MIDNIGHT STAR/Headlines (1986)
CALLOWAY兄弟を中心として結成されたR&BグループMIDNIGHT STARが86年にリリースした6thアルバム。プロデュースは、REGGIE CALLOWAY & MIDNIGHT STAR。どのアルバムも充実しているグループですが、このアルバムもかなり良いね~。フロアで人気のメロウかつ軽快なエレクトロ・ダンサー1. Headlines、スムーズ・ジャズっぽいムードたっぷりのミディアム2. Stay Here By My Side、名曲「Curious」っぽい雰囲気のチャカポコ感溢れるメロウ・グルーヴ3. Close To Midnight、もろエレクトロ・ファンクな4. Get Dressed、これまたエレクトロ感バッチリなダンス・ナンバー5. Engine No. 9、MTUME/Juicy Fruitにも似た雰囲気のメロウ・ミディアム6. Close Encounter、RUN D.M.C./Hard Timesにも似たこの時代特有のドラムマシン乱れ打ちも微笑ましいエレクトロ・ファンク7. Dead End、少々ポップ寄りだがしっとりとしたスロウ8. Searching For Loveとほとんど良いね。MIDNIGHT STARはこのアルバムまでが良いから、1枚目からこのアルバムまでをボックスセットで販売して欲しいね。(2013/06/03)
BETTY DAVIS/Same (1973)
MILES DAVISの妻という肩書を持つBETTY DAVISが73年にリリースしたアルバム。プロデュースは、SLY&THE FAMILY STONEのGREG ERRICO、参加ミュージシャンは、GREG ERRICO(ドラム)。LARRY GRAHAM(ベース)等。一流ミュージシャンによるファンク・トラックも凄いが、これを歌いこなすBETTY DAVISのナスティな歌もカッコ良すぎ!最近初めて聴いたんだけど、あまりのカッコ良さに驚きを隠せないね。ロウ&ナスティなヘビー・ファンクの1.If I'm In Luck I Might Get Picked Up、アーシーなファンク・ナンバー2.Walkin Up The Road、エレピ、ベースが効いたクールなファンク・ナンバー3.Anti Love Song、疾走感溢れるファンキー・チューン5.Ooh Yea、ボーナスで収録されたノリの良いファンク・ナンバー9.Come Take Me、ファンキーで自然に体が動く10.You Won't See Me In The Morning、地味ながら引き込まれる11.I Will Take That RideがGOOD。こんなにファンキーなアルバムがあったなんて… 久々に衝撃を受けたアルバムですね。(2013/06/01)
ERIC B. & RAKIM/Follow The Leader (1988)
ヘタウマDJのERIC B.とカリスマMCのRAKIMのコンビが88年にリリースした2ndアルバム。傑作デビュー・アルバム『Paid In Full』でぞっこん惚れ込んでいたところに待望の2ndリリース!といった感じだったな、あの頃。RAKIMのラップもよりディープさを増し、「Microphone Fiend」で、昇天したファンやMCも多いのでは。
1.Follow The Leader
アップテンポでファンキーなクラシック!ミステリアスな雰囲気も最高だね。
2.Microphone Fiend
AVERAGE WHITE BAND/School Boy Crush使いのトラックにRAKIMの鬼のようなラップがドープ過ぎるクラシック!RAKIMのラップがマジでヤバい。神がかってるよ、ほんと・・・ このネタを聴いていて、"これ使える"なんて思っていた矢先にこの曲が出てきて、"やられたー"なんて思った覚えもあるな。
3.Lyrics Of Fury
Funky Drummer使いの鬼気迫る一発。RAKIMカッコ良すぎでしょ!
