OLD 2 DA NEW SCHOOL -222ページ目

TROUBLE FUNK/Trouble(1987)


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TROUBLE FUNKの来日記念としてリリースされた企画盤。この年にリリースされた『Trouble Over Here, Trouble Over There』からBOOTSY COLLINSプロデュースのファンク1.Troubleと4.Woman Of Principleも収録されていますが、目玉は、CHAD JACKSONがリミックスした3.Still Smokin'(Razor Mix)でしょう。Still Smokin'のスタジオ・テイクにライブをミックスした技ありな逸品!2.Good To Go(Remix)、5.Bust Your Bubble"Go Go Style"、6.Drop The Bomb、7.Say What?の定番曲ももちろん最高の一言。GO GO好きならぜひチェックしたいアルバム。(09/05/19)

RON WOOD/I've Got My Own Album To Do(1974)


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FACESやROLLING STONESで活躍するギタリスト"RON WOOD"が74年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム。プロデュースは、RON WOODとGARY KELLGREN、参加ミュージシャンは、ROLLING STONESのKEITH RICHARD(ギター)とIAN McLAGAN(キーボード)、WILLIE WEEKS(ベース)、SLY&THE FAMILY STONEの『Fresh』で名を上げたファンク・ドラマーANDY NEWMARK、ROD STEWART、MICK TAYLOR等。決して気取ることのないその音楽スタイルが絶大な支持を受けるRON WOODですが、このアルバムもどこかルーズだが、温かみのある内容に仕上がっています。郷愁感溢れるスロウ2.Far East Man、温もりを感じる3.Mystifies Me、ゴスペルっぽい女性コーラスが雰囲気を引き立てる5.Act Together、泥臭くブルージーでファンキーな6.Am I Grooving You、ファンキーな7.Shirley、イントロのリズム・ボックスがSLYを思い出させるインストルメンタルのファンキー・チューン11.Crotch Musicが特にお気に入り。R&B好きにも聴いて欲しいアルバムです。(09/05/18)

DENNIS COFFEY/Instant Coffey(1974)


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"Scorpio"の定番ブレイク・ビーツで知られるデトロイトの白人セッション・ギタリスト"DENNIS COFFEY"が74年にリリースしたアルバム。プロデュースは、MIKE THEODOREとDENNIS自身。ドラムにED GREENとJAMES GADSON、キーボードにJOE SAMPLE、ホーンにERNIE WATTS等が参加。Scorpio級のブレイク・ビールは全くなく、また、結構イージーリスニングっぽい軽めのトラックが目立つのですが、あのブルース・リーの『ドラゴンへの道』のカバーA3.Theme From Enter The Dragonは流石にカッコイイ!他にはタイトルからしてWAR/Cisco Kidに影響を受けたと思われるラテン風味のB1.Chicano、郷愁感あるギターが印象的なスロウB2.A Time For Love、妖しげなファンキー・チューンB4.Outrageous(The Mind Excursion)がお気に入り。DENNIS COFFEYの代表作ではないので、あまりオススメしないが、気になった方は聴いてみて下さい。(09/05/17)

THE ALLMAN BROTHERS BAND/Eat A Peach(1972)

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中心人物であったDUANE ALLMANのオートバイ事故死直後にリリースされた新生THE ALLMAN BROTHERS BANDの3rdアルバムで、スタジオ録音と伝説のフィルモア・イーストでのライブを混ぜた内容で、南部風情溢れるファンキーな1.Ain't Wastin' Time No Moreと壮大なイントロからB-BOY国歌"Apche"のようなドラムにグルーヴィーなオルガンが絡む2.Les Brers In A Minorがベスト・トラック!故郷を懐かしむようなメロディの3.Melissa、30分以上延々と続くライブ4. Mountain Jam、小気味良い7.Stand Backもお気に入り。Apacheがお気に入りなら2.Les Brers In A Minorはぜひ聴いて下さい!(09/5/15/)

THE BAR-KAYS/Coldblooded(1974)


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THE BAR-KAYSが74年にSTAX/VOLTからリリースした3rdアルバム(再発盤)。プロデュースは、ALLEN JONES。過小評価されているアルバムみたいですが、なぜでしょう?ここまでファンキーなアルバムもそうないのでは。アップテンポでノリの良いA3.In The Scheme Of Things、ハーモニカがイイ感じのファンキー・チューンA5.Smiling,Styling And Profiling、郷愁感あるメロディのB1.Frame Of Mind、鬼ファンキーなB3.Fightin' Fire With Fire、ファンキーなB5.Be Yourself等聴き所満載。このアルバムがCD化されていない状況が不思議でならないですね・・・ ファンク好きならぜひとも聴いて欲しいです。(09/05/11)

THE ALLMAN BROTHERS BAND/Idlewild South(1970)


