ボンジョルノ

 

なんか、思い出しついでに、

私がイタリア留学を実現させた(?)出来事をお話しします。

興味のある方だけどうぞ。

 

 

 

大学で、憧れのヨーロッパへ初めて行ったものの、

実は大本命のパリが、かなりショックだったんです。

 

当然、当時、第二外国語でフランス語をやっていたので、

なんと大胆にも、あちこちでフランス語を話してみたものの、

「CAN YOU SPEAK  ENGLISH?」と

ことごとく、通じないありさま。

 

そして、地球の歩き方に出てくるような、

日本語の話せるフランス人にあやうくひっかりそうになったり、

なんだかな~と、がっかりだったんです。

 

で、卒業旅行で、

あらためてフランスに行くつもりが、

湾岸戦争勃発で、母から禁止令を出されて行けずじまいになりました。

 

それから社会人になって、

友達に誘われて2年連続でアメリカへ行ったのですが、

あまりピンとこず、

3年目に、会社の後輩に誘われて、

イタリア3都市めぐりの格安ツアーに参加。

この時は混沌のローマの入っていない

ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ1週間にしました。

 

この時、イタリアの食のおいしさに完全に目覚めたんです。

そして、フィレンツェに住みたい病が始まったんですよね。実は。

 

 

このころ、妹も大学で第二外国語でフランス語をやっていて、

もっとちゃんと習いたいというので、

近くに住むフランス人のところに一緒に習いに行ったら、

実はイタリア人とのハーフというじゃないですか。

 

で、このフランス人が調子よく、

「僕はイタリア語も教えられるよ!」というので、

急遽、イタリア語を習うことになったんですね。

 

でも、すぐに、「やっぱり話すのと教えるのは別だね。

イタリア語より、フランス語の方が僕はプロフェッショナルだ」

とか言い出したので、

本格的にイタリア語を習うことにしたんです。

 

イタリアだったら、フランスと違って

「チャオ」というだけで

「お~!!!君はイタリア語が話せるのか!」と

おお喜びしてくれるから楽しいし、

言葉がわかると、旅行はもっと楽しくなるから、

毎年、一回はイタリアへ行くようになりました。

(考えたら、もうすぐイタリア語をはじめて30年かも!)

 

しかも、通っていた学校が大正解で、

すごくいいメンバーに恵まれて、

よく、みんなでイタリア料理のレストランで、

美味しいものを食べたり飲んだりしに行ったり、

一緒にイタリア旅行をしたり、

どんどん、イタリア好きが高じていったんです。

 

で、その時の同級生に、

私の母より年上のキャリアウーマンがいらしたんです。

この年代で外資系企業に定年までお勤めしていたすごい方で、

退職後、ローマへ移住するためにと、

イタリア語を一緒に勉強してたんです。

 

その後、イタリアへ行かれてからも、

帰国されると、連絡が来るので食事に行ったりしてたのですが、

2021年のお正月に帰国されたとき、

「ねえ、この夏休み、だれかローマで猫シッターしてくれないかしら?

毎日、えさをあげてくれて、トイレの掃除をしてくれたら、

家賃は3か月ただ、語学学校の手続きも、私がしてあげる!」

とおっしゃったんです。

 

その時、よく考えもせず、

私が、すんなりと手を挙げたんですね。

 

 

神戸の地震を経験してから、

人生は一度きりだという思いが強かったし、

特に大きな不満もないけど、

この会社で年を取っていってもいいのか、

というあせりのようなものもあったし、

 

もっと、自分は何かできるかも!と、

いろいろ、悶々と考えていて、

どうせなら、大好きなイタリアで、

四季の食材をぐるりと一年分食べてみたい、と思いつつ、

なかなか決心がつかなかったんですよね。

 

 

で、猫シッターというバイトに、

家も学校も準備してもらえる?

こんな機会は、人生二度とない!と思って、

その約半年後、

えいやっと、夏のローマへ旅立った、ということなんです。

 

冗談みたいですよね。

 

自分の望みを口にして、

行きたい方向へ近づいていくと、

実現する可能性は高まるな、

と引き寄せの法則ではないけれど思います。

 

と、私がイタリアへ来たきっかけになった思い出話、

長々と、付き合ってくださってありがとうございました!

 

話し出すと、止まらない

人生、何が起こるかわからないシリーズ(?)の話でした。

 

 

 

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