OLD 2 DA NEW SCHOOL -235ページ目

JULLIE-D/The Mania(2006)


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オークランドのベテラン・グループUNDERGROUND REBELLIONの片割れJULLIE-Dが06年にリリースしたアルバム。プロデュースは盟友KRUSHADELIC、エンジニアとミックスはG-MAN STAN。正直、クセのあり過ぎるトラックばかりで聴ける曲はかなり少ないですが、MIDNIGHT STARのクラシックCurious使いの6.All I Wanna DoとMICHAEL JACKSONの人気曲Rock With Youネタの7.Think About Youの80'sメロウ・ネタの2曲が抜群!他にはBUSHWICK BILLとKRUSHADELICをフィーチャーした妖しげな10.Bad Boys、S.N.O.P.のMR.KEYが参加したダークな13.Check Da Status、ファンキーな15.36 Of 'Emあたりが気に入りました。80'sネタが好きな方はチェックしてみて下さい。(08/04/04)

MICHAEL JACKSON/Off The Wall(1979)


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MICHAEL JACKSONが79年にリリースしたアルバム。プロデュースは、QUINCY JONES。MTV世代の自分にとってMICHAELは洋楽、特にブラック・ミュージックへの扉を開かせた特別な存在ですね。でも、このアルバムをきちんと聴いたのは恥ずかしながら1、2年位前で、曲単位ではラジオ等で聴いたことがあったんですが、トータルで聴くとやはりMICHAELは最高だなって感じますね。大ヒットしたノリノリな1.Don't Stop 'Til You Get Enough、HEATWAVEのROD TEMPERTON作で、ESHAMやJULLIE-Dでも使われたメロウ・グルーヴ2.Rock With You、これもROD TEMPERTON作で、HEATWAVEのBoogie Nightsらしさが随所に感じられるBPM早めの5.Off The Wall、STEVIE WONDER作の人気メロウ・チューン8.I Can't Help It等々名曲の数々。『Thriller』以降のMICHAELには何の魅力も感じないが、次作の『Thriller』まではブラック好きなら聴いておくべきでしょう。(08/04/04)

BOZ SCAGGS/Hits(1980)


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古くはTHE STEVE MILLER BANDのメンバーで、その後ソロになってからブレイクし、AORの代名詞的なシンガーともいえるBOZ SCAGGSが80年にリリースしたベスト・アルバム。全11曲とかなり少なめだが、ツボは押えており、76年の『Silk Degrees』からHiphopシーン、フリー・ソウル・シーンでも人気のメロウ・グルーヴ1.Lowdown、このアルバムのための新曲でバックでTOTOのメンバーが演奏するライト感覚のメロウ3.Miss Sun、80年の『Middle Man』からDAVID FOSTER絡みで小気味良いリズムのメロウ・グルーヴ8.Jojoがお気に入り。Miss Sunが聴けるアルバムはあまりないので、メロウなAORが好きな方はチェックして損はないでしょう。(08/04/04)

GRANDADDY SOUF/Chasing My Dream(2007)


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フロリダ州オーランドのGRANDADDY SOUFが07年にリリースしたアルバム。厳つい風貌どおりの野太い声に達者なラップが魅力的なMC。基本的にサウスど真ん中のトラックが多く、熱心なサウス・フリーク以外には結構キツイかもしれませんが、一部で話題となっていたDALE BABBプロデュースでメロウなメロディが胸に染み渡る12.GospelとこれもDALE BABBが手掛けたソウルフルなアコースティック・ギターを活かしたハートウォーミングなトラックに男性ボーカルもバッチリはまった16.Because Of Youの2曲はマジで最高!これほどの曲リリースしてもイマイチ反応が薄いのは一体なぜ・・・ メジャーでもイイ曲ありますよ、ホント。他には寂しげな2.Chasing My Dream、ごりごりな3.Deputy Dope Boy、鐘の音が効果的なダーク・ナンバー9.Da O、ホラーチックなバウンス14.Cocaine CowboyあたりがGOOD。リリース直後、何者かに襲われて重傷を負ったみたいですが、MYSPACEを見る限り大丈夫そうで安心しました。今年は新作も控えているみたいで期待したいですね。(08/03/28)

SKANLESS/The Book Of Skanless(1996)


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サクラメントのSKANLESSが96年にリリースしたアルバム。G-LUV誌にも掲載されていたのでかなり有名ですね。BIG HOLLISをメインとしたトラック群はチープ感はあるものの、割と聴きやすく、特にファンク・ビートに郷愁メロディの3.Bustas Can't Touch Us、ブリブリ・シンセ入りの寂しげな7.Stay True、ROY AYERS/Programmed For Loveネタのメロウ・チューン8.Ghetto Swang、S.O.S.BAND/Weekend Girl使いの11.One And Only、TOTALLY INSANEとSCOOT-DOGをフィーチャーしたBPM早めのノリノリな12.Skanless Shit、優しげなメロウ16.OutroがGOOD。SAC入門用にピッタリなアルバムだと思います。(08/03/28)

WHISPERS/The Best Of Whispers(1995)


