新東宝映画「戦艦大和」=私の幼き精神的原点2 《余談》安倍元首相雑感=さようなら安倍元首相 | Old James Bond 通信

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―― 大学教授・宇賀神大介の熱血講義録!――

(2022年12月1日投稿記事の改訂版)

 

 

新東宝映画 「戦艦大和」 

 

 ーー 私の幼き精神的原点2 ーー

 

 

〈前編ダイジェスト版、約15分〉

 

⇒⇒⇒「戦艦大和(前編ダイジェスト版)

 

 

 

〈後編ダイジェスト版、約33分〉

 

⇒⇒⇒「戦艦大和(後編ダイジェスト版)

 

 

※全編版は削除されました!

 

 

 

 戦後、1953(昭和28)年に公開された新東宝映画 「戦艦大和」をご紹介します 

 

 皆さん、短縮版ながら、ぜひ上掲 YouTube 

ご覧頂くと幸いです!!

 

 男性は 勿論、 女性にも観てほしい作品です

 

 この作品は、1945年4月、 戦艦大和を旗艦と

する第二艦隊の沖縄特攻 (天一号作戦の一環)

中心に描く戦争巨編です

 

 7年後、1960(昭和35)年に公開された 東宝

映画「太平洋の嵐」と共に、この映画も私の幼き

精神的原点 なっている作品です 

 

 

 

(2022年2月6日、投稿記事)

 

 

 大和出撃から沈没に至る経緯は、 今まで散々

解説されてきたので、本稿では記しません!

 

 体裁を どう繕うとしても、 大和が特攻作戦での

「囮」の役回りでしかないのは 明々白々です 

 

 航空戦優位の下では、もはや戦艦の「出番」は

なく、先に沈んだ 大和の同型艦の武蔵も 「囮」で

使用されました!

 

 3,300名余の 乗組員の内、 生存者は僅かに

300名弱にすぎません!

 

 私は、 原作である吉田満著 『戦艦大和ノ最期』、

この壮絶な小説を何度 読み返したことか ‥‥ 

 

 吉田氏は、大和の電探(レーダー)担当の士官

(予備学生)です

 

 私は、本作品を続けて5回ほど鑑賞しましたが、

脚本の脈絡がよく分かりました!

 

 戦闘の凄惨さ・悲惨さを含めて、 概ね原作通り

です 

 

 特撮(特殊撮影)は 現在のCG(VFX)と比べる

べくも ないですが、 本作品の神髄はリアリティが溢れるドラマ性にあります!

 

 今では、 こんな現実味は追求できません!!

 

 これも、スタッフに旧海軍出身者が 多いためと

思います(松林監督、能村元副長など) 

 

 将兵の挙措動作、言葉遣いが実に的確です 

 

 ミニチュアにあと少しカネを使い、リアルならば、

本作品は完璧でした 

 

 本作品の他、 大和の特攻を全面的に描写した

映画では「男たちの大和/YAMATO」(2005年、

東映)もありますが、 はっきり申して 本作品には

とても及びません!

 

 一言だけ 本作品の誤りを指摘しておくと、大和

特攻に際し、 沖縄へ行く 片道分の燃料 ではなく、

燃料タンク半分の 燃料を積んだというのが 実は

真相です!

 

 

 ちなみに ゼロ戦搭乗員の 海軍中尉であった

私の叔父は、大和と同じく1945年4月に、沖縄

方面への特攻で亡くなりました!!

 

 

 

〈主なスタッフ〉

 

総指揮=田辺宗英、徂徠善一

制作=篠勝三、望月利雄

監督=阿部豊

応援監督=松林宗恵(主に戦闘シーンを担当)

原作=吉田満『戦艦大和ノ最期』

脚本=八住利雄

教導=能村次郎(元戦艦大和副長)

音楽=芥川也寸志

 

 

〈主な出演者〉

 

副長・能村次郎大佐=藤田進

艦長・有賀幸作大佐=佐々木孝丸

吉村少尉=舟橋元(原作者・吉田満氏の役)

中谷少尉(日系二世)=和田孝

高田少尉=高島忠夫

大森中尉=中山昭二

江口中尉=河合健二

臼淵大尉=伊沢一郎

軍医長・山田少佐=見明凡太郎

第二艦隊司令長官・伊藤整一中将=高田稔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(これは、実際の写真です!)

