仲間ドクターからの調査です。赤外線リモコン制御のカマキリで赤外線コントローラーからの信号により直進と右折の使い分けができるようですがコントローラーからの信号でも動作しないとの事。信号は出ているが受光部のセンサーの出力が出ていない様子との事。解体中の状態で分解品を預かり、調査しました。センサーはカマキリの胸の所にあり頭には赤青の二色自動切り替えのLEDが点滅しています。電池はボタン電池のLR44x3の4.5vです。本体の上カバーと羽を外したところです。

写真中央に見えるのはリモコン受光部です。そこから電線で制御基板に配線されています。センサーの横を通っている赤白電線はLED回路用の配線です。

 

 

胴体内部の制御基板が動力モーター・ギアーボックスの上に取り付けられていて画面の細い赤青細線が二本線でモーターに繋がっています。

ここからは私の推定含め検討結果を記します。

中央右のICが赤外線センサーからの信号処理用ICとみられ表面は無記名処置済みです。左下のICはDCモーターのドライバーICのようです。

首にある赤外線センサーから赤、黒、黄色の三本の電線でプリント基板に配線され

赤外線センサー出力は黒と黄色で、この中央右のICに接続されています。黄色と黒色の配線色からして赤外線信号の出力です。このICはデコーダーとみられますが このICから右下のICPIN2、pin3へパターン配線接続されています。

 

 

中央右のデコーダーICとして それの右下にモータードライバーICと思われるICがあり二本のパターンで配線されています。

 

調べてみますとドライバーICの2番3番ピン(写真下部のICの左側で上から順に1、2、3、4) 抵抗を介して 電源の4.5v信号を加えるとモーターは動作し、各々のピンでモーターの回転方向が異なります。カマキリとしては前進と右折を切り替えているようです。したがってこのIC以下モーターまでは正常に動作できていると考えました。

これらの事より中央横の無記名IC(デコーダーIC)が不具合と判断しました。

修理のために同種のICは入手できませんし 機能から市販ICの選定はかなり困難(内容によってはメーカー独自のICの場合もある)なのでここまでとしました。

調査結果のみ記します。

 

下のオシロ波形は線外線センサーの黄色と黒色リード間のセンサーの出力オシロ波形です。(実際の測定結果をプリントアウトし それを写真に撮りました条件は用紙から見られます)

 

 

上の濃い黒波形から細い線状の波形が立下っいて 立下り信号の本数と幅がコントロール信号で有り、コントローラーの前進と右折で異なります。その波形の時間軸を拡大したのが次の下記オシロ波形図です。

時間軸を引き延ばした波形で針のような線状が時間軸を広げ 針の一つがこの波形で 確かに赤外線センサーからはこのような波形が出ていて動作しているのが分かります。

 

 

左側に1.5幅程のロー信号が見られ この分をオシロの二つのX1,x2のカーソルで測定すると幅はΔX=283.2usと測定されています。ここでは直進のみの信号時を記しましたが 右折時はこの幅が少し狭く測定されました。しかもこの波形は前の波形の最初の針波形の一つでこの後 上の波形のように針はいくつか下方に伸び しかもその数が前進と右折で異なりますがこれが赤外線で送られた信号で 前進 右折と使い分けられていると考えます。

 

 これらのことより赤外線コントローラーからの赤外線信号は受光後無記名処理された8ピンICに入りますがそのICで処理された2信号が処理されず  結果、左下のICが動作できず 停止しているとしました。

 

他の類似ICでの例としてドライブICによるモーターの動作例を示します。同じような動作をするはずですが入力ピンA,B(全説明ではピン2,ピン3)ともに Lの状態かと思われますがここでは例題として AM1096の場合を 次に書きます。

  ドライバIC      AM1096の場合

入力ピンA       入力ピンB        出力A        出力B           モーター状態

   L             L              Hi-Z  Hi-Z                  停止

   L               H                  L             H                       後退

   H               L                         H             L                       前進

   H                  H                         L              L                    ブレーキ

                         以上

 

 

 

 

今回修理依頼は写真のような、かなり大きな幼児用自動車です。実測すると1200x600x700 H程あり私の車のトランクに二人がかりでやっと乗せられた大きさです

 

 

故障原因と修理の為の部品手配もあり、さっそく調査し お客様の指示を待ちたいと思います。

今までの類似のおもちゃはほとんどが鉛蓄電池関係の故障です。ドクターが部品購入を代行しての修理では部品代が高価ですし送料を含めると更に高価となり、できるだけお客様に定格などから合致する部品候補を選択し 入手いただけるように働きかけています(バイク用鉛電池などは近場でお客さんが購入される場合もありますし内容によってはお客さんが交換出来、済むことも多いので)

 

しかし 今回の物は12vで何時もの物より大きい12vバッテリーです。

何処が故障個所か調査します。

 

