V-WHITE/Perfect Timin'(2007)
オークランドのDELINQUENTSのメンバー"V-WHITE"が07年にリリースしたアルバム。プロデュースはBIG ZEKE、E-A-SKI&CMT、ANT BANKS、LEV BERLAK、TRAXAMILLION、ゲストには、TOO SHORT、ANT BANKS、RICHIE RICH、MISTA F.A.B.、G-STACK(of DELINQUENTS)、CASUAL等とオークランドの重鎮、新鋭を集結。今時のトラックが多いながらなかなかバラエティに富んだ内容で、特にトラックはイマイチながら、CASUAL、EDDIE P.、E-A-SKI、TOO SHORT、ANT BANKS、THE NEIGHBORHOODとオークランドの新旧巧者がマイクを回す5.Oakland、THE NEIGHBORHOODをフィーチャーした近未来的なファンキー・チューン8.Good Work、探偵映画のワンシーンのようなファンキー・トラックにRICHIE RICHの渋い語り口がバッチリはまった13.Respect The Game、ナイス・ビートの16.Intermission、ALICIA WARDの歌をフィーチャーした80'sテイストのメロウ20.Mom's、QUEEN PENでお馴染みEARTH,WIND&FIRE/On your face使いと思われるゴキゲンなファンキー・トラックにMARIOの若々しい歌声も雰囲気を盛り上げる21.Summertime、これもALICIA嬢の歌をフィーチャーしたメロウ・グルーヴ26.The Girl Next Doorがお気に入り。スキットの15.DameではあのDANGEROUS DAMEがフリースタイルをカマして健在さをアピール。熱心なBAYエリア好きならきっと気に入ると思います。(08/05/09)
BOOTSY'S RUBBER BAND/Ahh… The Name Is Bootsy
BOOTSY'S RUBBER BAND/Ahh… The Name Is Bootsy, Baby !(1977)
BOOTSY COLLINS率いるBOOTSY'S RUBBER BANDが77年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、GEORGE CLINTONとBOOTSY。P-FUNKを使った曲は好きだけど、P-FUNK自体はイマイチ反応が鈍い自分ですが、このアルバムは文句なし!1曲目のファンクAhh… The Name Is Bootsy, Baby!から惹き込まれ、キーボードとホーンが効いたノリノリなファンク・ナンバーA2.The Pinocchio Theoryでノックアウト!B面のメロウなスロウB1.What's A Telephone Bill?とMunchies For Your Love、少しほのぼのとしたファンクB3.Can't Stay Awayもバッチリ。ファンクの基本盤の一つといえるでしょう。(08/05/09)
Paradise Regained : The Garage Sound
V.A./Paradise Regained : The Garage Sound Of Deepest New York Vol.2(1989)
UKのREPUBLIC RECORDSから89年にリリースされたガラージュ・ハウス・コンピ。BLAZEの仲間を紹介したコンピで、全曲BLAZEがプロデュースを担当。SMACK PRODUCTIONSとの共作で郷愁メロディのA1.Play To Win/SHARONE、BLAZEの変名によるギターが効いたフュージョンっぽいトラック上で、笑い声等の"ガヤ"を入れるA3.Stardust/BLAZIN'、チャカ・カーンが似合いそうな80'sテイストたっぷりの込み上げ系B1.Let Me Show You/TAWANNA CURRY(ベスト・トラック!)、ライト感覚なメロウB2.All Of My Love/SENSE OF VISION、エレクトロっぽいB4.Gotta Dance/BREED OF MOTIONあたりがお気に入り。BLAZE好きなら聴いて損はないコンピでしょう。(08/05/09)
JEFF BECK/Blow By Blow(1975)
