
Kings of the Bass
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CRUSADERSが79年にリリースしたアルバム。この頃のメンバーは、WILTON FELDER(サックス、ベース)、STIX HOOPER(ドラム)、JOE SAMPLE(キーボード)の3名。RANDY CRAWFORDをVo.に迎えた1.Street Lifeがとにかく有名ですね。これをネタにした曲は数多いが、それはその楽曲の良さのみならず、シリアスな詞もストリートから支持されているからかもしれませんね。正直、Street Lifeのインパクトが強すぎて他が全然目立ちませんが、郷愁感溢れる2.My Ladyや軽快なファンキー・ナンバー4.Carnival Of The Nightもなかなかの佳曲。元ネタ好きはもちろんダンス・クラシック好きも聴いておくべきアルバムでしょう。(07/10/12)
故MAC DREのバックアップでデビューしたPHA SHO(CHUCK BEEZ)、SAUCE、BAD BIDNESSからなるサクラメントのトリオSUMTHIN TERRIBLEが06年にリリースしたアルバム。今のベイエリアを感じることのできる好盤で、特にRAZOR SHARPプロデュースでネタ早回しのハートウォーミングな1.Angel In Sky、SEAN T.制作によるタイトなビートにもの哀しいウワモノの6.Money Ova Here、SWAMP CATが手掛けた重たいファンキー・チューン8.Turf Tested Hood Approved、SEAN T.による枯れた味わいの哀愁トラックに女性コーラスも絡んだ9.Stunta's Do、これまたSEAN T.プロデュースでネタ早回しのソウルフルな10.On My Own、これもSEAN T.制作の陽だまり系ナンバー13.Seven Jeans、チンピラっぽい雰囲気たっぷりのファンキー・チューン16.Sho Or Chuck Beezがお気に入り。今のベイエリアが好きならオススメできるアルバムです。(07/10/05)
ナッシュビルのHAYSTAKとLEXX LUGER、ベイアリアのDUTCH THE GREATの白人トリオTHE SOUTH WEST CONNECTIONが06年にリリースしたアルバム。プロデュースはMC EIHT等を手掛けたVINCE V等。スムーズなギターが効いたファンキー・チューン3.Take Me As I Am、タイトなビートに郷愁感溢れるメロディのトラックにSIDEWAYSが参加した4.Just Like You、ピアノを活かしたメロウ・トラックにBIG FELLA、BULL、SHARIF IMANをフィーチャーした5.Hustlin'、ソウル・ネタ早回しのトラックに男性コーラスも絡む6.Sleepless、哀愁漂うギターが耳を惹くアップテンポの18.Hold Onもお気に入りだが、一番気に入ったのが、SIDEWAYS制作でブレイクダンサーが好きそうな80's初期っぽい打ち込みビートのトラックにSMIGG DIRTEEが参加した15.1 Nite Stand。聴いたら分かると思うが、かなりヘンテコなビート!こういうの大好きですね~。もっと聴いてみたいと思わせますね。正直クセがあるので、一般受けはしないと思うが、ブレイクダンサーなら15.1 Nite Standはぜひ聴いてみて欲しい。(07/10/05)
H-TOWNのD.O.W.N.が99年にリリースしたアルバム。H-TOWNの定番アルバムの一つで、職人JHIAMEによる多彩なトラックが楽しめます。スペーシーなキーボードが耳を惹くトラックにLIL KEKEをフィーチャーしたファンキー・チューン2.Keep On Hustlin、切ないキーボードのメロディが印象的なH-TOWNメロウ・トラックに男性Vo.をフィーチャーした3.Livin' On A Prayer、郷愁感溢れる4.U Lean、RUFUS&CHAKA KHANの人気メロウ・ナンバーSweet Thing使いのトラックに女性コーラスもバッチリ絡む7.We Thang(A Ghetto Ballad)、 ネタのファンク・ナンバー8.RU? D.O.W.N.、ドラムがイマイチだがしっとりとしたメロウ・トラックにE.S.G.が参加した9.Durdy Souf、ブルージー・ファンク13.Shot Calla等聴きどころ満載。誰にでも親しめるアルバムだと思いますので、未聴の方はぜひどうぞ。(07/10/05)
トランペット奏者TOM BROWNEのベスト盤。まずは黙って1.Funkin' For Jamaicaを聴くべし。数々のHIPHOP/R&Bでネタに使われた王道ファンク!ビート、ベース、トランペット、コーラス全てをとっても完璧。ヤバいです。他にもクラップ・ビートがイカす人気のファンク2.Thighs High、切れのあるトランペットとカッティング・ギターのファンク3.Byegones、メロウなエレピが耳を惹く5.Brighter Tomorrow、MICHAEL JONZUNが関わったエレクトロ・ファンク7.Rockin' RadioとMr.Business、夜が似合うメロウ10.Charisma、MAURICE STARR制作で優しげなメロディの80'Sメロウ12.Secret Fantasy等聴き応え十分。TOM BROWNE入門にはバッチリなベスト盤でしょう!(07/10/05)
ルイジアナ州バトンルージュのYOUNG BLEEDが07年にリリースした最新作。リリース元は前作から引続きC-BOのWEST COAST MAFIA RECORDS。ゲストに8BALL、RICH BOY、CHOPPA、JUVENILE、DAVID MANNER、C-BO、TRAEとかなり豪華。前半はMJGプロデュースで8BALLが参加した3.Top Backしか耳に残らず、CHOPPAやJUVENILE参加曲もイマイチ消化不良で不満が残りましたが、中盤から盛り返し、Y2JJプロデュースでサザン・テイストの哀愁ナンバー9.N' Da' Street、BOSKOが手掛けた悪っぽいダーク・チューン12.GANGSTAS' + Ballas、BEAR制作のサザン・メロウ・トラックにTRAEをフィーチャーした15.Life Ain't Changeが気に入りました。正直、消化不良な内容ですが、9.N' Da' Streetと15.Life Ain't Changeはとても良い曲なので、これだけでも個人的には"買い"なアルバムだと思います。(07/09/27)
メンフィスのAQUA BLAQが04年にリリースしたアルバム。リリース当時少し話題となっていたアルバムです。プロデュースのほとんどを手掛ける220のビート・メイキングにセンスがあり、また一般的にイメージするジクジク、ドロドロしたメンフィス物とは違っていてかなり楽しめます。特に人気なのが、ピアノを基調とした心落ち着かせるメロウ・チューン13.Ghetto Tearsと陽だまり系メロウ・グルーヴ・トラックに清涼感溢れる女性コーラスもバッチリな19.Have It Allの2曲。ほんと最高の出来で、今でもかなりの頻度で聴いていますね~。他にもD.J.BOが手掛けたシンプルなダーク・ナンバー3.Whas Up Now、一風変わったウワモノのファンキー・チューン8.Revolooshun、タイトなビートにもの哀しいピアノの12.Tommorrow、アップテンポでノリノリな18.5 MicsあたりがGOOD。サウス・フリークはもちろん、メロウ好きも13.Ghetto Tearsと19.Have It Allはぜひチェックして下さい。(07/09/27)