4.Eric B. Never Scared
どんよりと不穏なインスト。
5.Just a Beat
定番ブレイク使いのインストのインタールード。このネタ好きなんでラップをのせて欲しかったな。
6.Put Your Hands Together
メランコリックなピアノから一転してファンキーなホーンのサンプリングが飛び出す佳曲。
7.To The Listners
ファンキーだけど地味すぎるかな。
8.No Competition
アップテンポなファンキー・ナンバー。当時プチ流行した逆回転を取り入れているね。
9.The R
THE BLACKBYRDS/Rock Creek Parkネタの好曲。メロウ感もあってイイね。
10.Musical Massacre
JIMMY CASTOR BUNCH/It's Just Begunネタの鬼ファンキーな一発!ネタがネタだけに最高だね。
11.Beats For The Listeners
7.のインスト。なんでこの曲のインスト収録したのか少し疑問。
ヒップホップ好きなら聴くべき基本盤だね。(2013/05/31))
K-9 POSSE/On a Different Tip (1991)
VAS & DUBIPのデュオK-9 POSSEが91年にリリースした2ndアルバム。プロデュースは、K-9 POSSE、DADDY O、BOBBY SIMMONS等。1stの頃は田舎臭い感じだったけど、これではスーツを着込んだりして、明かに"売り"にきているね。セルアウトな駄曲もチラホラあり、それがコアなヒップホップファンの怒りを買ったのか、この後、消えていったんだよな。セルアウトな駄曲をスルーすれば、ネタ使いのファンキーな6.Unbeatable、80's FUNKっぽさも感じる7.Prime Time、Funky Drummer使いの8.Fed Up、コーラスもイイ感じのR&Bマナーの11.If My Heart Could Speak、Big Beat使いのヘビーファンク13.Believe In Yourselfあたりはなかなかのものがあるんだけどね。(2013/05/29)
HUMBLE PIE/Performance: Rockin' the Fillmore
イギリスのロック・バンドHUMBLE PIEが71年にリリースしたライブ・アルバム。熱い演奏とSTEVE MARRIOTの熱唱が印象深いアルバムだね。ヘビーで破壊力満点の2. I'm Ready、ハード・ロックって言葉がぴったりの3. Stone Cold Fever、DR.JOHNのカバーで23分にも及び4. I Wlak On Gilded Splinters、MUDDY WATERSのカバーでロックテイストのブルースを聴かせる5. Rolling Stone、RAY CHARLESのヒット曲を見事にハードロックで仕立てた7. I Don't Need No Doctorが好きだな。(2013/05/26)
KANO/New York Cake (1981)
イタロ・ディスコ・グループのKANOが81年にリリースした2ndアルバム。CD化が切望されていたアルバムとのことで、自分も数曲しか聴いたことがなかったけど、確かにディスコ/ダンクラ好きならバッチリの出来だね。(ヨーロッパ特有な感じがする数曲はちょっと受けつけなかったけどね)ベストは、CHIC/Good Timesにも似たピアノが耳を惹く都会的なダンス・ナンバー1. Can't Hold Back (Your Loving)。他にも重心が低いディスコ・ファンク4. Party、ボコーダーをフィーチャーしたヨーロピアン・テイストのダンス・ナンバー6. Don't Try To Stop Me、1.のロングバージョン7. Can't Hold Back (Your Loving. Extended 12" Mix (Bonus Track)も良いね。(2013/05/24)
DMS/Takin' Ends (1994)
D-SHOTのレーベルSHOT RECORDSから94年にリリースされたDMSのアルバム。6曲入りと少ないながらなかなか聴かせてくれます。THE ISLEY BROTHERS/Between The Sheets使いのメロウ・ナンバー1.Takin' Ends、MC EIHT調のラップが効いた寂しげな3.Drunk Drivin'、HEAD HUNTERS/God Made Me FunkyのビートにSMOKEY ROBINSON/Cruisin'を合わせたハートウォーミングな5.Sunshine、Impeach The Presidentビートのもの哀しげな6.My WorldがGOOD。好きな感じだったんで、できればフル・アルバムでリリースして欲しかったな。(2013/05/22)
Panther (1995)
95年にリリースされたブラック・ムービー『Panther』のサントラ。R&Bの比率が高いアルバムですね。DALLAS AUSTINとDIAMOND Dが制作した渋すぎる1. Freedom (Theme From Panther) (The Black Bag Mix)/AALIYAH、CARON WHEELER、EN VOGUE、MARY J. BLIGE、TLC、MC LYTE、PATRA、QUEEN LATIFAH、SALT-N-PEPA、YO YO etc、レア・グルーヴ・シーンで人気のCHARLES WRIGHT & THE WATTS 103RD STREET RHYTHM BANDのカバー2. Express Yourself/JOE、ZAPP/More Bounce To The Ounceを使ったファンク4. Black People/FUNKADELIC f/GEORGE CLINTON & BELITA WOODS、郷愁感溢れるミディアム5. Let's Straighten It Out/MONICA & USHER、東西南、メジャー、マイナー入り乱れたファンキー・チューン6. The Points/BIG MIKE、BIGGIE SMALLS、BONE THUGS-N-HARMONY、BUCKSHOT、BUSTA RHYMES、COOLIO、DIGABLE PLANETS、HELTAH SKELTAH、ILL AL SKRATCH、JAMAL、MENACE CLAN & REDMAN、QD IIIプロデュースでWAR/The World Is a Ghettoを使った寂しげな9. The World Is a Ghetto/DA LENCH MOB、ゴスペル・ファンクって感じの11. We Shall Not Be Moved/SOUNDS OF BLACKNESS f/BLACK SHEEP、RODNEY JERKINSが手掛けたG-FUNK色濃い14. Head Nod/HODGE、力強いファンク・トラックにポエトリー・リーディングが映える16. Don't Give Me No Broccoli and Say It's Greens/THE LAST POETSがお気に入り。少々地味だけど聴き応えは十分ですね。(2013/05/19)