 

 

 

(「戦艦大和」撮影風景1)

 

 

 

(「戦艦大和」撮影風景2)

 

 

 

(吉田満著『戦艦大和ノ最期』初版本)

 

 

 

 今、私たちは、過去、歴史の尊き

犠牲の上に生きています  

 

 

 

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 ご参考 (再録・改訂版)

 

帝国海軍、戦艦大和

             精選カラー化画像!

 

  ーー戦艦大和とは、こんな艦(ふね)!ーー

 

 

 

 

1941年10月、海上公試運転時の戦艦大和!

 

 

 

 

1944年10月、レイテ沖海戦で 第1砲塔付近に

爆撃を受けた戦艦大和!

 

 

 

 

1942年8月竣工時、戦艦大和 同型艦、 武蔵で

上甲板の前方より艦橋を望む!

 

 

 

 

1941年9月、 呉海軍工廠で 艤装中だった戦艦

大和 

 

 

 

 

1943年4~5月、  トラック島泊地での戦艦大和

(後方)と戦艦武蔵(手前)、 2ショット!

 

 

 

 戦艦大和 

 

全長  263m

満載排水量  約73,000トン

機関最高出力  15万馬力強

最大速力  27ノット強

主砲  45口径46cm砲9門

同型艦  戦艦武蔵(レイテ沖海戦で沈没)

 

※3番艦信濃  建造途中で空母に改装 

 

 

 私の生まれる3年前、1945年4月、 巨大戦艦

大和は屋久島西方海域で轟沈しました!!

 

 

 

 栄光ある日本の歴史!!!

 

 

 その栄光を取り戻すために ‥‥

 

 

 

  憲法改正と専守防衛の

撤廃を急ぐべし !!!

 

 日本を独立自尊に導き、 実効性のある「反撃

能力」を保持する大前提!

 

現行憲法から由来する「専守防衛」また「必要

最小限の武力行使」などの文言は、「反撃能力」

保持とは馴染みません!!

 

 

 

【12月9日、追記!】

 

 昨  岸田首相は防衛費増額の財源を巡り、

段階的増税を進め、 2027年度以降1兆円強の

増税で補う意向を示しましたが、私は全く反対で、

国債発行残高が 既に約1,000兆円もある中で、

ここは 国債で賄うのが 妥当だろうと考えます!

 

 岸田政権としては 国民の命を「人質」に増税を

強行するつもりでしょう !!

 

 勿論、国債増発の問題点、弊害は「百も承知」

ですが、 短兵急な増税の提起より マシです !!

 

 

(12月15日、再追記!)

 

 本15日午後、 自民党税制調査会小委員会は、防衛力増強に伴う 増税案を了承しました !!!

 

 明16日にも、「安全保障3文書」を閣議決定し、

岸田首相も記者会見するそうですが‥‥!!!

 

 

(12月17日、再々追記!)

 

 昨16日夕刻の 岸田首相の記者会見で、 僅か

1週間前の増税の提起プロセス上問題ない

いう神経が、 私には理解不能です !!!

 

 5年間43兆円の防衛費は、評価します !!!

 

 安倍元首相も出来なかった ある意味「快挙」

ではありますが‥‥!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――

 

《余談》  安倍元首相雑感

 

‥‥‥さようなら安倍元首相!!

 

 

 

 

 

 

 安倍元首相という 「シンボル」 が既になく、さぞ

「ネトウヨ」の皆さんには 残念なことと察します 

 

 巷間、「縁故資本主義」(crony capitalism)と

いう言葉がありますが、安倍政治の感覚は正に

「縁故政治」(crony politics)そのものでした!

 

 換言したら、「お友達政治」、「取り巻き政治」

いうべき 政治スタンスです 

 

 「モリカケ桜」 大した問題ではないという人も

多く、 私もそうとは思いますが、「一事が万事」

いう諺もあります!

 

 森友学園問題で、 気の毒にも 一人が自死して

いますから ‥‥ 

 

 旧統一教会との「闇」も、大した問題ではなくて、

そのまま 葬り去ってよい 問題なのでしょうか?

 

 旧統一教会と岸・ 安倍家 3代は、多く繋がりも

あった模様です 

 

 安倍元首相との旧統一教会の関係性も、結局

うやむやになるのでしょうか?