椅子の下には電装関係が収納されています。後で詳しくバッテリーと充電器について説明します。バッテリーは完全密閉型鉛蓄電池12v 7.2Ah  151mmx65mmx94mmでした。同等のバッテリーも見つかりましたが国産品は可成り高価で海外製も調査しています。

 

 

下の写真は充電用アダプターで今回のアダプターは故障し使用できない事が解りました。この充電器は簡易型で充電器としては可成りシンプルで安価ですが保護回路はほとんどなしです。定格は12v DC  1000mAですが私が手持ちの手作り充電器で調査しました。私の充電器は出力電圧を8v,10v,13.8vの切り替えスイッチ付きで充電電流、充電中の電圧などが測定しながら充電できるようにしています。この充電器で測定しながら充電をしてみました。

最初は10v電圧で充電しましたが次第に充電電流が増加し1A程になります。だが電圧は7v程て継続しました。13.8vでは 2200mAオーバーの電流が確認されました。

 

 

上の写真の充電アダプターでは12v Max1000mAですので このまま充電を継続しますとアダプターは定格オーバーで破壊します。今回の焼損はこの為でしょう。

このアダプターはバッテリーの故障時、それを保護する回路はありません。普通は内部に電流が定格値を超えると自動的に絞るための半導体回路が組み込んでありますし 場合よっては充電停止も行えます。と言うのは充電時間が長いので夜間火災などのアクシデント防止のための保護回路等で どうしても高価になり易いです。

現状の簡易型充電器は内部にリーケージ絶縁型トランスとダイオードブリッジ+電解コンデンサのみです。火災防止のためにトランス巻き線に温度ヒューズが巻き込まれていますので130℃を超えると溶断し通電を自動停止します。しかしこれは元には戻らない使い切りの保護回路です。

 

何故かケース下部にビニールテープが巻いてあります。

 

 

ビニールテープを外すとケースが割れています。

ケースを開けるとリーケージのセパレートトランスと整流ブリッジ用ダイオード四本と電解コンデンサ一1個で簡単です。充電用としては保護回路なしですが これでは電池の異状を直接受けてしまいます。

 

 

四本のダイオードブリッジは激しく過熱しプリント基板を焦がし変色しダイオードは破壊しています。

 

 

下の写真はアダプターの内部のリーケージトランス巻き線を横から見ています。

トランスの二次側は電流が多いので太い巻き線ですが一時巻き線の100v回路は電流が二次側に比べて 少なく巻き線数は多いですが細いワイヤーなので定格以上の電流が流れると加熱しますので出火を防止するための温度ヒューズを一緒に巻き テープ止めし巻き線が130℃越えた時 加熱され自動切断動作し100v回路から通電を停止します。

 

 

上の写真は原因調査の為 トランスを分解している内容で 一次巻き線の最上部に温度ヒューズが青いテープで固定されていましたが温度が130℃を超えたため素子が溶けて通電を停止し火災を防いでいます。温度ヒューズは使い切りなのと巻き線が加熱された場合は継続使用は安全性からして無理です。

下の写真は温度ヒューズのアップ画面です。

此の事から直接の原因は 後で説明する完全密閉型鉛蓄電池の異状で定格電流以上の過大電流が流れ⇒トランス巻き線の温度上昇⇒温度ヒューズ動作⇒100vの通電停止として保護したとかんがえます。

 

 

 

私の手作り充電器で試験的に充電する前は 現状使用の充電器が長時間使用による基板の温度変色と思い 現状のダイオード(1A)を新しいダイオード(3A)として手作りしましたが トランス迄不良ということで この継続使用は諦め 完全に新しい充電器を選ぶ事にしました。

 

 

電池の保護や回路保護には本来はしっかり考慮された充電器が必要ですが本格的な充電器はみんな大変高価です。

故障した物と完璧な商品との間の仕様と推定される安価な充電器として下の写真の三番目の物を選択しました。この充電器の内部仕様は不明ですが今まで使用品よりは

安全回路が採用されていそうです。

 

 

下の写真は選んだ充電器の外観です。

 

 

入力は日本の電源用平行刃コンセントですが出力側はクリップなので今まで使用して来た電源用プラグに付け替える必要があります。

今回の車の蓄電池や他のリレー、ライト、usbアンプ、音声回路など付属電気機器が

使用できるかは手作りの充電器を使用し測定、充電してみました。

この手作りの充電器はICを使用した電源装置です。この装置で確認すると12v電池ですが充電電圧10vでも充電を進めると徐々に電流が増加し1.5Aを超えてきます。これは流れ過ぎですし それに比べ電圧は10v程と充電が進みません。13.8vでは2.5Aよりスタートして増加します。どうも使用している鉛蓄電池もダメなようです。

今まで使用していた鉛蓄電池の銘板が下の写真です。

 

 

