V.A./Best Of Gherkin Vol.1(1990)
シカゴのハウス・ミュージック・レーベル"GHERKIN RECORDS"が90年にリリースしたベスト盤。マニアには人気のレーベルみたいですね。個人的には結構微妙な曲が多い気もしましたが、ジャジーでお洒落なハウスA1.Set Your Mind To It/GALLIFRE f/JIMMIE LEE、ソウルフルなガラージュ系ハウスのI See Visions/RILEY EVANS f/SONYA GRANT(歌っているSONYA嬢があまり上手くないのが残念・・・)、BPM早めのダンサブルなピアノを活かしたガラージュ・トラックに男女のエロい会話が絡むA3.0 Ban 1(Inst Remix)/NORTH/CLYBOURNはかなり気に入っています。(08/02/08)
MOUNTAIN/Climbing!(1970)
巨漢ギタリスト"LESLIE WEST"とCREAMのプロデューサーだったFELIX PAPPALARDIを中心としたアメリカン・ハード・ロック・バンド"MOUNTAIN"が70年にリリースしたアルバム。メンバーは、LESLIE WEST(ギター、ボーカル)、FELIX PAPPALARDI(ベース、ピアノ)、CORKY LAING(ドラム)、STEVE KNIGHT(オルガン、ボーカル)の4名。グループとしては1stアルバムだが、実質的には前年のLESLIE WESTのアルバムが1stとみられていて、これは2ndにあたるとのことです。LESLIEの無骨なボーカルが最高なヒット曲1.Mississippi Queen、映画『イージーライダー』のサントラにも収録された哀愁漂うロック・ナンバー2.Theme From An Imaginary Western、ファンキーな4.Silver Paper、イントロのドラムが使えそうなアップテンポの8.Sittin' On A Rainbow等男汁溢れる熱いロックを聴かせてくれます!MOUNTAINといえば定番ドラム・ネタのLong Redが収録されたライブ盤がトラックメイカーやHIPHOPフリークに有名ですが、このアルバムもぜひ聴いてもらいたい!(08/02/08)
COS/The Whole Truth(2007)
SACの大御所BROTHA LYNCH HUNGを中心としてリリースするMADESICC MUZICCから07年にリリースされたCOSのアルバム。SAC特有の重苦しい雰囲気のトラック中心で、結構聴き手を限定させますが、DJ EPICプロデュースでWARREN Gも使ったCOMMODORES/Painted picturesネタの80'sメロウ6.Picture Dis、THE SHAPE制作でアコギとエレピを活かした郷愁メロディに胸が締めつけられる17.It Didn't Believe、PHONK BETAが手掛けたFUGEESでお馴染みTEENA MARIE/Ooo La La Laを使った極上メロウ・トラックにNICCI BLACCとMELISSA WHITNELをフィーチャーした19.I Got Problem'zの3曲は抜群!これ嫌いなメロウ・フリークはいないでしょう!? 他にもピアノが重苦しい雰囲気を醸し出すトラックにBALLIN ASS DAME、BLEEZO、SKITZOをフィーチャーした7.Tec 9'z And 44'z、男性コーラスが絡む爽やかなギターが耳を惹く9.Find A Way、BROTHA LYNCH HUNGが参加した寂しげな12.What's It Gonna BeもGOOD。SACフリークはもちろんメロウ・フリークも要チェックでしょう。(08/02/01)
TUFF CREW/Still Dangerous(1991)
フィリーの名グループTUFF CREWが91年にWARLOCK RECORDSからリリースしたアルバム。メンバーはかなり減っていてLA KIDD、ICE DOG、SMOOTH"K"の3名に。TUFF CREWのアルバムの中では一番平凡な出来で、悪くはないが、今までのアルバムと比べるとどこか納得いかないです。それでも、It's My ThingとJBを組み合わせた2.Days Of Our Lives、レゲエ・テイストの6.Got More Rhymes、アップテンポのファンキー・チューン9.Whole Buncha Nuffin、KURTIS BLOW/The Breaksネタの12.Whole Shabangあたりはかなり気に入っていますが。再発もされていて入手は容易なので、気になった方は聴いてみて下さい。(08/02/01)
FINGERS INC./Another Side(1988)
LARRY HEARDを中心としたシカゴ・ハウス界の伝説的なグループ"FINGERS INC.(MR.GINGERS)"が88年にUKのJACK TRAX RECORDSからリリースした2枚組アルバム。初期FINGERS INC.のシングルはほとんど持っているんですが、近田春雄氏のFMでかかっていた「Bye Bye」が収録されてたので、リリース時に速攻で購入。しかし、ラジオでかかっていたインスト・バージョンではなくROBERT OWENSのボーカル入りのバージョンだったので、ちょっと残念だった記憶がありますね。オススメは、美しすぎるメロディのA2.Bye Bye、優しげなB2.So Glad、ハウス史上に忽然と輝く名曲D4.Can You Feel It。もう一つのクラシックMystery Of Loveは12インチ・バージョンではないのが収録されているのは残念。いずれにせよ、創世記のハウスを語る上では外せないグループですので、ハウス好きなら必聴でしょう。(08/02/01)
NED DOHENY/Hard Candy(1976)
NED DOHENYが76年にリリースした2ndアルバム。プロデュースはBOOKER T&MG'SのギタリストのSTEVE CROPPER。ロックにR&B、JAZZ等を巧みにブレンドしたトラックも秀逸だが、NED DOHENYの清涼感溢れるボーカルも最高なAORの名盤中の名盤!自分が求めているAORの形がそこにありますね。TOWER OF POWERがホーンを担当したメロウ・ミディアムの1.Get It Up For Love、AVERAGE WHITE BANDのクラシックA Love Of Your Ownのカバー(というよりAVERAGE WHITE BANDのメンバーHAMISH STUARTとの共作。この二人はCHAKA KHANのクラシックWhat cha Gonna Do For Meも手がけています。)で、TOWER OF POWERがホーン、DAVID FOSTERがキーボード、HAMISH STUARTがバッキングVo.で参加した5.A Love Of Your Own、アコースティック・ギターが効いたフォーキー&メロウな6.I've Got Your Number、これもTOWER OF POWERのホーンをフィーチャーしたノリノリ・ファンキーな7.On The Swingshift等ほとんど全曲聴かせてくれます。ブラック以外聴かないという方にぜひ聴いてもらいたいアルバムの一つ。(08/02/01)
NICK DECARO/Italian Graffiti(1974)
NICK DECAROが74年にBLUE THUMB RECORDSからリリースしたアルバム。NICK DECAROのお気に入りの曲のカバーを収録したAORの歴史的名盤ということで、以前から気になっていて、アマゾン等のサイトでもかなりの高評価だったので購入してみました。バックも一流のミュージシャンばかりで期待が高まっていたんですが、いざ聴いてみると「なんじゃこりゃ? もしかしてイージーリスニング?」って思うくらいおとなしくて地味な曲ばかり・・・ 悪くはないけど、良くもないみたいな。ロック/ポップス・フリークからしてみれば粋な選曲ばかりで流石と唸るかもしれないが、長年R&BやHIPHOPを聴いている自分からしてみればかなり退屈。同じAORでもPAGESやNED DOHENY、MICHAEL FRANKSの方が何百倍も聴けるね。全くオススメできません。(08/02/01)
V.A./X-RAIDED Presents The Initiation(2001)
KILLA TAY/Mr.Mafioso(1998)
TEN CITY/Foundation(1989)