世界三大ギタリストの一人JEFF BECKが75年にリリースしたアルバム。有名ネタ収録の『Wired』ばかり聴いていましたが、久々にこのアルバム聴いてみると、やっぱカッコイイの一言。ファンキーな1.You Know What I Mean、クラビネットが効いた小気味良い3.Constipated Duck、ドラムがとにかく最高にファンキーで、後半BPMがグッと落ちてもグルーヴが持続する4.Air Blower、STEVIE WONDERのカバーでクラビネットが雰囲気を醸し出すファンキー・チューン7.Thelonius等聴きどころ満載。ファンキー好きなら聴くべき傑作アルバムの一つ。(08/05/09)
OST『Breakin'』(邦題『ブレイクダンス』)

84年に公開されたブレイクダンスの映画『Breakin'』(邦題『ブレイクダンス』)のサウンド・トラック。この映画は自分のターニングポイントとなった思い出深い映画で、この映画を見てからHIPHOPやR&Bにかなりのめり込んでいったんですよね~。一番のお気に入りのはRUFUS & CHAKA KHANの中でも一際光り輝いているクラシックのB4.Ain't Nobodyと古くはNYを拠点にPUBLIC ENEMY等のHIPHOP、SHANNON等のR&BをプロデュースしてきたROD HUIによるSHANNONの名曲Let The Music PlayにラテンHIPHOPのエッセンスを加えた感じのエレクトロ・ダンサーA4.99 1/2/CAROL LYNN TOWNESの2曲。特に後者は80'sのコンピにもあまり収録されていないので、ぜひともCDで再発して欲しい!他にもドラマーのOLLIE E.BROWNと元RAYDIOのJERRY KNIGHTによるスクラッチ、ボコーダー入りのエレクトロ・ファンクA1.Breakin'...There's No Stopping Us/OLLIE & JERRY、ベテランBAR-KAYSによるMIDNIGHT STARのパクリだがオリジナルよりカッコよく仕上げているA2.Freakshow On The Dance Floor、CURTIS HUDSONが手掛けたアフリカンなエッセンスをトッピングしたエレクトロ・ファンクA3.Body Work/HOT STREAK、オリエンタルなメロディも飛び出すインスト系エレクトロ・ファンクA5.Showdown/OLLIE & JERRY、RUFUSの初代Vo.のPAULETTE McWILLIAMSとTOI OVERTONがボーカルのエレクトロ・ファンクB2.Street People/FIRE FOX、バトルシーンで使われた打ち込みビート乱れ打ちのイントロから血圧アップするエレクトロ・トラックに若き日(それほど若くは見えないですが・・・)のICE-TがラップするB5.Reckless/CHRIS"THE GLOVE"TAYLOR & DAVID STORRS等忘れ得ぬ思い出の曲ばかり。残念なのはターボのほうきを使ってダンスする印象的な場面でかかるKRAFTWERK/Tour De Franceとクラブのシーンで使われたART OR NOISEの名曲Beat Boxが収録されていないこと!この2曲はぜひとも収録して欲しかったな~。いづれにせよ、ブラック好きならぜひとも聴いて欲しいアルバムの一つ。(CDでの再発望む)(08/05/02)

ストーリーはありきたりなんですが、とにかくダンスが凄かった!特に印象に残っているのが、クラブでのバトルシーンのポッピン・タコの動き。あの表情と動き、とにかくシビれる!もちろんシャバドゥーとブーガル・シュリンプも凄い。これみて当時の中高生のほとんどがブレイクダンスに夢中になったと思う。今のブレイクダンスの技術はこの頃とは比較できないほど凄いが、この衝撃ったらほんとなかった。
しかし!この映画よりも衝撃を受けたのが、83年か84年に放送されたグラミー賞でのHERBIE HANCOCKのRockitのライブ。このライブにでていたスーツに仮面をつけたロボットのようなものが4人いて、それぞれ、異なる動きをしており、もしかしてこれ人間!? まさかね、って思っていると、GRANDMIXER D.STのスクラッチのパートでいきなり動き出すではないか!これにはホント腰が抜けたね!そしてブレイクダンスの色々なテクニックを披露するんですが、演奏が終わった時には凄まじいスタンディングオベーション。マジで鳥肌立ちましたね~、この時は!YOUTUBEにアップされているので、ぜひ見て欲しい!