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サザン・ロックの雄"THE ALLMAN BROTHERS BAND"が70年にリリースした2ndアルバム。泥臭くてファンキーな2.Don't Keep Me Wonderin'、少しカントリー臭がするがグルーヴィーな3.Midnight Rider、郷愁感溢れるギターが耳を惹き、1分30秒後にドラムがファンキーに変貌する4.In Memory of Elizabeth Reed、ファンキーな7.Leave My Blues at Homeがお気に入り。70年代FUNK好きも聴いて損はないでしょう。(09/05/10)

TACKHEAD/Tape Time(1987)


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SUGAR HILLでのバックバンドやAFRIKA BAMBAATAAのアルバムにも参加していたKEITH LEBLANC(ドラマー)、DOUG WIMBISH(ベース)、SKIP McDONALD(ギター)のFATS COMETにUKのON-U SOUNDの主宰者ADRIAN SHERWOODが組んだTACKHEADが87年にリリースしたアルバム。インダストリアル、ノイズ・ロックとか呼ばれているみたいですが、PUBLIC ENEMYを聴いていた自分にしてみればこれをHIPHOPと呼ばないでどうするの?って感じですね。重たいビーツに演説やアジテーションがのっかる展開で、全曲最高に好きなんですが、近未来的なトラックに演説がかぶさるA1.Mind At The End Of The Tether、ART OF NOISE/Beat Box似のビートにハードなギターが絡むA3.Reality、BPM早めのトラックにスクラッチ、ハードなギターがイカしたB1.Hard Left、もうドープ!としか言いようのないB2.Get This、ヘビーなビートで耳を鷲掴みしていくB4.What's My Mission Now?が特に最高!紙ジャケットで再発(!)されていて入手も容易なので、HIPHOPフリークならぜひ聴いて頂きたいアルバムの一つ。(09/05/10)

MASEKELA/I Am Not Afraid(1974)


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南アフリカのトランペッター"HUGH MASEKELA"が74年にBLUE THUMB RECORDSからリリースしたアルバム。プロデュースはCRUSADERS等をプロデュースしているSTEWART LEVINE。そのCRUSADERSからJOE SAMPLEとSTIX HOOPERもクレジットこそないが、音を聴く限り参加していると思います。以前にレビューしたLEON THOMASと同様、偶然、中古レコード屋で購入して以来愛聴しているアルバムで、特にA面の4曲がCRUSADERSにアフリカの要素をプラスした感じでほんと最高です。


A1.Night In Tunisia

DIZZY GILLESPIEのカバーで、リズムとベースラインがイカしたアフロ・ジャズ・ファンク。


A2.Been Such A Long Time Gone

郷愁感あるトラックに(おそらく)MASEKELA自身がボーカルも披露。


A3.In The Marketplace

優しげなエレピがとにかく最高な心温まる好曲。


A4.Jungle Jim

MASEKELAのトランペットのソロも最高で、アフリカの夕暮れって感じがしますね。昔、この曲のイントロをネタにしてトラックを作ったほど思い入れがある曲ですね。このアルバムのベスト・トラック!


B面は、アフリカ色濃過ぎであまり好みではなかったですね。

残念ながらCD化されてないんですよねこのアルバム・・・ ぜひともCD化して欲しいものです。(09/05/08)

BILL WITHERS/+'Justments(1974)


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BILL WITHERSが74年にリリースしたアルバム。プロデュースは、BILL WITHERS、JAMES GADSONとMELVIN DUNLAP。BILL WITHERの代表的なアルバムではないが、なかなか聴かせる曲があって、昔から愛聴しています。グルーヴィーなA1.You、アップテンポのA5.Rudy Lee、ファンキーなビートにほのぼのしたメロディのB1.Hearbreak Road、JOSE FELICIANOのギターをフィーチャーしたブラジリアン・テイストのB2.Can We Pretend、CURTIS MAYFIELD/Superflyのイントロで一曲作り上げたようなB5.Railroad Manがお気に入り。BILL WITHERSみたいな大物のアルバムが全てCD化されていないのにも驚きましたが・・・、ぜひCD化して欲しいアルバムです。(09/05/02)

L.T.D./Love Magic(1981)


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大型R&Bグループ"L.T.D."が81年にリリースした8thアルバム。プロデュースは、MICHAEL STOKES。リード・ボーカルがJEFFREY OSBORNEからNEW BIRTHのLESLIE WILSONに代わったアルバムで、なんといってもLESLIEの熱唱が光る極上のファンク・ナンバーA1.Kickin' Backに尽きますね!これ聴いて体が熱くならないヤツはR&B聴く資格ないって思いますね、個人的に。他にもノリノリなファンクA2.Burnin' Hot、GAP BANDを意識したであろうファンク・チューンA3.Cuttuin' It Up、重たいファンクB1.Stay On The Oneも最高!スロウが良くなかったのは唯一残念でしたが・・・、いずれにしてもR&B好きなら聴いておくべき名盤!(でも、一番最高なのは、ジャケット!ですよね~。)(09/04/30)