OLD 2 DA NEW SCHOOL -245ページ目

BLACK SABBATH/Paranoid(1970)


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イギリスのバーミンガムで結成された伝説的なヘビー・メタル・バンド"BLACK SABBATH"が70年にリリースした2ndアルバム。メンバーはボーカルのOZZY OSBOURNE、ギターのTONY IOMMI、ベースのTERENCE"GEEZER"BUTLER、ドラムのBILL WARD。BLACK SABBATHといえば個人的にはプロレスラーのロードウォリアーズの入場曲で有名なIron Manですね。オジーのアクの強い歌声と重たいギターリフがロードウォリアーズのイメージとバッチリあっていて、ポップスしか聴いていなかった中房の自分にはかなり衝撃的だったのを覚えています。Iron Manだけでなく、イントロのOZZYの歌から惹き込まれるICE TやESHAMもネタに使った1.War Pigs、誰もが知っているであろうヒット曲2.Paranoid、イントロの太いベースとドラムブレイクにヤラれる6.Hand Of Doom等聴きどころ多し。このラグドな音はHIPHOP好きなら絶対に反応するはず。SCARFACE等ロック好きなGラッパーも多く、またロックっぽい曲も流行りつつあるので、聴いておいて絶対損はないです。(07/10/26)

COO COO CAL/All Or Nothin'(2005)


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COO COO CALが05年にリリースしたアルバム。プロデュースは全てBIGG HANK。前作『Still Walkin'』よりも地味なせいか、一般的なG-RAPリスナーから"糞皿"扱いを受けているアルバムみたいですが、COO COO CALのラップ自体に惚れ込んでいる自分にとってはその地味さは全く気にならないですね。ベスト・トラックはタイトなビートに郷愁メロディのG度高いトラックにMR.DO IT TO DEATHをフィーチャーした3.By Stormとナイス・ビートにスペーシーなキーボードがイイ感じのトラックにLIL NIQUEとGAGEが参加した10.Made Awayの2曲。とくに3.By StormはSPICE 1が似合いそうなトラックでかなり好み。他にはもの哀しい2.Block To Block、BABY DREW、BIGG HANK、D-NOTEが参加したファンキーな5.Off The Heeza、BOOGIE BOYSのFly Girlっぽいビートが印象的な7.Ride On My Enemies、P-FUNKっぽいコーラスが絡むファンキー・トラック上でMR.DO IT TO DEATH、BIGG HANK、KELA、MR.LEE、BLUE JAYとマイクを回す12.A Mobがお気に入り。万人にはオススメできませんが、興味のある方はぜひどうぞ。(07/10/19)

COO COO CAL/Still Walkin'(2002)


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COO COO CALが02年にリリースしたアルバム。プロデュースは2曲がDREで残りはBIGG HANKが担当。トラックはかなり地味で、哀愁・メロウって騒いでいるリスナーには全く受け入れられないものではあるが、ラップに存在感があるところが気に入っています。アクション映画のワンシーンで使われそうなファンキー・チューン2.Why They Call Him Crazy、ベースが効いているダーク・トラックにOZNOLAをフィーチャーした6.Stealing Hoes、昔のGETO BOYSを思わせるJBネタのファンキー・トラックにOZNOLAとCAPRICORNが参加した12.Fuck Your Vest、ブリブリ・ベースに寂しげメロディの13.I Remember、なぜか前作からの再録となるタイトなビートに寂しげなメロディの17.No Mercy、ボーナスとして収録された、MR.DO IT TO DEATHのファンキー・チューン17.Get Down Or Lay Down、ビアッチMCのKELAによるダーク・ファンク19.Bad Ass Bitchあたりがお気に入り。(いるかわからないが)地味好きなら聴いておくべきアルバム。(07/10/19)

COO COO CAL/Walkin' Dead(1999)


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ミルウォーキーのCOO COO CALが99年にリリースした(たぶん)2ndアルバム。プロデュースはHANK、ゲストにはTWISTA、SPICE 1、MACK 10等。01年のヒット・アルバム『Disturbed』が割りと気に入っていて、そこから聴き始めたんですが、COO COO CALのラップにはかなり惹かれますね~。このアルバムも微妙な曲はあるものの、なかなか聴き応えある内容で、特にファンク・ビートに重たいベースと郷愁メロディの3.Take It How You Like、TOO SHORT/Stay with meやDANGEROUS DAME/Stay with meと同じ80'Sネタ(このネタ分かる方是非ご一報を!)の6.A Penny 4 Your Thoughts、シンプルなビートにブヨブヨ・シンセの哀愁ファンク・トラックにSPICE 1(ハマリすぎ!)とOZNOLAをフィーチャーした8.Real G'sの3曲にはG好きは食指が動くのでは? 他にも妖しげな13.Game Still Recognize Game、タイトなビートに寂しげなメロディの17.No Mercyあたりがお気に入り。派手さがないぶん長く聴けるアルバムだと思います。(07/10/19)