TRINA/Still Da Baddest(2008)
サウスを代表するエロ・ビアッチMC"TRINA"の最新4thアルバム。ゲストには、RICK ROSS、PITBULL、KILLER MIKE、KEYSHA COLE等。全12曲と少ないですが、メロウ系が充実しており、特にYOUNG SEARSプロデュースで、80年代のダンス・クラシックっぽい(ネタ?)メロウ・グルーヴ2.Still Da Baddest、KANE DA KAMELEON制作でR&Bマナーのスロウ・トラックにKEYSHA COLEの歌も雰囲気を引き立てる6.I Got A Thang For You、JIM JONSINが手掛けたハートウォーミングなアコースティック・ギターが染み渡る8.Wish I Never Met Youの3曲にはノックアウト!前作もメロウ・ナンバーが良かったですが、今作も大当たり。他にも郷愁感溢れる3.Killing You Hoe、KILLER MIKEが参加したスカスカなオールドスクール・テイストのファンキー・ナンバー5.Look Back At Me、R&Bテイストのスロウ11.Phone Sexx、GORILLA TEKプロデュースによるMINNIE RIPERTON/Here We Goネタのファンキー・トラックにRICK ROSSをフィーチャーした12.Hot CommodityもGOOD。サウス・フリークはもちろんメロウ好きも押えるべきアルバムでしょう。(08/04/25)
BROTHA LYNCH HUNG/Snuff Tapes(2008)
SACの大御所BROTHA LYNCH HUNGが08年にリリースしたコンピ。ヒット曲のトラックを使用したものとオリジナル曲が混ざっているみたいですが、正直、ヒット曲に疎いので、どれが他人のトラックかあまり分かりません・・・、なので、「これ○○の曲だよ」って分かる方は指摘していただけると助かります。LUDACRIS/Runaway Loveを使った4.Runaway Love/BROTHA LYNCH HUNG、COS、TWAMP、TYE、染み渡るトラックにSPANDAU BALLET/Trueのコーラスがマッチした8.Baby Girl/T RUSH、DOGG POUND/Cali Is Active使いの9.Valley Is Active/BROTHA LYNCH HUNG、TALLCAN G、COS、DEVIOUS、CURTIS MAYFIELD/Give Me Your Loveネタのソウルフルな10.Baylyfe/TWAMP、郷愁感溢れるトラックに男性コーラスも絡む12.Ordinary Thuggs/COS、BALLIN ASS DAME、TALLCAN G、HOGG、LUPE FIASCO/Kick Push使いの14.Kicc Push/BROTHA LYNCH HUNG、18.TEDDY PENDERGRASS/Close The Doorネタのメロウな18.Parlay/BETA、D.DUB、T.A.、ハイパーなファンキー・チューン19.No DJ/BROTHA LYNCH HUNGあたりがお気に入り。個人的にはかなり楽しめたアルバムですが、できればオリジナルの楽曲でリリースして欲しいところ。(08/04/25)
CARL CARLTON/Same(1981)
CARL CARLTONが81年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、LEON HAYWOOD、参加ミュージシャンは、キーボードにJAMES INGRAM、GEORGE DUKE、ドラムにJAMES GADSON、ホーン、ストリング・アレンジャーにTOM TOM 84と非常に豪華な面々。60年代から活躍していたCARL CARLTONですが、一般的にはShe's A Bad Mama Jamaで知られていますね。もちろん、そのダンス・クラシックのB1.She's A Bad Mama Jama(She's Built, She's Stacked)はもちろん、ライト・メロウなA2.Let Me Love You 'Til The Morning Comes、ご機嫌なフロア・チューンA3.Don't You Wanna Make Love、ホーンが効いたパーティ・ファンクB2.I've Got That Boogie Fever、メロウ・グルーヴB4.Fighting In The Name Of Loveと好曲多し。ダンス・クラシック好きなら聴くべきアルバムの一つ。(08/04/25)
CHICAGO/V(1972)
ベテラン・グループCHICAGOが72年にリリースした5thアルバムで、これはRHINOからのボーナス3曲追加したリマスター盤。プロデュースは、JAMES WILLIAM GUERCIO。80年代のバラード中心のCHICAGOのイメージしかなくて、長い間毛嫌いしていたんですが、よくネタ使いされるSaturday In The Parkが気になってLPを購入して聴いてみると想像とは正反対のブラス・ロックでかなり驚いた記憶があります。BLOOD,SWEAT&TEARSとはまた異なるブラス・ロックで、特にイントロのギターも最高なファンキー・チューン4.Dialogue(Part One)と4.の続き5.Dialogue(Part Two)、明るく楽しくて体が勝手に動き出す名曲中の名曲7.Saturday In The Parkの3曲は抜群!これがあのCHICAGOかよ !?って聴いた瞬間、鳥肌立ちましたよ、ホント。他にも攻撃的なファンキー・ロック1.A Hit By Varese、明るく元気が出るフリー・ソウルっぽい2.All Is WellもGOOD。70年代のCHICAGOのアルバムの中でも特にオススメしたい1枚です。(08/04/25)








