今回は、前回に引き続き、日本のオリーブオイル
よくご質問をいただくピュアのオリーブオイルについてです。
ピュア、っていう名前考えた人、すごいなって、いつも感心してしまいます。
味もなくて、色も香りもなくて、無味無臭で、
しかも名前がピュアなんて、無垢な感じですよね。
味にくせがないから、
エキストラヴァージンオリーブオイルよりも
使いやすいっていう声、
よく耳にします。
でも、でも、ピュアなオリーブオイルって、
名前はいいけれど、
実際のところ中身は食用として使えない
酸度が2.0以上の油が主な原料です![]()
無味無臭なのは、サラダ油と同じで、
例のトランス脂肪酸が発生する、といわれる高温で
精製処理をするからなんです
。
液体から色や香り、味を抜くって、
いったいどういうことかというと、
温水を使って脱ガム、
苛性ソーダを使って、脱酸、
活性白土を使って、脱色。
そして高温で水蒸気を加えて、
匂いをとるんだそうです。
(参考:Jオイルミルズ)
こうして作られた精製したオリーブオイルに、
ヴァージンオリーブオイルか、
エキストラヴァージンオリーブオイルを混ぜたものがピュアなんです。
え?それがピュア?って、
初めて知った時、すごく驚きました。
ネーミングって、本当に大切ですよね。
しかも、日本のJAS規格では、
エキストラヴァージンオリーブオイルと同じ、
「食用油」の分類なんですよね。
だって、食用の規定は一つだけしかないから・・・
日本のJAS規格のもう一つのオリーブオイルの規定は、
ピュアの原料になる
精製オリーブ油
一般状態 おおむね清澄で、香味良好であること。
酸 度 0.60以下であること。
国際オリーブ協会では、
オリーブオイルの品質によって、全部で8種類のカテゴリーがあるんですよ。
日本の4倍。
だったら、日本も最初から国際規格を使ってくれると、
もっとわかりやすいんですけどね
。
私は90年代からエキストラヴァージンオリーブオイルを使っていたつもりですが、
実はピュアだったりして?なんて、今さら不安になっちゃいます。
だって、実家に帰ると、
ピュアのオリーブオイルも、
エキストラヴァージンオリーブオイルと一緒に並べてあります。
元栄養士で、私に無添加料理の大切さを
徹底的に習慣付けてくれた母なのに、
やっぱり、違いがわかない![]()
こんなネーミングだから、
同じようなオリーブオイルだと思いますよね。
でも、原料は同じオリーブの実ですが、
エキストラヴァージンオリーブオイルと違って、
低品質のものをサラダ油などと同じように、
高温で精製したのがピュアです。
だから、
注目のポリフェノールなどは、
ほぼ残っていません。
(加えて、トランス脂肪酸の可能性もあります)
なので、ピュアという名前に惑わされないでほしいのです。
エキストラヴァージンオリーブオイルは、
あくまでも、新鮮なオリーブの実を、
低温で丁寧に抽出したもの。
食用にできない実で抽出したオイルを、
高温で苛性ソーダなどの化学的なものを使って精製したピュアとは、
全く違うということを、覚えておいてくださいね。
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