UGK/Underground Kingz(2007)
UGK待望の最新作(2枚組み)!いやー、これだけ期待していたアーティスト今までいたかなってくらい期待していたんですが、期待に違わぬ傑作!ゲストも豪華ですが、決してUGKの存在感が薄まることがないのは流石。DISC 1では泥臭い哀愁曲1.Swishas And Doshaから惹き付けられ、SCARFACEがプロデュースしたTOO SHORTのクラシックLife Is Too Shortのリメイクで、そのTOO SHORTも参加した4.Life Is 2009、お得意のローテンポで哀愁溢れるピアノが耳を惹く7.Gravy、LATIMORE/Let's Straighten It Outネタの郷愁メロウ・トラックにWILLIE DとGAP BANDのVo.CHARLIE WILSONをフィーチャーした11.Quit Hatin' The South、サウス・テイストのまろやかメロウ12.Heaven、RARE EARTH/I Just Want to Celebrate使いのNWAの名曲Real Niggas Don't DieのリメイクにZ-ROが参加した13.Trill Niggas Don't Dieあたりがお気に入りです。DISC 2ではONE WAY/Something In The Past使いの哀愁トラックにCHARLIE WILSONの歌もバッチリはまった1.How Long Can It Last、ローテンポの寂しげなトラックにRICK ROSSをフィーチャーした4.Cocaine、E.W.&F/You Can't Hide Loveネタのメロウ・トラックにTALIB KWELIとRAHEEM DeVAUGHMの歌をフィーチャーした7.Real Women、SCARFACEが手掛けたLONNIE LISTON SMITH/Bridge Thru Time使いのスペーシーな7.Candy、昔では考えられない組み合わせで、NYのレジェンドMARLEY MARLが制作し、これまたレジェンドBIG DADDY KANEとKOOL G RAPが参加したファンキー・チューン11.Next Up、AL GREEN/Free At Lastネタの胸に染み渡る哀愁スロウ12.Living This LifeがGOOD。個人的にはLIL JONのロックっぽいトラックとSWIZZ BEATZのハイパーなトラックは雰囲気に合わないんで余計だったかなと。いずれにせよこれ聴かないで何を聴く!?って感じの傑作です。Gラップ好きを自認している方なら聴いて当たり前!(07/09/07)
PASTOR TROY/By Choice Or By Force(2006)
新作『Tool Muziq』も好調なアトランタのPASTOR TROYが06年にリリースしたアルバム。プロデュースはDJ SQUEEKY、PINO、COOLEY、DRUMMA BOY、TERRANCE CASH。『Tool Muziq』よりも暑苦しくゴリゴリに攻めてくるが、2曲あるメロウ系がアクセントとなっていてなかなかのもの。DJ SQUEEKY制作で重々しいピアノとWHODINI/Friends似のピアノが耳を惹くダークな4.Crossroads、おどろおどろしいトラックにリリックの展開が面白い8.Drop That Ass、軽めのドラムに静けさ漂うジャジーなピアノが絡む9.Vegas、WARREN G/Dollars make senseと同じCOMMODORES/Painted picturesネタのメロウ・トラックにKIRA嬢のコーラスが絡む10.Down For Lifeがお気に入り。ゴリゴリ好きは聴いて損なしです。(07/09/06)
PASTOR TROY & NINO Presents Hood Hustlin(2006)
アトランタのPASTOR TROYとダラスの重鎮P.K.O.のNINOによるコンピ。かなり胡散臭いレーベルからのリリースで、しかもクレジットが全くないので誰の曲だか分からないですが、聴いた限りダラス勢が中心だと思います。いつものTROY節が堪能できるダークな2.Its Going Down、男性コーラス絡みのハートウォーミングな4.Everythings Ok、泥臭いメロウ・チューン6.Call Me Baby、涼しげなメロウ・グルーヴ(ベスト・トラック!)11.I'm A Hustler、スロウの13.Crawlin Down The Block、ドラムが強過ぎなのが残念だが、まろやかなメロウ・トラックに女性コーラスが絡む17.Hold On Smoke OnがGOOD。安ければ聴いて損はないでしょう。(07/09/06)
DRAMATICS/Be My Girl : Their Greatest Love Songs
