HAWK/Under H.A.W.K.'Z Wingz(2000)
故FAT PATの実兄で、自らも昨年に射殺されたHAWKが2000年にリリースしたデビュー・アルバム。LIL KEKE、BIG POKEY、MIKE D、MR.3-2、E.S.G.、LIL O、LIL FLIP、BIG MOE等がバックアップ。H-TOWNクラシックの誉れ高いアルバムですね。今更詳しく書くまでもないですが、SOLOプロデュースでEVELYN"CHAMPAGNE"KING/Love Comes Down使いの80'sメロウ2.Hater Luv It (When Your Down)、ドープな3.World Come 2 an End、ZAPP/I Can Make You Danceネタの8.I Can Make You Dance、これもSOLOによる郷愁感溢れる9.Heart of a Hustler、80'sネタと思われるメロウ・グルーヴ10.Million Dollar Block、綺麗なメロディのメロウ・チューン12.Cheddar、S.O.S.BAND/No ones gonna love you使いの14.Somebody Say "Oh Yea"、RONNIE SPENCERの歌も心に染み渡るメロウ・ナンバー15.Under H.A.W.K.'Z Wingz等聴き応え十分。ラップの実力も流石で、ほんと惜しいMCを失いましたね・・・(R.I.P. HAWK) 万人にオススメできるアルバムです。(07/05/02)
BREED NATION/Face The Nation(2005)
カリフォルニアのBREED NATIONが05年にリリースしたアルバム。てっきりMC BREED関連のグループかと思っていましたが、全くの別人でした。ゲストにMESSY MARVやKEAK DA SNEAK等も参加しているので、地元ではそれなりに名の通っているんでしょう。B級感丸出しの内容ですが、なかなか気に入っていて、特にTOM TOM CLUB/Genius of loveをヒネリなくストレートに使ったフロア・チューン2.Whacha Gonna Do?、かなり聴き覚えあるメロディ(ネタかも?)のメロウ・チューン6.Ain't No Gangsta、下手な男性コーラスは余計だがハートウォーミングな9.Mother's Day、ソウルフルなピアノが効いた郷愁溢れる11.Time After Time、80's FUNK(ONE WAY?)ネタと思われる14.Shininがお気に入りです。US AMAZONでは捨て値で売られているので、興味のある方は聴いてみて下さい。(07/05/02)
GENE RICE/Same(1992)
GENE RICEが92年にリリースした2ndアルバム。プロデューサーはSTAN SHEPPARD、JIMMY VARNER、CHUCKII BOOKER、LEVERT、MARC GORDON等とR&B好きなら食指が動く面子。LEVERTプロデュースのファンキー・チューン2.Let Me Show You、同じくLEVERTとMARC GORDON制作のフロア・ナンバー4.Who's Pleasin' You、しっとりとしたスロウ6.Let Me Do You Rightがお気に入りです。BARRY WHITEのカバーの5.なんかは野太い声にマッチした好選曲なんですが、如何せんドラムの音が硬すぎて今聴くにはちょっと厳しいかも。それでもR&B好きなら聴く価値のあるアルバムでしょう。(07/05/02)
THE CREEPER/Same(1994)


サンフランシスコのBUTT NAKED RECORDSからリリースされたTHE CREEPERのアルバム。プロデュースは、BILL SHANNONとJERRY JACK。なんといってもメロウなスロウ9.Be Trueで一躍有名になりましたね~。E.S.G./I know I should changeやMESSY MARV/Bと同じトラックなんですが、未だにネタ元が判明しません・・・(R&Bコレクター数名に聞いても分からなかったです) Be True以外にもBARRY WHITEネタのメロウな3.Creepin、80'sネタ使いのメロウ・グルーヴ4.The Meller Bitch、OHIO PLAYERS/Pride And Vanityネタの5.Underground Mackin、JOHNNY TAYLOR/Disco lady使いのほのぼのとした14.Creepin Wit Da Creeper等が聴きどころ。決してBe Trueだけのグループではないことは聴けば分かるはず。古き良きWESTを感じることができるアルバムといえるでしょう。(07/04/28)
TINA MOORE/Same(1995)


