Z-RO/I'm Still Livin(2006)
Z-ROが06年にリリースしたアルバム。SPANDAU BALLET/Trueをベタ使いした2.Continue 2 Rollが話題となったアルバムですね。(個人的にTrueが好きではないので、この曲はどうでもよいですが) 前作、前々作に比べると地味さは否めませんが、そこはZ-RO、ラップ力でグイグイ惹きつけてくれます。ベスト・トラックは、MIKE DEANが手掛けたメロウ・グルーヴ13.Homie, Lover, Friendで、他にはナイス・ビートのダーク系7.Keep On、寂しげなオルガンとキーボードが耳を惹くトラックにLIL KEKEをフィーチャーした9.Let The Truth Be Told、BIG TYMEプロデュースの南部風情溢れる哀愁曲11.No More Pain、DANI KARTEL制作のサザン・メロウ14.Love Ain't Liveがお気に入りです。PAT BENATAR/Love Is A Battlefieldなんて意外なネタ使いの曲もあります。Z-ROフリーク、H-TOWNフリークなら聴いとくべきアルバムでしょう。(07/03/03)
MIKE JONES/Who Is Mike Jones?(2005)
THE EBONYS/Same(1973)
男性3名、女性1名からなるフィリーの名コーラス・グループTHE EBONYSが73年にリリースしたアルバム。プロデュースは、フィリーといえばもちろんGAMBLE&HUFF。専門誌や評論家の間ではかなり絶賛されているアルバムですね。スロウの2.It's Foreverが人気ですが、個人的にはよりスウィートな9.You're The Reason Whyが好みです。正直、思っていたよりはイマイチかな。確かに歌とコーラスは完璧なんですが、トラックが洗練されすぎというか、自分好みのスウィート・ソウルとかけ離れているというか・・・ それでもSOULフリークなら一度は聴くべきアルバムだと思います。(07/03/03)
THE PUPPIES/Recognize(1996)
マイアミのお子様ラッパーBIG BOYとTAMARA DEEのデュオTHE PUPPIESが96年にPANDISC RECORDSからリリースした2ndアルバム。プロデューサーCALVIN MILLS IIとCARTON MILLS。基本はイケイケBASSなんで、BASSフリーク以外には流石に厳しいですが、ISLEY BROTHERS/Make me say it again girlネタのメロウ・トラックにALICIA MAYERS/Heavenly Fatherの歌をあわせた4.Heavenly Fatherとネタ使い(GREGORY ABOTT/Shake You Downかな?)のハートウォーミングな13.Satisfactionの2曲はバッチリ!こういうBASS物は大抵捨て値で売られているので、興味のある方はぜひ聴いてみて下さい。(07/03/03)
YING YANG TWINS/Chemically Imbalanced(2006)
アトランタのYING YANG TWINSの最新作。プロデュースは、MR.COLLIPARK、WYCLEF JEAN等。傑作だった前作『U.S.A.(United State of Atlanta)』の後なので、不安がしていたところ、その不安が見事的中・・・ LOS VEGASをフィーチャーした美メロ・メロウ・チューン6.Tale It Slowや郷愁感溢れるピアノとギターが耳を惹く13.Familyは気に入りましたが、残りはほとんど聴けない曲ばかり。特にWYCLEFの曲が酷い。本当に必要だったのかな。MR.COLLIPARKに全て任せた方が良かったかもしれません。6.Tale It Slowが素晴らしいだけに残念なアルバムです。(07/02/24)
M.C.RELL&THE HOUSEROCKERS/Into The Future(1989)
89年にリリースされたM.C.RELL & THE HOUSEROCKERSのアルバム。プロデュースは、SALAAM REMIの父親VAN GIBBSとEDDISON ELECTRIKで、そのSALAAM REMIも2曲でドラム・プログラミング等で参加。RAKIM似の声とフロウのM.C.RELLはなかなかの実力者で、当時主流であったBPM早めのファンキー・トラックとの相性もバッチリ。定番ブレイクFunky Drummerを早めにし、そこにJAZZネタをあわせた1.Into The Future、SALAAM REMI、SPECIAL K&TEDDY TEDも制作に関わったファンキー・チューン2.Soundwave Sermon、BOOKER T&MG'S/Melting Potネタの7.Something About It、TUFF CITY RECORDSバリのドープな9.I'm Slammin'(ベスト・トラック!)、JAMES BROWNネタの10.The Rell Thingあたり当時良く聴いていました。全く話題にも上らず、これ一枚で消えていったのが残念なMCの一人です。オールド・スクール・マニアならぜひ聴いて欲しいアルバムです。(07/02/24)