同じ大きさで定格が同じものは日本のユアサ品では7400円。

同定格の海外品では2720円のようです。

 

 

上の写真の海外品のアップ写真です。定格値、大きさ寸法も今までの物とほぼ同一品です。

                           ¥2720

 

 

ここで選んだパーツ店は秋葉原の秋月電子通商カタログからです。電子部品材料販売では比較的廉価な販売店です。部品は送ってもらえますが送料が発生します。比較的廉価な部品を選びました。赤い枠の二点(充電器と鉛蓄電池)が必要です。預かりました車で3/30に充電しましたが翌日は5v程になっていました。充電直後では車輪のみの動作ですが 7v程でモーターやエンジン音も聞かれタイヤも前進後進の回転が出来ました。しかし、すぐに5vになり電池容量はなく すぐに動作はできませんでした。

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                                以上

 

今回のおもちゃはラジコン自動車です。

手作り用の組み立てキットの様で車体は色が塗ってありません。可成り古い物のようですが駆動できるかトライしてみました。組み立て用の機種と思われますがコントローラーにはTOMYのマークが有ります。

 

 

車体の外装プラスチックが本体前後で嵌め合いで組み立てられていますが外すと下の二枚の写真のようになります。

下の一枚目の写真は電池カバーを外した車体下部からの本体写真です。

 

 

次の写真は白い外装を外した上からの写真です。車体カバーを外した写真が下の写真です。左右が逆にしています。

 

 

 

この本体は嵌め合い構造でカバーは少し接着されていましたが強引に分解しました。

本体駆動用モーターと制御回路が詰まっています。

これは基板毎取り出し点検して基板洗浄し再組み立てしました。後程掃除前の状態を説明します。

 

 

内部のクリーニング・点検前

 

乾電池の電解液が漏れて電池ホルダーや基板、配線を腐食しています。分解しパーツクリーナーで洗浄し 乾燥して前頁のように使用可能となりました。今見えているところはラジコンのアンテナからの信号線と乾電池電極と青と黄色の配線は前輪の方向切り替えよう配線です。

 

 

上の写真の裏側です。カットした黄色線と右に伸びている青配線は前輪方向決定用配線です。緑青が湧いていますのでワイヤーブラシとパーツクリーナーで洗浄します。電池ホルダーは取りついていますが腐食で電気的には繋がっていないのできれいに磨きパターンとホルダーを半田接続し基板パターンの修正しました。電池ホルダーの電池側も緑青が湧いていますので綺麗に除去し接点復活剤で補修しました。

      *************************************

ここからが洗浄・修理後の報告です。

 

 

上の写真でプリント基板の黄色と青色配線の右側の細いほうの配線は前輪の方向駆動用配線です。新しい電線に交換しました。

 

 

上の写真の部分に前輪の方向決めるモーターとギアー等、一定以上の力を吸収する機構の入った部分です。

 

下の写真では制御基板から前輪制御用配線が基板左側に見えます。

写真右のモーターは本体駆動用モーターで上からのカバーを付けると位置決めがなされそのまま通電されモーター駆動出来ます。

 

     

これ等の修理、回収を行いラジコン動作復帰が出来ました。

簡単な機構ですがスピードは二段切り替えがあり、駆動機構もしっかりしています。又モーターなどの取り付けや通電も所定位置に設置するだけで通電できる機構でなかなか考えられたラジコンであると見ました。電源スイッチもプラスチックレバーで先のプラスチックで切片を押してオンさせる機構です。簡単ですが確実です。特に説明しませんでしたが前輪駆動の機構はよく見るタイプですが分解するとその動作が解り易く、ラジコンの初期組み立てようとしては 良くできた商品と思われました。                                                                                                                                                                   以上      

                                                                                                                                           

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はおもちゃの修理に見えられた  お客さんが持ち込まれたカセットガスコンロの修理です。電源がAC100vの為 おもちゃではありませんのでお断りしたのですが使用できず困っているとの事。 3人のドクターが個人請負修理として実施しました。(同等品が3台有り。3人で一台づつ分担)  商品の詳細内容は箱の名版から見られ 製品は韓国製のようです。後から解りますが本来は電磁ブロアーの部品が入手できれば最高なのですが!!