ベテラン・コーラス・グループDRAMATICSのラブ・ソングだけを集めたコンピ。ファンキーな面も大好きですが、やはり人気は名曲In The Rainに代表されるスロウではないかと思います。72年にNo.1に輝いた甘茶スロウの代表曲1.In The RainをはじめBILLY PAULのヒット曲Me And Mrs.Jonesのカバー3.、美しいアコースティック・ギターとキラキラ・シンセが耳を惹くスロウ7.Just Shopping(Not Buying Anything)、まろやかなギターのイントロから惹き付けられるミディアム11.Once Of Thoughts And Dreams、ドリーミーなスロウ14.You're The Best Thing In My Life、ネタにも使われたメロウな15.Be My Girl等聴きどころ満載。今からアルバムを買い揃えるのは大変なので、こういったコンピから聴いていくのをオススメします。(07/09/06)
JT MONEY/Undeniable(2005)
Who Datのヒットでお馴染みのPOISON CLAN元リーダーJT MONEYが05年にCRUNK CITY RECORDSからリリースした4thアルバム。派手さはないものの、バラエティに富んだ好盤で、特にアゲアゲなファンキー・チューン2.U Can Get It、NUT SKYWALKERのコーラスもハマった郷愁メロウ5.Keep It Gangsta、シンプルなビートに薄っすらとスペーシーなキーボードがのっかるトラックにD.B.Kのコーラスも絡む11.Dream Hard、ホイッスル入りのBPM早めのノリノリ・ナンバー12.Play Wit It、これもNUT SKYWALKERのコーラス入りの寂しげな15.Temptation、ロック・ギターを活かした80年中期っぽいトラックにトバされる19.Playin' w/My Moneyがお気に入り。これ以外にもあの(!)DISCO RICKプロデュースでEAGLESの名曲Hotel CaliforniaネタのトラックにKOLA嬢が歌いまくる13.Welcome 2 Miaなんて一部で話題になりそうな哀愁曲もあります(個人的にHotel CaliforniaなんてHIPHOPのネタに馴染まないと思うが)。サウス・フリークなら十分満足できるアルバムだと思います。(07/08/)
LIL SIN/The Greatest Flames(2006)
SCREWED UP CLICK(S.U.C)のLIL SINが06年にリリースしたベスト盤。LIL SINのアルバムは全く聴いたことがなかったので、ベスト盤から聴いてみようと思い購入したんですが、流石S.U.C.ホント充実していて脱帽!スペーシーなシンセがナイスなメロウ2.Mama、優しげなメロディのトラックにBILLY COOKの歌もハマる4.Platinum Plaques、一昔前のアンビエント・ハウスを思い起こさせる静けさ漂うキーボードが印象的なトラックに女性コーラスもマッチした8.Mind Keeps Wondering、しっとりとしたスロウ10.38 Reasons、R&Bマナーのスロウ・トラックにDEVINと熱い歌を聴かせる男性ボーカルをフィーチャーした12.Sex、これもR&Bマナーのスロウ・トラックにLADY LUNATICとSLIM THUGが参加した14.Smokeとメロウ系が充実しています。アルバム全て持っている方には不要ですが、これからLIL SINを聴こうと思っている方にはうってつけのアルバムです。(07/09/01)
EBONI FOSTER/Just What You Want(1998)
NUTTIN' NYCEのメンバーで、YBB関連のアルバムにも客演しているEBONI FOSTERが98年にリリースしたソロアルバム。スロウ、ミディアム中心の好盤なんですが、地元では中古屋やワゴンセールの常連アルバムなんですよね・・・ STEVE HUFF制作でJBネタのミディアム・メロウ・ファンク1.Crazy For You、E-SMOOTHプロデュースで優しげなキーボードが耳を惹くメロウ・チューン2.You Give Love、E-SMOOTHとMIKE MANNIが手掛けた包み込むようなメロウ・チューン5.Just What You Want、ALONZO JACKSONプロデュースでちょっとロックっぽい寂しげな7.Sweet Valley、E-SMOOTH制作の切ないスロウ9.I Can Turn You OnがGOOD。R&B初心者にもオススメできるアルバムだと思います。(07/09/01)
NORTH SIDE/Same(1994)
COOL-E、KID、D.J.DOEからなるベイエリアのトリオNORTH SIDEが94年にリリースしたアルバム。配給は信頼のSMG。ジャケにアーティスト名、曲名も書かれていないイイ加減なところもマイナーGラップらしさ溢れていますね。軽めのファンク・ナンバー中心の構成で、特にノリノリな1.Dodge City、HERBIE HANCOCK/Chameleonネタにピーヒャラ・シンセが絡むファンキー・チューン8.Sick Wit It、MARY JANE GIRLS/All Night Longまんま使いの9.All Night Long、S.O.S.BAND/Just The Way You Like Itネタのメロウ・グルーヴ12.Fun、緊張感ある13.North SideがGOOD。WEST好きならオススメできる好盤です。(07/09/01)

