SHAZZY/Attitude:A Hip-Hop Rapsody(1990)


90年にリリースされた女性MC"SHAZZY"の唯一のアルバム。プロデュースはあのSTIMULATED DUMMIE PRODUCTIONS(SD50)。90年にひっそりとリリースされ、全く話題にもならなかったんですが、SD50の巧みなネタ使いのトラックに芯の強さを感じるSHAZZYのラップが絡む好盤なんです!ほとんど全曲聴けますが、特に疾走感溢れるファンキー・チューン3.I'll Talk、アップテンポのファンキー・ナンバー6.Here Endz The Conquest、腰にグっとくるビートにMETERS/Handclapping Songをあわせた12.Playhouse、ナイス・ビートに14.Believe It's Soがお気に入りです。ミドル好きなら要チェックです!(CDはLPより2曲多いです。)(07/03/10)
SWING OUT SISTER/The Best Of(1996)


UKの人気デュオSWING OUT SISTER(SOS)の1st~4thアルバムからセレクトされた国内ベスト盤。R&B、ジャズ、ボサノヴァ等を巧みにブレンドしたサウンドが人気のデュオですね。SOSといえば、なんといっても1.Breakoutに尽きますね~。86年に大ヒットしたこの曲、当時よく聴いていました。ハッピーな気分になれる名曲!SOSがただのミーハーPOPSデュオじゃないところはカバーの選曲にもでていて、BARBARA ACKLINの瑞々しい名曲Am I The Same GirlやDELFONICSの名甘茶曲La La(Means I Love You)も素晴らしいでき。4thアルバムからのホーンもナイスなセンス溢れる8.Ordinary People、1stからのメロウな10.Surrender、FOSTER&McELROYのプロデュースによるハートウォーミングな11.Heaven Only Knows、4thからのナイス・ビートのファンキー・ナンバー12.Better Make It Better等々。比較的ノリがいいものをセレクトしているので、聴きやすいベスト盤だと思います。POPSだからといって避けてほしくないアーティストの一つ。(素晴らしい曲は案外近くに(安くで)あるものですよ・・・) (07/03/06)
GRANDMASTER FLASH&THE FURIOUS FIVE/The Message


HIPHOP DJのレジェンドGRANDMASTER FLASHとGRANDMASTER MELLE MELを含む最強MC集団THE FURIOUS FIVEが82年にSUGAR HILL RECORDSからリリースしたアルバム。これはUK編集盤でボーナスで8.The Adventures Of Grandmaster Flash On The Wheels Of Steel収録!今までのパーティ向けのリリックから一変してストリートの現実を鋭く抉った大クラシック7.The MessageとBLONDIE/Rapture、CHIC/Good Times、SUGARHILL GANG/8Th Wonder等を矢継ぎ早にミックスした問題作8.The Adventures Of Grandmaster Flash On The Wheels Of Steelの2曲が最強!これを聴かずしてHIPHOPなんて語れないですよ・・・ もちろんTOM TOM CLUB/Genius of loveネタの2.It's Nasty、エレクトロ・ファンクの3.Scorpioも最高!RUFUS/Sweet Thingを思い出させるメロウな5.Dreamin'とピアノだけのバックで歌う6.You Areなんて歌物も入れているあたりは時代を感じさせますが。とにかく、HIPHOP好きを自認しているなら聴かずには死ねない名盤中の名盤!(07/03/03)
Z-RO/I'm Still Livin(2006)


Z-ROが06年にリリースしたアルバム。SPANDAU BALLET/Trueをベタ使いした2.Continue 2 Rollが話題となったアルバムですね。(個人的にTrueが好きではないので、この曲はどうでもよいですが) 前作、前々作に比べると地味さは否めませんが、そこはZ-RO、ラップ力でグイグイ惹きつけてくれます。ベスト・トラックは、MIKE DEANが手掛けたメロウ・グルーヴ13.Homie, Lover, Friendで、他にはナイス・ビートのダーク系7.Keep On、寂しげなオルガンとキーボードが耳を惹くトラックにLIL KEKEをフィーチャーした9.Let The Truth Be Told、BIG TYMEプロデュースの南部風情溢れる哀愁曲11.No More Pain、DANI KARTEL制作のサザン・メロウ14.Love Ain't Liveがお気に入りです。PAT BENATAR/Love Is A Battlefieldなんて意外なネタ使いの曲もあります。Z-ROフリーク、H-TOWNフリークなら聴いとくべきアルバムでしょう。(07/03/03)
MIKE JONES/Who Is Mike Jones?(2005)
一躍人気者になったMIKE JONESが05年にリリースしたアルバム。GLENN JONES/We've Only Just Begun使いの80'sメロウ3.Flossin'、STYLISTICSの名曲You Are Everythingネタの6.Scandalous Hoes、郷愁感溢れるメロウ・チューン10.Five Years From Nowの3曲が最強!これ以外だと哀愁系の14.Type Of N**ga U NeedとAL HUDSON&THE PARTNERS/Keep Dancing早回しのメロウ・ナンバー15.Grandmaが気に入りました。(この5曲以外は正直聴けませんでしたが・・・) メロウ好きなら聴いておくべきでしょう。(07/03/03)
THE EBONYS/Same(1973)


男性3名、女性1名からなるフィリーの名コーラス・グループTHE EBONYSが73年にリリースしたアルバム。プロデュースは、フィリーといえばもちろんGAMBLE&HUFF。専門誌や評論家の間ではかなり絶賛されているアルバムですね。スロウの2.It's Foreverが人気ですが、個人的にはよりスウィートな9.You're The Reason Whyが好みです。正直、思っていたよりはイマイチかな。確かに歌とコーラスは完璧なんですが、トラックが洗練されすぎというか、自分好みのスウィート・ソウルとかけ離れているというか・・・ それでもSOULフリークなら一度は聴くべきアルバムだと思います。(07/03/03)
THE PUPPIES/Recognize(1996)
マイアミのお子様ラッパーBIG BOYとTAMARA DEEのデュオTHE PUPPIESが96年にPANDISC RECORDSからリリースした2ndアルバム。プロデューサーCALVIN MILLS IIとCARTON MILLS。基本はイケイケBASSなんで、BASSフリーク以外には流石に厳しいですが、ISLEY BROTHERS/Make me say it again girlネタのメロウ・トラックにALICIA MAYERS/Heavenly Fatherの歌をあわせた4.Heavenly Fatherとネタ使い(GREGORY ABOTT/Shake You Downかな?)のハートウォーミングな13.Satisfactionの2曲はバッチリ!こういうBASS物は大抵捨て値で売られているので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。(07/03/03)