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ベテラン・コーラス・グループWHISPERSのベスト盤(国内盤)。WHISPERSというとAnd The Beat Goes On等のダンス・クラシックが有名で、個人的にも70年代前半、中盤あたりの曲にはあまりピンとこず、やはり耳が奪われるのは、70年代後半から80年代あたりの曲ですね。79年『Whispers』からのリリースで、大ヒットした問答無用の9.And The Beat Goes On、80年『Imagination』からのリリースで自然と腰が動くフロア・ナンバー11.It's A Love Thing、81年の『This Kind Of Lovin』からのノリノリな13.In The Raw、83年の『Love For Sale』からエレクトロ度アップしたNYって感じの14.Tonight、87年の『Just Gets Better With Time』からL.A.&BABYFACEの出世作でAnd The Beat Goes On以来の大ヒット15.Rock Steady、これも『Just Gets~』から胸が締めつけられるほど切ないスロウ16.In The Mood等誰でも一度は聴いたことがある名曲揃い!個人的にもリアルタイムで聴いていたRock Steadyは懐かしくて最高ですね~。R&Bフリークなら押えておくべきグループです!(08/03/28)

CECILIO & KAPONO/Elua(1975)


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70年代に人気を博したハワイのデュオ"CECILIO & KAPONO"が75年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、DAVID KERSHENBAUM、キーボードにTOTOのDAVID PAICHも参加。フリー・ソウル・シーンで人気が高いSomedayを収録したアルバムということで有名ですね。二人のアコギを中心とした素朴かつ爽やかな曲が中心ですが、前述の5.Somedayは絶品メロウ・グルーヴ!まさにミラクル。聴いた瞬間すぐにノックアウトされましたね。他にもHALL&OATESのカバー1.Goodnight And Goodmorning、海辺で聴くと似合いそうなハートウォーミングな8.Highway In The Sun、甘酸っぱいメロウ・チューン9.Summer LadyもGOOD。個人的にフリー・ソウルを聴かなければ、絶対に聴かない(手がでない)類の音楽なので、これに出会わせてくれたフリー・ソウルにはほんと感謝!(08/03/28)

KRUSHADELIC/Ghost Rider(2008)


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オークランドのベテラン・グループUNDERGROUND REBELLIONの片割れKRUSHADELICの新作。全曲セルフ・プロデュースで、エンジニアとコーラス(!)にG-MAN STANも参加。今風のハイフィーなパーティー・トラックが多いですが、哀愁・メロウ系に聴きどころ多し。特にネタ使い(聴き覚えあるが、思い出せない・・・)のギャル受けしそうなメロウ・グルーヴ8.B Mi Shorty 2 Nite、FORCE MD'Sの名曲Tender loveネタの80'sメロウ10.Make It Happen、レーベル期待の新人YOUNG BALIをフィーチャーしたSOULネタのハートウォーミングな16.I Luv It、哀愁溢れるトラックに亡き母と祖母への思いをのせた17.P.A.T.(Point After Touch)の4曲が秀逸!P.A.T.(Point After Touch)なんて男性コーラスも雰囲気を引き立てていて胸を締めつけますね。他にもゴリゴリな1.What U Say About Me、MISTA F.A.B.が参加したファンキー・チューン3.Gotta Have It、KEAK DA SNEAKをフィーチャーしたファンキーな11.Thizz What It Iz!、あのCHAKA KHANをフィーチャーしたユルい13.I Think SoあたりがGOOD。メロウ好きなら聴いておきべきアルバムでしょう!(08/03/21)

GANGSTA BLAC/Can It Be?(1996)

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メンフィスのベテランGANGSTA BLACが96年にリリースしたアルバム。プロデュースは、DJ PAULとJUICY J。Gフリークには有名すぎるアルバムですね。正直、クセのある曲が多くて少し厳しいですが、ISLEY BROTHERS/Make me say it again girlネタのメロウ・トラックにLORD INFAMOUSをフィーチャーした5.Ain't No Love、寂しげな6.Down With S.P.V.、これもISLEY BROTHERSのFor the love of youを使ったメロウ13.Ain't No Thang、COOL"B"が参加した郷愁感溢れる18.Life's A Bitchあたりは人気(定番)ですね。メンフィス好きやメロウ好きなら押えておくべきアルバムでしょう。(08/03/21)

MIC MURPHY/Touch(1991)


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Don't Disturb This Groove等のクラシックを持つTHE SYSTEMのボーカルMIC MURPHYが91年にリリースしたソロ・アルバム。クレジットを見る限り盟友DAVID FRANKの参加はないみたいです。Don't Disturb This Groove以降、売れっ子となるにしたがって曲のクオリティが下がっていった気がするのは自分だけかな? このアルバムもどこか馴染めなく、確かに美しいメロディのミディアム5.Touchとどこか懐かしい感じがするメロウ・グルーヴ6.Sleep With Meはお気に入りですが、残りはどこか中途半端な感じがしました。これ聴くよりは初期のTHE SYSTEMを聴くのをオススメします。(08/03/21)