今回のおもちゃは平塚市子育て支援センター(豊田本郷)の所内おもちゃです。
おもちゃ病院もここで 毎月一回 開催されています。お母さん方がお子様を連れて来られ遊ばされるので センター内のおもちゃも数多く所有され、消防自動車、救急車、パトカー、ゴミ収集車等が人気の的です。その為よく壊れ、都度修理を行います。消防自動車等は人気の的らしく一回で同じ消防自動車を四台一緒に修理の場合もありました。
今回の私の割り当て担当品は次の写真の[ワンワンと うーたんのおしゃべりガチャころぴかぴか]の修理です。
プラスチックのボールが四個付属されていますが上から下に流す時、途中で引っ掛かり止まってしまうとの事。この物の不具合を担当者に聞いてみると 「前にも修理したが最近、又よく引っ掛かる」との修理依頼です。
ボールの落下には二つのモードがあり、一つは穴に上から入れるとコロコロ回って落ちて下の出口から出てくるコロコロモードと上の穴にボールを入れて右の青いハンドルを回すと1つづつストッパーが開いて落ちるガチャモードの二種類があります。
ストッパーの下にボールが通過すると一瞬スイッチが入るリミットスイッチ(仮にSW1)が付いています。ボールが通る度に このスイッチが一瞬オンとなります。
本体の中間の黄色い帯に電源スイッチとモードを選ぶシャッターがついています。
確認するとSW1が入るごとにランダムに言葉や音楽が5種類鳴ります。(話やうーたんの歌等5種) でも、リミットを縛った状態では 入りっぱなしで音楽や音が一つだけで他は出ませんし光も一回だけです。
ボールが落ちて来る時に このらせんに沿って回転しながら落ちてきますが途中でらせんプラスチックが割れていて前任ドクターが接着した様子が見られ、同時に衝撃防止のチューブが架けられています。このチューブは製品に以前から商品としてあった物なのか修理されたドクターが途中から使用されたかは はっきりしませんがどうもこのあたりでボールが止まることが多い事が解りました。
今回はプラスチック螺旋シャフトを接着し薄い熱収縮チューブで接着部をジョイントし更に前からの白いチューブを被せて仕上げました。
又、全体をシリコンスプレーで拭き 滑りを良くし 更に透明な外カバーの一部の出っ張りを低く削りました。
ボール入り口の少し下にボール通過時にオンになるリミットスイッチSW1がセットされていますが 何故か前回修理のドクターが実施された思われるリミットスイッチSW1を常時オンになるよう細い針金で縛ってあり 常時オンの状態でした。
このリミットスイッチが縛ってありますと常にオンなので電源スイッチをオンした時最初の一回は鳴りますしライトもピカピカしますがその後は全く反応しません。ボールが二個目が通過しても二回目からは音も鳴りませんしハンドルにあるパイロットも点きません。縛っている理由がわからないのですが 今回は強制ONを解きました。
音がうるさいなら電源スイッチを切って使用すればよいですので。
これで5種類の音や歌が自動で発しますしライトもその都度、ピカピカ発光します。
以上