95年にリリースされたTINA MOOREのアルバム。フロア向けのアップに好曲が多く、特にKA*V*R/Never Let You Goでも使われたシカゴのM.DOC&JERE Mc(INDASOUL)プロデュースのメロウ・グルーヴ1.Never Gonna Let You Goが秀逸!同じくINDASOUL制作の6.Nobody Betterも似た感じの曲でGOOD。逆にMICHAEL J. POWELLが手掛けたスロウ~ミディアムでは、美メロ・ミディアム8.Color Me Blueは素晴らしかったが、残りはほとんどポップスって感じの駄曲でガッカリ。中古屋の常連アルバムだと思うので、安ければぜひチェックして下さい。(07/04/28)
A.M.W./The Real Mobb(1995)


A.M.W.が95年にD-SHOTのSHOT RECORDSからリリースしたアルバム。メンバーは、CHUCKSTAとLIL BIG(THE BOSS MAN)はそのままですが、MELLOW-Dが抜けてCHEECHが参加しています。Gフリークにかなり人気があるアルバムで、ほとんど全曲イケます!いきなりWILLIAM DeVAUGHN/Be thankful for what you've gotのカバーの歌物1.Oakland Niggaz Rideから惹き付けられ、郷愁感溢れるピアノがイイ感じの2.Strictly From The Streets、男性Vo.によるアカペラのイントロから惚れ惚れする4.Heart Of The City、ピーヒャラシンセが効いた夕暮れ系5.Gripping The Glock、ネタ使いのブリブリ・ファンク7.No Money No Bitches、90年の『Criminals』収録のAddicted To The Dope Gameのリメイク8.Dope Game II、ブリブリ・シンセとピーヒャラシンセが耳を惹く哀愁系9.Mobb Life、寂しげな12.Footsteps等好曲揃い。Gフリークにはかなりオススメできる傑作です!(07/04/25)
A.M.W./Criminals(1990)


THE BOSS MAN、CHUCKSTA、MELLOW-DからなるオークランドのトリオA.M.W.(AMERICA'S MOST WANTED)が90年にTRIAD RECORDSからリリースしたアルバム。95年の『The Real Mobb』がGフリークには人気が高いグループですね。リアルタイムで聴いた自分にとっては、このアルバムが最初で、『The Real Mobb』が5年ぶりにリリースされた時には、まだいたんだ~って驚いた記憶があります。年代的にオールドスクール全快で、今のリスナーに受け入れられるかは微妙ですが、GRANDMASTER FLASHの名曲The MessageネタのA1.Criminals、GEORGE CLINTON/Atomic dogとKOOL&THE GANG/Jungle BoogieをあわせたA2.Addicted To The Dope Game、ネタ使いのノリノリ・ファンキー・チューンB4.Can You Step To Thisあたりは聴けるのでは。いずれにせよ万人向けではなく熱心なWESTマニア向けかもしれません。(07/04/25)
AGERMAN/The Truth(2003)
3×KRAZYのメンバーで、敬虔なクリスチャンのAGERMANが03年にリリースしたアルバム。KEAKとB.A.が関わっていないのは寂しいところですが、メロウに聴きどころ多く、特にコーラス入りのメロウ・グルーヴ1.Truth、MTUME/Juicy Fruitっぽい曲調のメロウ・トラックにPATRICIA嬢のコーラスが絡む10.Never Let You Go、爽快メロウ・グルーヴの11.It's Your Loveは最高!良く夏に聴いていましたね~。他にはブヨブヨ・シンセの6.Hold My Handとファンク・ナンバーの13.Great Is the Lordが良かったです。メロウ好きならチェックする価値はあると思います。(07/04/01)
B.G.EVIL/One Flew over the Cuckooz Nezt(2002)
北カリフォルニアのKILLA VALLEY ENT.から02年にリリースされたB.G.EVILのアルバム。このレーベル特有のチープ感溢れるトラックのオンパレードで、かなり聴き手を限定させる内容です。(このチープ感が病みつきになりましたが・・・) しかしながら、<13.Ride 2 Niteは、ファンク・ビートに郷愁感溢れるメロディ、そして男性コーラスも挿入されていてメロウ・フリークも十分満足するできなのでは。これ以外にももの哀しい4.415 2 da 209と6.Anything Goez、G臭強いダーク・ファンク10.N-Terlude/Dancin' Wit da Devil、タイトなビートにもの哀しげなメロディの14.Why Me?あたりが気に入りました。興味のある方は13.Ride 2 Niteだけでも聴いてみては。(07/04/01)