COMPTONS MOST WANTED/Straight Checkn 'Em (1991)
ウエストコーストを代表するベテランMCのMC EIHT率いるCOMPTON’S MOST WANTEDが91年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、DJ SLIPとUNKNOWN、ターンテーブルは、DJ MIKE TとDJ SLIP。1stも最高だけど、それに勝るとも劣らない傑作ですねこれは。西の底力を感じたな。
1. Intro
QUINCY JONES/Slum Creeper等を使ったサスペンス映画の予告のようなイントロ。
2. They Still Gafflin'
GEORGE McCRAE/I Get Lifted、FUNKADELIC/Good Ole Music、ISAAC HAYES/Do Your Thing使いの渋いファンキー・チューン。
3. Growin' Up in the Hood
ブラック・ムービー『Boyz N The Hood』のサントラにも収録された東にも負けないくらい良質でドープなクラシック!この曲のクオリティの高さで西を見直したリスナーも多かったはず。サンプリング・ネタは、FUNK INC./Kool is Back、CURTIS MAYFIELD/Kung Fu、JOE SIMON/Cleopatra Jones等。
4. Wanted
JAMES BROWN/Funky Drummer、BARRY WHITE/I'm Gonna Love You Just a Little More Baby、FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deep、ISAAC HAYES/Buns O Plenty、THE J.B.’S/Blow Your Headネタの激渋な一発。
5. Straight Checkn 'Em
THE FIVE STAIRSTEPS/Don't Change Your Love使いのBPM早めの勢いのあるナンバー。シングルにもなったね。リミックスもできれば収録してほしかったところ。
6. I Don't Dance
ZAPP/ I Can Make You Dance、SLY & THE FAMILY STONE/Sing a Simple Song、GEORGE CLINTON/Atomic Dog、PARLIAMENT/Aqua Boogie (A Psychoalphadiscobetabioaquadoloop)ネタのドープ・ファンク!VANILLA ICEなんてのも飛び出すところもニクイね。
7. Raised in Compton
YOUNG-HOLT UNLIMITED/People Make the World Go Round使いのセンス溢れるファンキー・チューン!MC EIHTのラップもいつにもましてサグ感溢れて最高だし、BIZ MARKIEの声ネタも最高だね。
8. Driveby Miss Daisy
LOU DONALDSON/Pot Bellyネタのおどろおどろしいトラックに生ピアノ、銃声、映画『SCARFACE』からアル・パチーノの怒声、女性の泣き声等を合わせたクラシック!この激しさ、ドープさは彼らにしかできないよね。
9. Def Wish
THE BLACKBYRDS/Wilford's Gone使いのうら寂しいナンバー。このネタ使うところにセンスを感じるね。MC EIHTのラップにとても相性がイイね。
10. Compton's Lynchin'
JOHNNY “GUITAR” WATSON/Superman Loverネタのファンキー・チューン。
11. Mike T's Funky Scratch
DJ MIKE Tのコスりを堪能できるナンバー。
12. Can I Kill It?
TEDDY PENDERGRASS/Love T.K.O.、THE ISLEY BROTHERS/Footsteps in the Dark、SHALAMAR/This Is for the Lover in You、LITTLE FEAT/Fool Yourself使いの哀愁溢れるクラシック!
13. Gangsta Shot Out
CHICAGO GANGSTERS/Gangster Boogieネタのトラック上でシャウト・アウトするアウトロ的ナンバー。
全体的にネタ使いが光るアルバム。もちろんMC EIHTのラップも最高の一言。ヒップホップ好きなら聴いておくべきアルバムの一つ。(2015/10/04)
NENA/99 Luftballons (1984)
「ロックバルーンは99」でお馴染みのNENAがヨーロッパでリリースした1stと2ndからセレクトされたアメリカ編集盤(みたい)。正直、「ロックバルーンは99」しか知らなかったけど、なかなかポップでイイね。序盤とブレイク部分がUKニューウェイブっぽくてファンキーだけど、本編はもろロックンロールに転調する前述のメガヒット曲1. 99 Red Balloons、郷愁感のあるロック3. Hangin' On You、イントロがなかなかのブレイクビーツの深みのあるフュージョンチックな5. Let Me Be Your Pirate、少しアフロの香りもするエレポップ7. Das Land Der Elefanten、STINGっぽい寂しげな雰囲気の10. Uner Kannt Durch's Marchenland、「ロックバルーンは99」のドイツ語バージョン11. 99 Luftballonsがお気に入り。(2015/09/21)
CLIFTON DYSON/Slow Your Body Down (1981)
