OLD 2 DA NEW SCHOOL -249ページ目

MAX MINELLI & SCC/Both Sides Volume 2(2006)


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メジャーKOCHからのデビューも決まったMAX MINELLIと白人ながら地元バトンルージュで根強い人気を誇るルイジアナのSCCことSOUTH COAST COALITIONによるアルバム。バトンルージュの勢いを感じさせるアルバムで、派手さはないものの、聴き応えある好盤で、特にブルージーで南部風情溢れる哀愁ナンバー4.Get Yours(MAX MINELLI&SCC)、もろサウスって感じなファンキー・チューン5.Hustle Sicker(SCC&LIL WITNESS)、HAPPY PEREZが手掛けたナイス・グルーヴのファンキー・ナンバー14.Block Boy(MAX MINELLI)、タイトなビートに70年代ファンクっぽいウワモノの16.Thuggin(MAX MINELLI)、RUSSELL LEEプロデュースで、ファンキーなビートに寂しげなメロディ、そしてRUSSELL LEEの歌も絡む17.Down Wit Me(MAX MINELLI、SCC、RUSSELL LEE)がお気に入りです。MAX MINELLIのラップ自体にかなり惹かれているので、評価は甘いですが、サウス・フリークなら聴いて損はないアルバムです。(07/08/25)

BAD AZZ/Money Run(2003)


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BAD AZZが03年にサクラメントのOUT OF BOUNDからリリースしたアルバム。OUT OF BOUNDといえば、もちろんBIG HOLLIS。その日本ではなぜだか全く人気の無いBIG HOLLISによる全面プロデュース。特に期待してなかったですが、HOLLIS色が前面に出た内容で、HOLLIS大好きな自分にとっては十分満足できました。特に愁いを帯びたメロディの2.If Its Hot、ピアノの音色が胸に沁みるトラックに40 GLOCKをフィーチャーした5.N 2Gether Now、男性コーラスを配したハートウォーミングなトラックにLIL TIPTOE、CONFLICTが参加した7.My Street、ファンク・ビートに郷愁メロディ、ブリブリ・シンセを合わせたHOLLISらしいトラックに女性コーラスもイイ感じの9.Come And Get It(ベスト・トラック!)、クラップビートにメロウなキーボードがマッチしたトラックにSOOPAFLY、LATOIYA嬢のコーラスをフィーチャーした10.It's A Party、ネタ使いのシンプルなファンク・トラックにLIL TIPTOE、SKEE64、BIG HOLLISを迎え、フックでのTom's Dinerもハマった12.California Sunshineがお気に入りです。普通にオススメできるアルバムです。(07/08/25)

ONE WAY/Push(1995)


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95年にリリースされたONE WAYの編集盤。代表曲がほとんど収録されていないのに、なぜこの編集盤をリリースしたのか疑問ですが、値段の安さ(1,000円未満)に惹かれて購入してしまいました。スロウ中心の選曲で、そのどれもが素晴らく、流石ONE WAYって唸らされますね。胸が締めつけられるスロウ1.Something In The Past、E.W.&F/Devotionを思い起こさせるスロウ2.Lost Inside Of You、イントロで即死の鬼切ない3.Don't Do Me This Way、MC EIHTも使った流麗なスロウ6.If You play your cards right、美しいスロウ7.Call Me、80'sダンスクラシックの8.Pushと10.Pop It、陽だまり系メロウ9.Lady You Areとほとんど全曲いけます。(07/08/25)

PASTOR TROY/Tool Muziq(2007)


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マイナー落ちしたにもかかわらず精力的に活動するアトランタの実力者PASTOR TROYが07年にリリースした最新作。DJ SQEEKYやGANGSTA BOO等のメンフィス勢が参加しており、かなりゴリゴリなアルバムに仕上がっています。暑い夏には冷たくて甘いアイスクリームも良いが、激辛カレーも食べたくなる、最近はそんな感じで、このアルバムを聴きまくってますね~。DJ SQEEKYプロデュースで銃声も轟く戦闘モード全開の1.Tool Muziq、これもDJ SQEEKY制作で地を這うシンセベースもばっちりな血圧アップ間違いなしのドープ・チューン4.I'm F*cked Up、ソウルフルな哀愁ナンバー7.No Money、MR.MISTER/Broken Wingsネタ(2PACのトラックを使用か?)でどこか深みのある13.Hey Mama、DRUMMA BOYが手掛けたギター早回しのもの哀しい14.Will He Come Home Tonightがお気に入り。甘茶、メロウだけがHIPHOPの魅力ではない。このようなスタイルも正当に評価されるべき。(07/08/17)

PASTOR TROY/Face Off(2001)


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アトランタのPASTOR TROYが01年にリリースしたアルバム。SIDE2SYDEも使ったNEW EDITION/Can You Stand The Rainネタの80'sメロウ・トラックにCO-EDの歌をフィーチャーした7.Can You Stand The Gameが人気ですが、悪を感じるダーク・ナンバー3.Frame Me、ドープな6.I'm Made、PETER THE DISCIPLEが参加した寂しげな9.Vica Versaもお気に入りです。多少の物足りなさはあるが、サウス・フリークなら聴いておくべきでしょう。(07/08/17)

