KWAME & A NEW BEGINNING/Nastee(1992)
89年に傑作『Kwame the Boy Genius: Featuring a New Beginning』でデビューし、現在はプロデューサーとして活躍するKWAMEが92年にリリースした3rdアルバム。2ndから水玉模様のファッションを売りに、POP路線全開にしてハーコーなMC等からセルアウトとディスされ始め、このアルバムもほとんど注目されませんでした。しかし、見方を変えてみると、パーティ感覚に溢れた好盤なんです。ベスト・トラックは、JONES GIRLSの名曲Who Can I Run To使いのメロウ・トラックにコーラスもバッチリ絡む11.These Wordz。これはメロウ・フリークなら股間にグッとくる逸品!他にはNAUGHTY BY NATURE/Feel Me Flowと同じMETERS/Find Yourself使いの8.Cantwinfaloozin、RICK JAMES/Mary JaneをBPM早めにして使ったノリノリな10.Don't Wanna B Your Love ThangもGOOD!これ以外にもBO DIDDLEY/Hit Or Miss、YARBOROUGH&PEOPLES/Don't stop the music、T.SKI VALLEY/Catch The Beat、JUNIOR/Mama used to say等ネタを多用したファンキー・チューンが揃っています。オールド・スクール・フリークはもちろん、メロウ・フリークもぜひチェックして下さい!(07/01/02)
HAYSTAK/Portrait of a White Boy(2004)
ナッシュビルの巨漢白人ラッパーHAYSTAKが04年に40 WEST/STREET FLAVOR RECORDSリリースしたアルバム。G-RAPフリークには一番知名度のある白人ラッパーですね。プロデュースはSONNY P。哀愁・メロウ系に好曲が多く、特に寂しげなトラックに男性コーラスが絡む6.Hustle & Flow、切ないピアノとギターの音色が耳を惹く7.Still You Doubted Me 、70年代のSWEET SOULっぽいメロウ・チューン9.Girl 、BPM早めのメロウ・グルーヴ・トラックにけだるい男女コーラスが絡む10.My First Day がお気に入り。もちろんテネシー流儀のダーク系も収録されており、その中では11.Make Moneyと14.Staks WorldがGOOD。比較的聴きやすい内容でオススメできるアルバムです、(07/01/01)
PLAYA HAMM/Layin Hands(2001)
TWEED CADILLACとのPENTHOUSE PLAYERS CLIQUEで活動していたPLAYA HAMMが01年にリリースしたソロ・アルバム。DJ QUIKはプロデュースには関わっていないものの、QUIKマナーのトラックが多く、またBATTLECATも素晴らしいトラックを提供しています!メロウ系がすこぶる良く、BATTLECAT制作でISLEY BROS./For The Love Of Youをモチーフとしたハートウォーミングなトラックにトークボックスも絡む3.Wit' My Truz、これもBATTLECATによるMINNIE RIPERTON/Inside My Love使いのメロウ・チューン10.Hitagain、STAN THE GUITAR MAN JONESの流麗なギターに酔いしれるメロウ・トラックに仲間のTWEED CADILLACと男性コーラスをフィーチャーした15.Grindin'のの3曲がベスト!どれも素晴らしい曲で惚れ惚れしますね~。他にもBRIAN Gプロデュースによる重たいビートのファンキー・ナンバー1.2 Da Curb、TWEED CADILLACとAMGとマイクを回す小気味よいファンク4.Break The Bank、BATTLECATによる心温まる5.Take U There、スペーシーなキーボードが心地良いメロウ・ファンク9.Cumwidit、80'sテイスト(ネタ?)の哀愁ファンク13.Don't Hate The Game等好曲揃い。まさにクラシックに相応しいアルバム。QUIK好きはもちろん、WESTフリークならぜひ聴いて欲しい逸品!(クレジットには16曲書かれているが、実際には15曲しか収録されていません。1曲目のタイトル曲はどこへ?)(07/01/01)
BLAC/Blac 2 Da Bone(2001)
以前紹介したSAN JOSEのDAIZE『Same daize different time』と同レーベルKEEP IT REAL RECORDSから01年にリリースされたBLACのアルバム。ゲストがSAN QUINN、ANDRE NICKATINA、MOB FIGAZ、HOLLOW TIP、MR.KEE等とかなり豪華。肝心の内容はというと、正直、消化不良のトラックばかりでかなり残念でしたが、夕暮れ系の哀愁トラックにゲストのMOB FIGAZのラップもバッチリはまった11.Soul Survivor、SURFACEの名曲HappyをモチーフとしたトラックにMR.KEEとJULISSA嬢のコーラスをフィーチャーした12.Nasty、ファンク・ビートにカッティング・ギターがナイスなメロウ・グルーヴ14.Rockin Toxic(80'sネタかも?)の3曲には大満足!メロウ・フリークならチェックする価値はありそうです。(06/12/29)
LIL O/My Struggle My Hustle:The Lost Tapes(2006)
![lilo2](https://stat.ameba.jp/user_images/46/e7/10013715518_s.jpg?caw=800)
H-TOWNのLIL Oが95~96年頃に録音した音源をリリース。解説によるとこれが1stアルバムとなる予定だったとのこと。これがリリースされていれば話題となっていたかもしれないですね~。かなりの好曲揃いで、特にメロウ・グルーヴの2.When Push Comes 2 Shove、最近話題となったDESTINY'S CHILDをフィーチャーしたLOOSE ENDS/Hanging on a stringネタの80'sメロウ3.Can't Stop、静けさ漂うキーボードが耳を惹く11.Ozs N Keys、寂しげな12.Daddy Wasn't There、WILLIE Dを迎えた郷愁メロウ13.That's Why、これもDESTINY'S CHILDが参加したまろやかメロウ14.Love Don't Loveとメロウ系が充実!H-TOWNフリークやメロウ・フリークなら要チェックでしょう!(06/12/26)
LIL O/Blood Money(1999)
![lilo](https://stat.ameba.jp/user_images/37/9e/10013715458_s.jpg?caw=800)
H-TOWNのLIL Oが99年にリリースした1stアルバムの再発盤。人気皿でしたので再発は嬉しいところ。メロウ系は、MR.3-2、故HAWK、BIG MOE、SLIKK BREAZEをフィーチャーした哀愁ピアノが耳を惹く3.Playas Get Chose、RONNIE SPENCERの歌もバッチリな人気メロウ・チューン7.Try、DANA嬢のコーラス入りのスペーシー・メロウ12.When God Made You、BILLY COOKをフィーチャーしたメロウ・ナンバー15.The Truthと充実しているのですが、他は中途半端なできでちょっと残念。UGK参加曲もイマイチ・・・ まあ、それでもH-TOWN好きなら購入して損はないアルバムといえます。(06/12/26)