V.A./The Essential Sweet Soul Selection(1997)


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UKのGOLDMINEから97年にリリースされたマイナーなスウィート・ソウルのコンピ。選曲はTIM BROWNとKEV ROBERTSで、アーチストはかなりのマイナーばかり。知らなかったですが、スウィート好きにはかなり人気があるコンピみたいですね。正直、リリース当時聴いたときには、そのマイナーさゆえほとんどの曲が聴けなかったんですが、改めて聴いてみると結構聴ける曲が多く、ドリーミーな3.Why Should I Forgive You/SHOCK、甘々な4.Tricky Dick/TRAIN ROBBERS、ハートウォーミングな6.What A Lovely Way To Meet/TRUE MOVEMENTと10.How Do You Say Goodbye/THE HEARTBREAKERSと11.Let Me Take Care Of Your Heart/THE SMITH BROTHERS、ボーカルの胸が張り裂けそうな歌が切ないトラックにマッチした9.I Stand Alone/CALIF. MALIBUS 、哀愁トラックに美しいコーラスが映える12.I Do Love My Lady/HAZE 、清らかなエレピがに心奪われるスロウ13.Stop To Think It Over/GOD'S GIFT TO WOMEN 、リードがファルセットじゃないのが残念だけど寂しげなトラックが秀逸な19.You Mean Everything To Me/FOUR TRACKS がお気に入り。(残りは正直、聴けませんでしたが・・・)

こういうコンピを聴くとスウィート・ソウルの奥深さを思い知らされるが、逆にESCORTSやMOMENTS等のベーシックなものの重要性も改めて感じさせられますね。基本を全て聴きつくしたマニアには歓迎されるが、基本を全て聴いていない(自分を含めた)リスナーにはちょっと早すぎる気もしますね。今からスウィート・ソウルを聴いていこうと思っている方はこういったものより、簡単に入手できるベーシックなアーティストを聴く方を絶対にオススメします。(07/10/18)


収録曲

1.We're Gonna Be Together/THE DYNAMICS

2.Hey Foxy Lady/NATURAL RESOURCES

3.Why Should I Forgive You/SHOCK

4.Tricky Dick/TRAIN ROBBERS

5.Vibrations/5FAHRENHEIT

6.What A Lovely Way To Meet/TRUE MOVEMENT

7.Don't Ask Me/NORFOLK

8.Turned Around Over You/THE IMPERIAL WONDERS

9.I Stand Alone/CALIF. MALIBUS

10.How Do You Say Goodbye/HEARTBREAKERS

11.Let Me Take Care Of Your Heart/THE SMITH BROTHERS

12.I Do Love My Lady/HAZE

13.Stop To Think It Over/GOD'S GIFT TO WOMEN

14.The Young Hearts Get Lonely Too/NEW YOUNG HEARTS

15.No One In This World/ENCHANTING ENCHANTERS

16.Now I Know/FINAL CHAPTER

17.Bet You Didn’t Know/MIND READERS

18.Don’t Let Go/SWEET BERRY

19.You Mean Everything To Me/FOUR TRACKS

20.Never Turn Your Back On The One You Love/STONE LUV

21.I Love You, Baby/MOOVERS

R.J.'S LATEST ARRIVAL/Hold on(1986)


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デトロイトのグループR.J.'S LATEST ARRIVALが86年にリリースしたアルバム。A面はダンスナンバーのみで、A3.Do you wanna be my girlがBPM早めのナイス・ダンサー!B面には、人気の80'SクラシックB1.Hold on とB3.Heaven in your armsを収録。GARRY GLENN絡みのHeaven in your armsもそれなりに良いですが、ちょっと曲調がポップすぎますね。なので、やっぱHold onに尽きます!ハートウォーミングなメロウ・トラックにDE DE嬢の歌がバッチリです!Hold onだけでも十分聴く価値はありますので、未聴の方はぜひ!(07/10/18)

R.I.P. BIG MOE

BIG MOEが亡くなったみたいですね・・・

あれほど良い味出したシンガーはいなかった。

ご冥福をお祈りします。

THRILL DA PLAYA/Broamz, Chrome & Redbones(2003)


