前回ご案内の
蘩蔞[ハコベ]を見つけたのと同じ
2月10日(おととい)のこと。
生産緑地区域? を
通りかかったら
薺[ナズナ]や
大犬の陰嚢[オオイヌノフグリ]が
たくさん咲いてました。
こちらは薺。
三味線のバチのような
果実の形で
見当がつきます。
こちらは大犬の陰嚢。
やはり以前、取り上げてますけど
別名のひとつが
瑠璃唐草というだけあって
瑠璃色が目に鮮やか。
その大犬の陰嚢のそばに
白い花が咲いていることを
撮ってきた写真を見ていて
気づきました。
そこで本日
入金する必要もあったので
もう一度、出かけて
アップで撮ってきたんですが
名前を同定するのに
ちょっと手間取りました。
ハナノナでは
「ハナイバナ」と出ましたが
手元の図鑑で
葉内花[ハナイバナ]を見てみても
どうも違う感じ。
(いつものことですけどw)
そこで
葉内花に似た花、で検索したり
種漬花[タネツケバナ]に
似ている気もしたことから
そちらに似た花で検索したりして
軍配薺[グンバイナズナ]だと
当たりをつけた次第です。
当ブログでは以前
豆軍配薺を
取り上げたことがありますが
そちらとはずいぶん
雰囲気が異なるので
ちょっとすぐには
信じられませんでした(苦笑)
花が葉っぱの中に
埋まっているように咲いているので
薺のイメージとは異なりますが
これから伸びるんでしょうか。
同定のポイントは
金田洋一郎の『山野草図鑑』に
花は白色の四弁花、
茎葉は披針形から長楕円形で
基部で茎を抱く
と書いてあったこと。
果実が付いてれば
一発で分かったんですけど
こちらは上掲の薺と異なり
まだ付けてないようで。
軍配薺は
ヨーロッパ原産の帰化植物で
上の『山野草図鑑』には
花期が4〜6月となってますから
ずいぶんと早い。
それをいったら
上掲の薺は3〜6月ですし
合っているのは2〜5月の
大犬の陰嚢くらいですけどね。
PictureThis というサイトの写真が
今回の個体によく似ており
咲き始めはこうなのかと。
その PictureThis では
苦味があるために
食用には適しない
と書いてあります。
一方 Wikipedia には
油通ししてから使う
と書かれています。
どちらが正しいのか。
人様の土地に
咲いているものなので
摘んできて試したりは
しませんけどね。( ̄▽ ̄)