甘茶ソウル百科事典にも掲載されていたワシントンD.C.のシンガーCLIFTON DYSONが81年にリリースしたソロ・アルバムにボーナスを収録した再発CD。アレンジにAL JOHNSONも参加。甘茶ばかりかと思っていたけど、タイトル曲の1.はPRELUDEを思い起こさせるNYマナーのナイス・ディスコ!甘く切ないトラック上で女性シンガーとデュエットした2. Hypnotize、明るく軽快なディスコ3. I'm Giving Up、しっとりとしたスロウ4. So Lonely、79年のシングルでGAP BANDっぽさも感じるファンク6. She's a Playgirl、2.と同トラックだが、女性Vo.がCI CIなるシンガーに代わったCI CI名義の8. (You Got Me) Hypnotized、CLIFTON DYSON & RICK WEBB名義の88年のシングルでアーバンなファンク9. I Can't Let You Go、HOT & HEAVY名義でビートが効いた熱いスロウ10. Our Secret Hideawayと聴き応えたっぷり。甘茶だけでなくダンサー、ファンクとバラエティに富んでいるところもポイント高いですね。(2015/09/20)
GRAND FUNK/Same (1970)
アメリカを代表するハードロック・バンドGRAND FUNK RAILROADが70年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、TERRY KNIGHT。最高にパワフルなロックを聴かせてくれるね~。イントロから圧力たっぷりな豪快ロック1. Got This Thing On The Move、カッコ良いロックを聴かせる2. Please Don't Worry、歪んだギターとヘビーなドラムがヤバすぎる4. Mr. Limousine Driver、ブルージーな雰囲気の6. Winter And My Soul、地鳴りがするようなヘビーロックを聴かせる7. Paranoid、THE ANIMALSのハードなカバー8. Inside Looking Out、ボーナスで収録されたアルバム『Closer To Home』の名曲のデモ・バージョン9. Nothing Is The Same、4.のロング・バージョン10. Mr. Limousine Driverと好曲たっぷり。最高にご機嫌なアルバムだね。(2015/09/13)
DAVY DMX/One For The Treble (Fresh) (1984)
「Action」のクラシックを持つORANGE KRUSHのメンバーでもあったDAVY DMX(後にDAVY D)が84年にリリースしたシングル。プロデュースは、DAVY DMX自身。打ち込みトラックに女性の掛け声、そしてDAVY DMXのスクラッチをのせたDJミックス・クラシック!擦りネタは、THE SOUL SEARCHERS/Ashley's Roachclip、BESIDE/Change the Beat (Female Version)、BOB JAMES/Take Me to the Mardi Gras、GAP BAND/Burn Rubber on Me、RUN-DMC/Sucker M.C.'s (Krush Groove 1)。(2015/09/08)
WINDJAMMER/II (1984)
ニューオーリンズ出身のファンク・バンド"WINDJAMMER"が84年にリリースした2ndアルバム。AORファンに人気というのも頷けるね。1st同様、軽めだけどその爽やかさには惹かれるね。ブリージン・メロウ・グルーヴの2. Tossing And Turning、CON FUNK SHUNっぽい軽快かつ爽快なディスコ・グルーヴ4. Am I Right、疾走感溢れる5. Call Me Up、胸キュン・スロウ8. Stay, Part II、切ないスロウ9. I'll Always Love You、エレクトロ・ダンサーの10. Dive Inside My Loveがお気に入り。(2015/09/07)
KIRK/Makin' Moves (1994)
NYのソロマイカーKIRKが94年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MARK SPARKS、IQUAN THE DREDED WONDER、GOD LAQUAN、WILL NICE。詳細不明なMCだけど、シングルカットされた「Uptown Style」が人気ですね。悪くはないけど、ドラムパターンがイマイチな曲が多いかな。LAFAYETTE AFRO ROCK BAND/Hihache使いのファンキーな2. Stay Fresh、ファットなドラムにホーンのサンプリングがナイスな4. Crazy Wild、ファンキーなネタ使いがイカす5. Down Low、夜の雰囲気を醸し出す6. The Ghost、SKULL SNAPS/It's a New Day使いのジャジーな9. Catch The Beat、DeBAREGE/I Like ItネタのトラックにSKIをフィーチャーした人気曲10. Uptown Style、ホーンのネタ使いが秀逸な11. Tic Toc、JOHNNY GUITAR WATSON/Superman Loverネタの14. Down Low (Remix)がGOOD。(2015/09/06)
HERBIE HANCOCK/Fat Albert Rotunda (1969)
HERBIE HANCOCKが69年にリリースしたアルバム。BLUE NOTEを離れてWANERでリリースしたアルバムとのこと。(良く分かりませんが…) サンプル・ネタとしても有名なグルーヴィーなジャズ・ファンク1. Wiggle Waggleを筆頭に活き活きとしたジャズ・ファンク2. Fat Mama、イージーリスニングっぽいライト感覚の3. Tell Me A Bedtime Story、激渋いゲットーの雰囲気ムンムンのファンク4. Oh! Oh! Here He Comes、ファンキーなホーンセクションにご機嫌なリズムのファンク6. Fat Albert Rotunda、鬼カッコよくてスリリングなファンク7. Lil' Brotherと好曲満載。ジャズ・ファンク好きなら基本中の基本でしょう。(2015/09/05)





