昨日、買い物に出た際

中学校の運動場の土手を通ったら

白い花が咲いているのが

目にとまりました。

 

土手の蘩蔞

(2024年2月10日撮影)

 

ハナノナで調べると

「ハコベ」と出ましたが

 

土手の蘩蔞(ハナノナ)

 

これは一発で正解でした。

 

Wikipedia によれば

蘩蔞は一般的に

小蘩蔞[コハコベ]と

緑蘩蔞[ミドリハコベ]を

総称していうそうです。

 

ちなみに

緑蘩蔞の方が在来種で

小蘩蔞はヨーロッパからの

外来種となります。

 

 

金田洋一郎の

『山野草図鑑』によれば

緑蘩蔞の花期は4〜5月で

小蘩蔞の花期は1〜12月

となっております。

 

同書によれば小蘩蔞は

茎が赤紫色を帯びることがある

とのことですので

今回見かけたのは小蘩蔞

ということになりましょうか。

 

土手の蘩蔞(アップ)

 

蘩蔞は「はこべら」とも呼ばれ

春の七草のひとつとして

知られていますが

上掲書によれば

外来の小蘩蔞も

食用になるのだとか。

 

 

ところで

2月の4日、雪が降る前にも

銀行に行った帰り道

電柱の真下に

蘩蔞が咲いているのを

見つけています。

 

電信柱下の蘩蔞

(2024年2月4日撮影)

 

なにやら、こまい花が

咲いている感じだったので

ハナノナで調べてみたのでした。

 

電信柱下の蘩蔞(ハナノナ)

 

まだまだ蕾がいっぱいですし

満開とはいえない感じですね。

 

こちらは

茎が赤紫色ではないので

緑蘩蔞かもしれませんが

花期が違いすぎますから

やはり小蘩蔞でしょうか。

 

電信柱下の蘩蔞(アップ)

 

まあ、電柱の真下

というロケーションからして

食用に供する気には

なれませんけどね。( ̄▽ ̄)

 

 

なお漢字表記には

「繁縷」というのもありますが

当ブログでは自分の趣味から

より難しい方の字を

採用しました。

 

「繁縷」も充分

難しそうに見えますけど

「蘩蔞」の方は

どちらの字も

ふだん目にする機会は

そうそうあるものではないので

衒学趣味をそそられるのですね。