OLD 2 DA NEW SCHOOL -54ページ目

A・G・2・A・KE/Mil-Ticket (1998)

メインホームページの旧レビューを再アップ

(全面改訂)

 

 

G-MONEとMAC FEEからなるミルウォーキーのデュオA・G・2・A・KEが98年にRAP-A-LOT RECORDSからリリースした2nd アルバム。これ実は2ndだったんですね。長い間デビュー・アルバムだと思ってました。ダーク系から哀愁、メロウ系までバラエティに富んだトラックはもちろんだが、力強いラップもかなり聴かせてくれる充実作 ! SCARFACEが惚れ込んだだけありますね~。プロ デュースは、A・G・2・A・KE自身に88KEYZ、SCARFACE、MIKE DEAN。ゲットーの混沌とした感じのダーク系1. Mil Ticket、SCARFACEとLO-LIFEがゲ スト参加した寂しげな3. Mo Power、あの世を彷徨うような浮遊感溢れる4. Playa Dead、KENYA GRUV/Top Of The WorldネタのR&Bメロウ5. Big Balla Society、ズシっと重たいドラムにもの哀しいメロディの7. Can't Nobody Change This、おそらくネタ使いと思われる郷愁トラックに女性ボーカルが絡む8. C-Lo、Gの哀愁を感じる9. Flexious、郷愁トラックにK.B.とMAN CHILDをフィーチャーした10. Tomorrow Ain't Promised、近未来的な雰囲気のファンク11. Mil And Back、タイトなビートにピーヒャラ・シンセのダークな14. G Bout Money、ブリブリ・シンセ、スペーシーなキーボードが効いた郷愁トラックにYUKMOUTHが参加した17. R U High Yet?、寂しげな18. Believe Me Fameと好曲多し。G好きなら、ぜひとも聴いてほしいアルバムの一つ。

全面改訂(2019/08/11)

RUFFA/A diamond in the rough (1996)

メインホームページの旧レビューを再アップ

 
 
EAST COASTをベースに活動するラガMC"RUFFA"が96年にリリースしたアルバム。ゲストにはKOOL G.RAPやSHYHEIM等。楽器もこなすマルチな才能の持ち主であるRUFFAですが、このアルバムはまるでR&Bアルバムと思わせるほど哀愁・メロウな曲中心でEASTフリークよりはむしろG-RAPフリークにこそ聴かれるべきかなと思います。お気に入りはGUY/Piece of my loveネタのメロウ・トラックにTASHA嬢の歌を絡めたA2. Don't you worry、R&Bテイストのメロウ・チューンA4. I know a place、男性コーラス絡みの哀愁ミディアムA5. All right now、GAP BAND/Yearning for your loveのコーラスもナイスなメロウ・チューンB2. Keep running、小気味良いビートのメロウ・グルーヴB4. Beat it down、哀愁漂うB6. 20 daysとB7. Wickedest weedです。ゲスト参加のハードコアな曲は不発でした。ラガ・ラップに抵抗がない方で哀愁・メロウが好物であればぜひ聴いてみて下さい!(2005/01/08)

SOMETHING SPECIAL/Same (1990)

メインホームページの旧レビューを再アップ

 

 
男性ボーカル・トリオSOMETHING SPECIALが90年にリリースしたアルバム。プロデュースはフィラデルフィアのMFSBのギタリストBOBBY ELIで、レコーディングもフィリーの名門SIGMAスタジオで行われています。3. Memories of youは哀愁溢れるミディアム・メロウで泣けます… 他にはP-FUNKのBERNIE WORRELLLが参加したアップテンポのファンキー・ナンバーの9. I wonder who she's lovin'が80'S FUNK風でGOOD。まあ、他は今聴くと古臭くてだめですけど... (?/?/?)

NEWKIRK/Funk city (1989)

メインホームページの旧レビューを再アップ。
 
 
3RD BASS/Gas Faceにも参加していた男性シンガーNEWKIRKが89年にリリースした唯一のアルバム。R&BガイドブックJUICY掲載。1曲だけSTETSASONICのPRINCE PAULがプロデュースしていますが、後はセルフプロデュース。全体的にニュージャックスイング系のダンスチューン中心で全く好みじゃないですが、オススメなのは甘茶スロウでファルセットボイスがねっとりと絡むHopeless romanticとPRINCE PAUL製作のHiphopトラックにナスティなラップがのっかるNasty fat nastyの2曲。(?/?/?)