 

 

 馴れ合い・もたれ合い‥‥!

 

 さらに、ご用学者、ご用評論家 などなど ‥‥

 

 アベ、ヨイショ!の浅ましさ!

 

 思えば、 「アベノミクス」下、「縁故資本主義」も

蔓延した 気持ちが ます 

 

 例えば、「アベノマスク」では妙な企業も絡んで

いたのは象徴的でした 

 

 「中抜き」業者の介在も、何とも酷いものです!

 

 結局、「アベノミクス」が日本に何を与えたのか、

先の拙稿で詳述しています 

 

 

 

(2022年11月4日、投稿記事)

 

 

 金融大緩和が、 円安と輸入インフレを もたらし、

恩恵を受けたのは一部の輸出企業だけでした!

 

 株高によって、 一部の富裕層も儲かりました!

 

 円安による企業収益増、税収増は、 付加価値

増大ではなく、 唯の「あぶく銭」と悟るべきです!

 

 安倍元首相の経済政策  「新自由主義」 

いう人がいますが、 それは誤解で、 彼の政策は

政府・官邸主導による「裁量主義」です 

 

 東京オリンピック・パラリンピック開催も、どうも

怪しいところです!

 

 電通始め、 汚職の全体像は明らかにされたの

でしょうか ‥‥ 

 

 

 安倍元首相は、新国立競技場、当初建設案を

時間を理由に強引に推進しようとした ‥‥!

 

 自衛隊をうっかり「我が軍」と呼んでは、批判と

いうか、 失笑を買ったり ‥‥!

 

 経済産業省が「水素社会」、「水素都市」などと

吹聴すれば、「水素、水素」と連呼したり‥‥!

 

※水素(H2)は、乗用車には不向きです!

 

 集団的自衛権 他の 「安全保障法制」 を国民へ

説明する際、 下手くそ極まる説明をしたり‥‥!

 

 もし森友学園と関係があれば、 「総理も議員も

辞める」と啖呵を切り、 忖度?を生んだり ‥‥!

 

 アメリカ・トランプ前大統領と仲良しは結構でも、

日本の立場と尊厳をよく考えさせられたり‥‥!

 

 ロシア・プーチン大統領 「ウラジーミル ‥‥

など 親しげに話し掛けて、 結局 体よくあしらわ

れたり ‥‥!

 

 憲法改正、拉致問題、北方領土などを勇ましく

唱道しても、 「口先」としか思えなかったり‥‥!

 

 民主、 自民、 公明の「三党合意」を言い訳にし、

2度も 消費増税してしまったり ‥‥!

 

 高橋洋一氏にでも 吹き込まれたか、 不用意に

「日銀 (日本銀行)政府の子会社 とか公言し、

平然としたり‥‥!

 

 ‥‥などなど!

 

 武漢肺炎対策では、 多くを国民の自己責任へ

押し付け、挙句の果ては「アベノマスク」で、ほど

なく退陣しました!

 

 拙速極まる Go To策、星野源とコラボ動画も!

 

 少しはご自分でじっくりお考えになれば  常々

思ってはいたのですけれど‥‥!

 

 私は、何ら研究実績のない高市早苗氏がなぜ

近畿大学教授となれたか不思議でしたが、安倍

元首相が近大卒業式で祝辞を述べたことを知り、

「なるほどな」と 納得しました 

 

 

 失礼ながら、日本を壊滅へと 追い込んだ 山本

五十六の「国葬」と類似の 後始末を 岸田政権は

実行してしまったのです 

 

 安倍元首相への信奉は、 知らずに洗脳された、

イメージや観念先行の「宗教」 他なりません 

 

 極論ですが、これを「靖国カルト」 呼ぶ人さえ

出る始末です 

 

 勿論 こと、 外交、安全保障上の功績 認め

ますが、 私は 安倍元首相の死によって、多数の

国民が正気に返ったと思います!

 

 すなわち、「我に返った」 思います  

 

 

 

  貴方がまだなら、お早く

どうぞ !!!

 

 

  さようなら、安倍元首相

 !!!

 

 

 

 

 

 

 

 

See you someday!!

 

 

 

Old James Bond こと、

 

埼玉大学名誉教授

宇 佐 美  洋 一

 

※元埼玉大学経済学部教授、同大学院教授

 

 

 

 

 

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