仲間ドクターからの調査です。赤外線リモコン制御のカマキリで赤外線コントローラーからの信号により直進と右折の使い分けができるようですがコントローラーからの信号でも動作しないとの事。信号は出ているが受光部のセンサーの出力が出ていない様子との事。解体中の状態で分解品を預かり、調査しました。センサーはカマキリの胸の所にあり頭には赤青の二色自動切り替えのLEDが点滅しています。電池はボタン電池のLR44x3の4.5vです。本体の上カバーと羽を外したところです。
写真中央に見えるのはリモコン受光部です。そこから電線で制御基板に配線されています。センサーの横を通っている赤白電線はLED回路用の配線です。
胴体内部の制御基板が動力モーター・ギアーボックスの上に取り付けられていて画面の細い赤青細線が二本線でモーターに繋がっています。
ここからは私の推定含め検討結果を記します。
中央右のICが赤外線センサーからの信号処理用ICとみられ表面は無記名処置済みです。左下のICはDCモーターのドライバーICのようです。
首にある赤外線センサーから赤、黒、黄色の三本の電線でプリント基板に配線され
赤外線センサー出力は黒と黄色で、この中央右のICに接続されています。黄色と黒色の配線色からして赤外線信号の出力です。このICはデコーダーとみられますが このICから右下のICPIN2、pin3へパターン配線接続されています。
中央右のデコーダーICとして それの右下にモータードライバーICと思われるICがあり二本のパターンで配線されています。
調べてみますとドライバーICの2番3番ピン(写真下部のICの左側で上から順に1、2、3、4) 抵抗を介して 電源の4.5v信号を加えるとモーターは動作し、各々のピンでモーターの回転方向が異なります。カマキリとしては前進と右折を切り替えているようです。したがってこのIC以下モーターまでは正常に動作できていると考えました。
これらの事より中央横の無記名IC(デコーダーIC)が不具合と判断しました。
修理のために同種のICは入手できませんし 機能から市販ICの選定はかなり困難(内容によってはメーカー独自のICの場合もある)なのでここまでとしました。
調査結果のみ記します。
下のオシロ波形は線外線センサーの黄色と黒色リード間のセンサーの出力オシロ波形です。(実際の測定結果をプリントアウトし それを写真に撮りました条件は用紙から見られます)
上の濃い黒波形から細い線状の波形が立下っいて 立下り信号の本数と幅がコントロール信号で有り、コントローラーの前進と右折で異なります。その波形の時間軸を拡大したのが次の下記オシロ波形図です。
時間軸を引き延ばした波形で針のような線状が時間軸を広げ 針の一つがこの波形で 確かに赤外線センサーからはこのような波形が出ていて動作しているのが分かります。
左側に1.5幅程のロー信号が見られ この分をオシロの二つのX1,x2のカーソルで測定すると幅はΔX=283.2usと測定されています。ここでは直進のみの信号時を記しましたが 右折時はこの幅が少し狭く測定されました。しかもこの波形は前の波形の最初の針波形の一つでこの後 上の波形のように針はいくつか下方に伸び しかもその数が前進と右折で異なりますがこれが赤外線で送られた信号で 前進 右折と使い分けられていると考えます。
これらのことより赤外線コントローラーからの赤外線信号は受光後無記名処理された8ピンICに入りますがそのICで処理された2信号が処理されず 結果、左下のICが動作できず 停止しているとしました。
他の類似ICでの例としてドライブICによるモーターの動作例を示します。同じような動作をするはずですが入力ピンA,B(全説明ではピン2,ピン3)ともに Lの状態かと思われますがここでは例題として AM1096の場合を 次に書きます。
ドライバIC AM1096の場合
入力ピンA 入力ピンB 出力A 出力B モーター状態
L L Hi-Z Hi-Z 停止
L H L H 後退
H L H L 前進
H H L L ブレーキ
以上














































































