本日から3日間
自宅警備員となります。
残念ながら
週明けまでに
済ませなくてはならない
レポートの採点があって
のんびりお盆休み
読書に勤しんだり
CDを聴いたり
DVDを観たり
というわけには
いかないのでした。
さて、先日来から
最寄り駅そばのマンションの庭に
桃色の百日紅が咲いているのを
目にしていたのですが
体温に迫ろうかという日中は
撮影するために立ち止まる気にもならず。
先日の木曜日は曇り空で
ちょっと気温が落ち着いていたため
ようやく撮る気になった次第。
(2025年8月7日撮影。以下同じ)
当ブログでは
赤や白の百日紅を
取り上げたことがあります。
桃色のも
最寄り駅そばであれば
以前から目にしているはずなのに
今回初めて目にとまりました。(^^ゞ
目の前まで枝が下りていて
花弁の様子を撮ることもできました。
黄色い葯[やく]が目立ちますが
これは仮雄蕊で
虫をおびき寄せる働きをするだけで
生殖能力はないのだとか。
実際に生殖能力があるのは
周辺部の長い6本の方だと
書いてありましたけど
よくよく目を凝らさなければ
上の写真では分かりにくいですね。
というわけで
雄蕊の部分を拡大して
ガイドライン代わりに
青いマーカーを引いてみました。
よけい分かりにくくなってたら
ごめんなんさい。m(_ _)m
それにしても
じゃあ雌蕊はどこに
とか思っちゃいますね。( ̄▽ ̄)
英名は Crape myrtle で
マートルは、手元の辞書によれば
フトモモ科の低木を指し
特に銀梅花を意味するそうです。
クレープは
しわしわな花弁の形状に
由来するものでしょう。
銀梅花は以前
取り上げたことがあります。
今年の夏休み前は
レギュラー授業が町田で
隔週で通ってたんですけど
ついに見ること能わず。
伐採されたのか、それとも
タイミングが合わなかっただけなのか
よく分かりません。
それはともかく
百日紅の学名は
Lagerstroemia indica で
AIによる概要によれば
属名はスウェーデンの植物学者
Magnus von Lagerström に
由来するものだそうです。
こちらの記事によれば
東インド会社に勤務していた
ラーゲルストロームが
当地で入手した植物を
友人のリンネに献上したことに
由来するのだとか。
種小名のインディカは
東インド会社がある土地に
由来するんでしょうね。
上にリンクを貼った
「杉並の自然学」の記事に
黄色い葯も、そうでない方の葯も
どちらも生殖の役割を持つ
と書かれていて、びっくり。
矢追義人『ミクロの自然探検』
(文一総合出版、2011)に拠るものだと
ちゃんと根拠が示されているので
間違いではありますまい。
研究は日々進んでおり
事実は日々更新される
というわけですな。