昨日は塾の会議で秋葉原へ。

 

例によって

街路樹スペースで

知らない花を見つけました。

 

霍香薊

 

ハナノナで調べたら

「カッコウアザミ

 別名:アゲラタム」

と出ましたが

 

霍香薊(ハナノナ)

 

今回は一発で正解でした。

 

 

LOVEGREEN によれば

和名の由来は

葉っぱの形が霍香

パチョリとも)に似ていて

薊のような花が咲くから

だそうです。

 

Wikipedia の

パチョリの項目に

上がっている写真では

あまり似ている感じがしません。

 

熊本大学薬学部 薬草園の

植物データベースには

写りのいい写真が載ってますが

そっちもあまり

似ているとは思えません。

 

むしろ

同じシソ科の

仏の座姫踊子草の葉の方が

似ている気がします。

 

ちなみに霍香薊自体は

キク科ですので

お間違えのなきよう。

 

 

とか思っていたら

花々のよもやま話

というブログに

生薬の霍香の原料となるのは

河碧[カワミドリ]だと

書かれてました。

 

さっそく Wikipedia で

河碧を検索してみたんですが

こちらの葉っぱなら

確かに似ているかも。

 

ただ、そちらでは

河碧を原料とする生薬を

霍香と呼ぶのは誤りで

排草香[ハイソウコウ]

というのだと

書かれています。

 

排草香を霍香と

誤まって記憶していた人が

霍香薊と付けちゃったんですかねえ。

 

 

モンソーフルール監修の

『花図鑑』によれば

英名のアゲラタム Ageratum は

「古くならない」

というギリシア語に

由来するそうで

花が色褪せにくいことから

きているそうです。

 

もっとも

上記「花々のよもやま話」には

開花時期が長いことからきている

と説明されてますけれど。

 

 

LOVEGREEN によれば

英名には他に

Floss flower(絹綿状の花)

Pussy foot(忍び足)

Bluemink(青いミンクの毛)

というのがあるのだとか。

 

念のため書いておくと

pussy は「猫(にゃんこ)」

という意味です。

 

Pussy foot は

猫の足のような形を

しているから

ではなく

自己主張せずに

ひっそりと咲いている

その姿に由来するそうです。

 

霍香薊(アップ)

 

ところで

上記「花々のよもやま話」には

アニメ『花の子ルンルン』第35話に

霍香薊が出てくるという逸話が

紹介されています。

 

これは知らなかった

というより

『花の子ルンルン』という

アニメを知る人自体

今となっては

少ない気がしますけど。

 

自分も

タイトルと主題歌しか

知りません。

 

さすが秋葉原に

咲いているだけのことはある

という感じ。( ̄▽ ̄)