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フロリダのBASSグループ69 BOYZのリーダーTHRILL DA PLAYAが自身のHOMEBASS RECORDSから03年にリリースしたソロ・アルバム。ゲストにはYING YANG TWINS、GOODIE MOBのBIG GIPP、ORGANIZED NOIZE、T.I.等。前作の『The Return Of The Big Bronco』からの再録も収録されていて手抜き感は少しありますが、充実した好盤で、特にSUPA制作でBLACKMALEのコーラスもバッチリはまった寂しげな哀愁ナンバー2.N My Lifetime、TEVIN CAMPBELLのクラシックCan We Talkもろ使いのメロウ・チューン6.Holla Atcha、ピアノを基調とした落ち着いたメロウ7.Places、心温まるトラックにDEXTER REDDINGSの歌も絡む10.Queens Ur、渋いベースラインのファンキー・トラックにT.I.をフィーチャーした14.Instructions、ISLEY BROTHERSを意識した哀愁ギターに耳を奪われるトラックにGRANDADDY SOUFを迎えた15.I Would(この曲と同名異曲が前作にも収録あり)がお気に入り。サウス・フリークなら押えるべきアルバム。(だいぶ前にこのアルバムをレビューしていた腹ペコ☆とん太氏には改めてリスペクト!)(07/10/12)

THRILL DA PLAYA/The Return Of The Big Bronco


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フロリダのBASSグループ69 BOYZのリーダーTHRILL DA PLAYAが自身のHOMEBASS ENT.から01年にリリースしたソロ・アルバム。ゲストにはGOODIE MOBのBIG GIPP等。BASS系でありながら良質な曲を作ることで知られる69 BOYZですが、ここ日本では全く人気がないのは寂しい限りです。THRILL DA PLAYAのラップもトラックに合わせてスタイルを変えるなど確実なスキルを持っていてかなり好きなMCで、このアルバムもずば抜けた曲はなが渋い好盤で、特に重たいビートにやられる1.Intro、スペーシーなキーボードとピーヒャラ・シンセが耳を惹くトラックにMAILMENとC-NILEをフィーチャーした4.Last Time、サザン・フレイヴァ溢れる哀愁曲10.Fuck Ni**a、軽めのドラムに哀愁漂うピアノの12.Don't Givah、レゲエ・テイストの13.Head Bussaあたりが聴きどころ。渋いものが好きならぜひ聴いて欲しいです。(07/10/12)

LUNI COLEONE/The Recall Albums(2007)


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サクラメントのベテランLUNI COLEONE(LUNASICC)が07年にリリースした2枚組アルバム。これは新作ではなく03年の『Total Recall(Collector's Edition』と06年の『Global Recall』をあわせて2枚組みにした変則的なアルバムです。リリースした意図はよく分かりませんが、その2枚のアルバムが気になっていた自分にとっては1枚の値段で2枚聴けてとても得した感じがしました。DISC1の『Total Recall』では、不穏な雰囲気のファンク1.Time Waits 4 No Man、郷愁感溢れるトラックにDEVIOUS、MAD DOG、THUGANをフィーチャーした2.Shit Ain't Changed、ファンク・ビートに優しく包み込むようなメロディの8.Dear Mama、SKANLESSを迎えた寂しげな12.Thug Shit、ECAY UNO、SMIG DIRTEE、I-ROCCとマイクを回す16.Bluez Brotherzあたりが気に入りました。DISC2の『Global Recall』はハイフィーを含む今っぽいトラック中心の好内容で、特にAFRIKA BAMBAATAA/Looking For The Perfect Beatをまんま使ったハイパーなノリノリ・トラックにKEAK DA SNEAKを迎えた2.(F.L.Y.)Feelin Like Yee、心癒されるメロディのトラックに女性コーラスもバッチリはまった6.I Know This(ベスト・トラック!)、SACのボスBROTHA LYNCH HUNGが参加したオリエンタルな雰囲気のダーク・チューン8.Gorilla Warfare、RUFUS&CHAKA KHAN/You got the love使いの渋いファンキー・トラックにフックでMISSISSIPPIがCURTIS MAYFIELDっぽく歌う10.Players Ball The Game、ハードなギター・リフが耳を惹く12.Luni Clap、タイトなビートのファンキー・チューン14.It's On TonightがGOOD。オリジナルを持っている方には不用ですが、上記2枚『Total Recall(Collector's Edition』と『Global Recall』に興味がある方にはお得なアルバムでしょう。(07/10/12)