昨日、買い物に行った時

小学校の裏門に面した道を

通りかかると

君が代蘭が一部

開花していました。

 

厚葉君が代蘭(2025.5.18)1

(2025年5月18日撮影)

 

こちらは先月下旬

通りかかった際

茎を伸ばし始めていることに気づき

それ以来、いつ咲くかと

通りかかるたびに

気にしていたのでした。

 

厚葉君が代蘭(2025.4.26)

(2025年4月26日撮影)

 

厚葉君が代蘭(2025.5.1)

(2025年5月1日撮影)

 

厚葉君が代蘭(2025.5.4)

(2025年5月4日撮影)

 

 

厚葉君が代蘭(2025.5.9)

(2025年5月9日撮影)

 

5月14日には花軸も伸びて

いよいよ開花するか

と思わせたものでした。

 

厚葉君が代蘭(2025.5.14)

(2025年5月14日撮影)

 

このあと4日後に

咲き始めたわけで

まだ満開とはいえませんが

次に通りかかる頃には

満開になってるでしょうか。

 

厚葉君が代蘭(2025.5.18)2

(2025年5月18日撮影)

 

日本に植栽されている

君が代蘭の種類には

いわゆる君が代蘭の他に

厚葉君が代蘭、糸蘭、千手蘭

といった品種があるそうです。

 

糸蘭は

以前ご紹介しましたけど

 

 

下部の葉の部分に

糸状の繊維が離生していて

蜘蛛の巣がかかったような

感じになるものです。

 

いわゆる君が代蘭は

下部の葉が柔らかく

最下部のものは折れ曲がる

という性質を持ちます。

 

小学校に咲いているのは

下部の葉が折れていたり

蜘蛛の巣のようなものが

かかったりしていないので

厚葉君が代蘭で間違いないかと。

 

厚葉君が代蘭(2025.5.18)3

(2025年5月18日撮影)

 

「かぎけん花図鑑」の

君が代蘭の解説によれば

君が代蘭の花期は夏から秋で

厚葉君が代蘭は初夏と秋に

2度開花するとのことですから

その説明からも

厚葉君が代蘭かと

思われるわけです。

 

 

厚葉君が代蘭の学名は

Yucca gloriosa

Yucca はキャッサバを意味する

Yuca と混同して命名されたのだと

Wikipedia の「ユッカ」の項目

書かれていました。

 

gloriosa は

以前、当ブログでも書いた通り

「栄光ある」という意味です。

 

英語名は学名に由来し

ユッカ・グロリオサ

あるいは属名だけ種小名だけで

ユッカないしグロリオサと

呼ばれます。

 

 

ちなみに

以前ご紹介の

駐車場の君が代蘭は

5月16日の段階で

すでに満開に近い状態でした。

 

駐車場の厚葉君が代蘭(2025.5.16)

(2025年5月16日撮影)

 

なんか前よりも

増えている気が……。( ̄▽ ̄)

 

こちら

秋にも開花しましたので

 

 

年2回開花する

厚葉君が代蘭だと分かります。

 

 

ところで

厚葉君が代蘭は

開花するまでに時間がかかるため

たいへん珍しいと思われているようで

いくつか記事がヒットしました。

 

(2024年6月の記事)

 

(2020年12月の記事)

 

(2012年6月の記事)

 

こちらでは

2023年の春と秋に

咲いたのを見かけて以来

2024年には糸蘭の開花を見かけ

今年は2か所で見かけたので

そんなに珍しいとも思わず

複数の記事がヒットして

びっくりしています。

(今さらw)

 

小学校の敷地内で

咲いたものだけに

新聞社が取材に来ても

おかしくはありませんが

駐車場で見かけた例からして

当地では珍しくないのかも知れず。

 

まあ、それでも

理科の授業なんかで

生徒に見せて啓発するのに

ちょうどいいかも、なんて

思ったりするんですけどね。

 

いつも通りかかるのが

下校時間を過ぎた頃なので

近所の人が注目してたり

教材になったりしてるのかどうか

よく分からないのでした。( ̄▽ ̄)