本日、日常の買い物のため
銀行にお金をおろしに行くついでに
先日てんとう虫を見つけた
街路樹のそばを通ったところ
樹名が判明しましたので
御報告しておきます。
といっても
葉の形状や樹皮から
判断したというわけではなく
樹名が書いてあったという。( ̄▽ ̄)
漢字表記は「百合の木」で
「の」を省いて
「百合木」という表記も
OKのようです。
パソコンの
予測機能による語彙候補に
「百合樹」
というのもありましたので
そちらを記事タイトルに採用。
生協のカタログに
載っているのを見て購入した
亀田龍吉[りゅうきち]写真・文
『葉と実でわかる
街路樹の呼び名事典』には
(世界文化社、2014.3.20/2014.5.25 第2刷)
学名の Liriodendron tulipifera を訳して
「百合の木」となったと
書いてあります。
Wikipedia によれば
属名の Liriodendron が
leirion(百合)+ dendron(樹)
と掛け合わせた造語だそうで
正確には属名の直訳なわけですね。
種小名の tulipifera は
「チューリップのような花をつける」
という意味だそうです。
そんな花が咲くのか
とびっくりしましたが
高く茂った葉の間に咲くので
花期(5~6月頃)になっても
確認は難しそうですね。
でもまあ
忘れないでおきましょう。
別名は半纏木[ハンテンボク]で
葉っぱの形が半纏に似ているから。
花の形からの連想で
蓮華木[レンゲボク]
チューリップツリー
とも呼ばれるのだとか。
『街路樹の呼び名事典』では
銀杏[イチョウ]と並ぶ
日本の街路樹の代表種
と書かれており
お見それしましたという感じ。
以前、古本で購入した
どこかに紛れ込んで出てこないので
(先日の地震のせいか、と)
山と渓谷社の『樹木』を
確認してみたんですけど
載っておらず。
というのも
明治の頃に日本に入ってきた
北米原産の外来種だからでしょう。
ちなみに
Wikipedia の項目を読み進めると
百合樹が登場する作品として
エドガー・アラン・ポオの
「黄金虫」があがってました。
これにはびっくり。
自分、
ミステリ・ファンの
端くれなもんですから
これからは通りかかるたびに
この樹を見る目が変わりそうです。