E.Z.S.D./Game 2 Be Sold(1995)


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E-DOUBLE ZとSKIP DOGのデュオE.Z.S.D.が95年にリリースしたアルバム。プロデュースはMIKE MOSLEYとSAM BOSTIC。Gフリークには有名なアルバムですね。マイナー感はあるが、当時の雰囲気を堪能できる好盤で、特に80'sネタと思われるノリノリな2.Money Makin' Genius、郷愁感溢れるファンク・ナンバー3.Sometimes I Wonderと6.Always N 2 Shitどこか寂しげなメロウ・チューン4.Puttin' In Workと曲数少ないながら、聴きどころ多し。再発されて入手しやすくなったし、オススメできるアルバムです。(07/08/17)

MR.DOCTOR/Setripn' Bloccstyle(1995)


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サクラメントのMR.DOCTORが95年にリリースしたアルバム。プロデュースは、1曲を除いて全てBROTHA LYNCH HUNGが担当。SACクラシックに相応しい内容で、当時かなり聴き狂ったアルバムです。HEAD HUNTERSのビートにブリブリ・シンセとピーヒャラ・シンセがマッチしたSAC特有の哀愁ナンバー2.Bloccstyle、ブレイクビーツに重めのピアノをあわせた5.Fucc Yo Side、重たいビートにもの哀しいメロディの11.40Oz & Chronic Dice、これもSAC特有の暗めの哀愁チューン15.Largest Way 2 Representあたりがお気に入りです。これ聴いてダメならSAC物には手を出さないほうが無難でしょう。SAC入門盤として避けて通ることのできない名盤!(07/08/08)

DIRTY/The Art Of Storytelling(2007)


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アラバマの人気デュオ"DIRTY"が07年にリリースした最新作。スキットを含む全21曲とかなり気合の入ったアルバムで、ファンキー系は弱いと思うが、哀愁・メロウ系は流石DIRTYって感じで唸らされます。特にMAXIMILLIONプロデュースの曲はどれもバッチリで、RODNEY WILKERSONの歌もナイスなメロウ・スロウ・ジャム10.Couple Hundred、メロウな中にも南部風情が染み渡るスロウ13.Ride 4 Me、寂しげなスロウ18.Rearview Mirrorの3曲は最高の出来。これ以外には3-6 MAFIAの声ネタ使いのファンキーな7.Slob on My Nobb、ファンキー・チキチキ・バウンス16.Everybody Shoot、ゴスペルっぽいコーラスが良い感じのハートウォーミングな21.Comin Home (Troop Song)が気に入りました。サウス・フリークはもちろんメロウ好きも聴くべきアルバムだと思います。(07/08/08)

DIRTY/The Pimp & Da Gangsta(2001)


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アラバマの人気デュオ"DIRTY"が01年にリリースした2ndアルバム(メジャー・デビュー・アルバム)。プロデュースはDR.FANGAZ、D、CHUCKY、KHAO等。哀愁・メロウ系が充実した好盤で、特に郷愁感溢れる2.Rollin Vogues、KEITH SWEATの名曲Right and a wrong way使いのしっとりとしたスロウ6.Candyman、寂しげなギターが耳を惹く8.Yean Heard、どことなく初期のBROTHA LYNCH HUNGを思い起こさせる哀愁ナンバー9.Pimp & Da Gangsta、アンビエントハウスっぽい雰囲気の哀愁スロウ10.Ride、WHODINI/Friendsにも似た感触のファンキー・チューン11.Dipped in Blak、メロウな14.Da Land、哀愁溢れるピアノが胸を打つ15.R.I.P.がお気に入りです。下手なマイナーよりよっぽど聴くべき基本盤だと思います。(07/08/08)

RAPPIN' RON & ANT DIDDLY DOG/Bad N-Fluenz(1995)


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オークランドのデュオ故RAPPIN' RON & ANT DIDDLY DOGが95年にCELL BLOCK RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースは、ANT BANKS、G.O.TWICE、MIKE、SONNY等。オークランド流儀のトラックが堪能できる好盤で、当時かなり聴いた思い出があります。特にANT BANKSらしいメロウ・ファンク・トラックにそのANT BANKSも参加した4.The Bomb、定番JUICY/Sugar free使いのメロウな5.Buster free、THE GOVENERをフィーチャーしたピーヒャラ・シンセが効いた郷愁感溢れる7.P.H.Balance、TOO SHORT、故SEAGRAM、MR.ILLが参加した7.P.H.Balanceと同感触の9.Dirty Work、ネタ使いと思われるメロウ・ファンク11.Smoke Seasonがお気に入りです。思い入れも含めてオススメできるアルバムです!(07/08/04)