以前、
エリー・アメリングの歌う
バッハの教会カンタータ第52番
《偽りの世よ、われは汝に頼まじ》
BWV52 を紹介した際
ミリアム・フォイアージンガーが
同曲を歌う YouTube 映像があると
書きました。
それがこちら。
動画を再生できません
と出るようですので
念のため、アドレスも
以下に貼り付けておきます。
2014年11月21日
スイスはトロゲンにある
プロテスタント教会での録音された
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団&合唱団
Choir and Orchestra of the
J. S. Bach Foundation の演奏です。
オープニングの
2本のナチュラルホルンが
入場曲風の曲を吹きますけど
この演出には
ハッとさせられますね。
以前にも書きましたが
冒頭のシンフォニアは
ブランでブルグ協奏曲 第1番 第1楽章の
異稿(旧稿)に基づいています。
ファゴットが3本もいるとは
思いもよりませんでしたが
それはともかく。
フォイアージンガーは
髪が短いことでも分かる通り
当ブログで以前紹介した
1年前の演奏になるんですが
曲がそういうタイプだからなのか
フォイアージンガーが若いからなのか
妙に身体を揺らして
落ち着きがない感じ(笑)
なお、最後のコラールは
合唱ではなく
フォイエルジンガーも加わって
1パート1人での重唱。
フォイアージンガーが
世俗カンタータの
《悲しみのいかなるかを知らず》
BWV209 を歌っている映像も
見つけています。
こちらも
「動画が再生できません」
と出るようですので以下略。
2022年6月24日
中規模ホールでのライブで
演奏はもちろん
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団のメンバーです。
こちらはこちらで
髪が長いことからも分かる通り
当ブログで紹介した
1年後の演奏になります。
器楽パートは
通奏低音パートを除き
1パート1人の最小編成です。
フォイアージンガーは
BWV52の頃に比べると
貫禄がつきましたけど
身体を揺らすのは相変わらず(笑)
BWV52 と BWV209 は
両方とも器楽合奏が第1楽章という
似たような構成ですけど
それを時を経て
ほぼ同じ演奏者で
演奏しているのが面白い。
器楽演奏はもちろん
両方とも優れています。
ナチュラルホルンの
輝かしい響きもいいですけど
(ここまで見事なのは
初めて聴いた気がします)
フラウト・トラヴェルソの響きが
別れの悲しみを嫋々と伝えて
実にいいですね。
ソプラノも
フラウト・トラヴェルソの
嫋々たる雰囲気に合っていて
BWV209 の方に
軍配をあげたくなるのでした。
BWV52 の方は
もう少し落ち着け
と思わせちゃうところが
実に惜しい。
そう思うのは
自分だけかな? ( ̄▽ ̄)