SILVETTI/Spring Rain (1977)

新レビュー
 
 

アルゼンチン出身のピアニストSILVETTIが77年にSALSOUL RECORDSからリリースしたアルバム。電気グルーヴのshangri-laの元ネタでお馴染みの人気曲Spring Rainで有名ですね。ディスコ色強いイージーリスニング的なインスト・アルバムで、特にイントロのピアノからハッピーな気分にさせる焚いとる曲1.、ファンク感を出したディスコ・ナンバー2. Primitive Man、フリーソウル的なグルーヴィー・ナンバー3. Smile At Down、雨上がりの散歩のような気分の4. Two Cups Of Coffee、郷愁感溢れてグルーヴィーな8. Contigoがお気に入りり。(2019/08/07)

THE MIGHTY TOM CATS/Soul Makossa (1972)

新レビュー
 
 

NYはハーレムのレコード店にして、黎明期のヒップホップ界の重要なレーベルでもあったPAUL WINLEY RECORDSから74年にリリースされた、謎多きバンドTHE MIGHTY TOM CATSのアルバム。目玉は、もちろんMANU DIBANGOの72年の世界的ヒット曲のカバーA1. Soul Makossaだが、一説にはMANU DIBANGOの曲をエディットしているだけだとか。まあ、なんともアコギな話だけど、このレーベルなら普通にやりそうですね(笑)

このレコードは、88年に購入した、いとうせいこう監修の『ULTIMATE DJ HANDBOOK』(↓の写真参照)に掲載されていて、ずーっと気になっていたんだけど、聴いてみると、Soul Makossaだけ聴けて、ガクッときた覚えがありますね。今ではCDでも再発されているから、気になる人は聴いてみては。(2019/08/07)
 
 

KUT KLOSE/Surrender (1995)

メインホームページの旧レビューを再アップ

 

 

KEITH SWEATが設立したKEIA RECORDSからの第1弾アーティストである女性3人組コーラスグループKUT KLOSEのデビュー・アルバム。プロデュースはKEITHやENTOUCHのERIC McCAINE等。大ヒットしたフロア向けの5. Loveky thangはもちろん、渋いベースが印象に残る1. Lay my body down、粘着FUNKな10. Sexual baby、美しいスロウの3. Get up on itと6. Surrender、ヘビービートに美メロ&KEITHとの絡みがGOODな11. Like you've never been doneが気に入りました。オススメできるアルバムです。(?/?/?)

ROGER/Unlimited! (1987)

メインホームページの旧レビューを再アップ

 

 

トークボックス・マスターとして多くのファンから愛されている故ROGERが87年にリリースしたアルバム。詳しい解説は様々な方がやっているのここでは割愛させてもらいます。このアルバムはやはり多くのラッパーがサンプルしている名曲I want to be your manに尽きますね。名曲はいつ聴いても色褪せないものです。未聴の方はこの曲のためだけにでも購入して聴くべし。死してなお影響力を増す偉大なアーティストROGERに改めてRESPECTそしてREST IN PEACE… (2004/05/15)

III FRUM THA SOUL/Same (1999)

新レビュー

 

 

93年のデビュー・アルバム『What Cha Missin'』でR&Bマニアを唸らせたオハイオ州シンシナティ出身のボーカル・トリオIII FRUM THA SOULが99年にリリースした2ndアルバム。ソウル魂を感じさせる快作ですね、これは。GERALD LEVERT制作のシンプルだが郷愁感を感じる1. You Played Meから引き込まれます。重たいビートのミディアム2. Black Superman、KEITH SWEATが手掛けた軽めのファンク3. Come On、しっとりと大人のスロウ4. Damn、大人の男の優しさを感じるスロウ5. Treat You Right、熱い歌が素晴らしいスロウ・バラード6. Take It Slow、GERALD LEVERTプロデュースの小気味よいドラムに心地よいエレピが最高なミディアム7. My Body、LOVE UNLIMITED ORCHESTRA/Midnight And Youネタの甘美でグルーヴィーなトラックにソウルフルなボーカルが絶妙な8. Fever、美しくも切ないスロウ9. Diamond In The Sky、 夜が似合うしっとりとしたスロウ10. That Ai'nt No Way To Treat A Lady、GERALD LEVERT制作の切ないスロウ11. Denying My Love、これもGERALD LEVERTによる染み渡るバラード12. Break Me Off A Piece、最後は心和ませるスロウ13. This Ringと全曲聴かせます。ほとんどスロウだけだが、ここまで聴かせるのは歌とコーラスが素晴らしいから。R&Bファン、ソウル・ファンにはぜひ聴いて欲しいですね。(2019/08/03)

DJ POLO/Polo's playhouse (1998)

メインホームページの旧レビューを再アップ

 

 

今まで買ってきたCDの中で5本の指に入るダメジャケが魅力的なDJ POLOの98年の初リーダーアルバム。かつてはKOOL G. RAPと組んでNYを代表するコンビとして有名でしたが、その後の失速ぶりは見ていて痛々しいかぎりでした。しかし、98年に突如BASS系の曲で復活。そしてこのアルバムに至る訳です。だが肝心の内容の方は、過去のヒット曲Road to the richesやTalk like sexの焼き直しトラックとフロア向けの13. Runaway loveが聴けただけという散々なもの。この程度では多分二度と表舞台に浮上する事は無いでしょう... (2003/05/18)