマトの水煮缶、フレッシュトマト) 400g
●にんにく 1個
●アンチョビ 2切れ
●唐辛子 少々
●白ワイン 30cc
●オリーブオイル
●塩
●パセリ 少々

 

【作り方】

1,イカはきれいに洗って、横に1cmくらいの輪切りにする。足は一本ずつにわける。

2.厚手の鍋に、そのままのニンニクとアンチョビ、お好みで唐辛子を入れて、弱火にかける。

ニンニクのいい香りが出たら、水気を拭いたイカも加え中火にする。

3.イカに火が通ったら白ワインを加え、アルコール分を飛ばす。

4.トマトピューレを加え5分くらい煮込み、豆も加え、10分くらい弱火で煮込む。

5.塩味を見て、パセリをかけたらできあがり。

BOUN APPETITO

 

今回は、ちょうど食べずに固くなったフォッカチャがあったので、

温めて、ニンニクをすりつけてから、一緒にお皿に入れました。

 

こうすると、パンも加わるので、

ちゃんとボリュームたっぷりの一皿になりました。

 

イタリアでは、余ってしまったパンのリメイク、

こうやって、よくスープに加えます。

 

お豆単体だと、子供たちには文句を言われますが、

こうやって、お肉やお魚とあえると、

「美味しい!」という声が聞こえるので、

作りがいもあります。

 

本当にこれから、どうなっていくかわからないので、

畑のお肉、お豆を使った料理を覚えておくと便利かもしれません。

 

特に乾燥豆は、長期保存が可能なので、

保存食に最適ですね。

 

戻し方も特に難しくないですよ。

 

8時間くらい水に浸しておいてから、

圧力鍋で強火で火にかけます。

ピーとなってから、約30分。

 

(もちろん、お豆の鮮度や季節によって違いますが、

今の時期だと、これくらいです)

 

お豆は体にもお財布にも優しい食材ですから、

ぜひ、お試しください。

 

 

 

 

 

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