 

 

カセットコンロ用ガスボンベをコンロの右 、所定箇所にセットし中央のバーナーからガスを出し周りから調節ニードル弁で調節されたエアーを入れて高温炎としてガラス細工を行うバーナーのようです。

 

 

上の写真はコンロの天板を外したところです。 太い丸い物がメインのバーナーでカセットボンベからのガスが入る口とニードルからのブロアーエアーが入ります。バーナーのヘッドはこのパイプ上部にネジで取り付けますが先端には内部が格子状と網のプレートがついています。ほかに圧電素子を使った高電圧スパーク点火装置も付いています。

この写真ではこれらの物は外してありますし エアー配管用ゴム管も二本、有りません。

 

 

ニードル弁からのエアー配管はゴム管を使用していますが劣化で切れていますので新たにシリコンゴム管でセットします。ジョイント部は結束バンドで結束します。

次の下の写真はコンロ全体を写していますが内部 中央下に金属の四角いブロックがあります。

 

 

これはAC100vで動作するブロアーで四角い金属の上下、両側にプラスチックの角を持ったブロアーで稼働ゴム膜と吸排気を行う弁が付いています。金属の四角い内部は電磁石と永久磁石で振動し 上下の同径程のゴム振動膜があり この振動膜を先の電磁石振動で駆動しています。

その振動力は内部を貫通したシャフトに取り付けられていて写真の上下二か所のゴム振動膜を動かしています。

この振動膜の先には吸排気の弁がついていて外気を吸引し圧縮してブロアー空気として取り込む弁が個々についています。ゴム振動膜は貫通シャフトで動かしていますので二か所の圧縮空気は上下二か所が逆の動作となり寄せ集めると変動が平均化される空気となると思われます。圧縮された空気は二か所の物をT字ジョイントで混合していますがゴム管が固い事と振動がかなり多い為、下左の写真のようにブロアーのプラスチックつの(角)が根元から折れていてゴム管を接続できません。排気口のプラスチック角が根元から折れている 相手もゴム管の中に角を残したままでそれらを写真で示しました。

 

 

そこで、両者の残った部分に6mmΦのネジを切り、6mmパイプで接続するのが良いと考え両者を6mmΦのタップを立て6mmΦネジ短管を金属で作りねじ込み接続する方式としました。

 

と言うのも内部にはブロアー本体のプラスチック内には吸排気を制御する弁が有り、大変な振動であり接着剤などでの接着では強度的に満足できないと考えました。

ここに接続されていたゴム配管は角を内蔵したまま上の右の写真のように折れていますので 対策としてこの内部にネジを切った金属パイプをねじ込むことにしました。

この部分に6mmの金属パイプをダイスでネジを切り内部中央を3.5mmΦの穴を開け ここを空気が流れるようにしました。

 

 

下の写真は6mmΦ用ダイスで金属管を加工しているところです。

中の空気穴が3.5mmで 細いですが長さが10mm以下の短管長さなので圧力にロスは少ないと考えました。

金属管は下記写真でまだカット前ですが二本取りとし 下の写真から両側10mm程の全ネジのパイプ二本を作りました。

 

 

接着剤と共に先ほどの折れた両者を短管で接続しバンド締めでジョイントし試しに

バーナーの炎を見ましたが綺麗に燃えシャープな加工用炎も得られましたので良しとしました。

 

接続部は機械的強度が弱いので成るべくゴム管の接続部が直線になるようにブロアー本体からの支持鉄棒の腕を出し ゴム管が直線となるよう位置決めし固定しました。

ブロアーは大変な振動源なので補強が大事と考えての対策です。

 

本体はガラス細工用バーナーなのでコンロ上の遮熱だけでは弱いと思われます。と言うのは今まで使用されていたゴム管が硬化していたからです。

そこで さらに内部にアルミ板のホイルも追加しホース等の耐熱対策を行い

その上に従来からの遮熱版を元のように戻し取り付けました。

 

ブロアーの下側吸気パイプは修理の為映っていません。

 

 

各ホースにホースバンドを取り付けブロアー出口の下側を前に述べた方法で接続し

仕上げました。

下の写真はバーナーヘッドと先端に白いセラミックの点火用の高電圧点火端子です。

 

 

下の写真は組み立て後 カセットガスボンベを取り付け点火し、少しブロアーより

エアーを入れた所です。赤い火は点火プラグの先にガラスが付着しているためと思われます。

ブロアーのエアー量は調整していませんのでシャープな炎への途中と思われます。

                   

 

                               以上

 

 

 

 

 

 

           

今回はネルル人形の修理です。お客さんによってはおもちゃと言うより子供やペットと同類の物で 大切にしていて修理に出すことでも離れられない!! という方もいられました。その方は、一度預けられましたが 同日、やはり離れるのは無理との事で 又 直に取りに来られる程で自分で洋服を手作りし綺麗に飾った手持ちの籠に複数人 の人形が入っていました。このような方には解体し内部を開放修理する自体を見学してもらうのは無理の様で そこまでではないにせよ 担当するドクターも常々 注意していますが このような方を知り、別の事に気を使っての修理が必要のようです。

 

 

今回は同じ修理会場に同時にネルル人形が二体、入院し(男の子と女の子)、私はその内の一人を修理することになりました。

今回、手がけた人形は 長期間使われていた物の様で故障個所も多岐に渡り、復元ができるか心配しましたが 幸い、メインのIC搭載基板は正常で完全動作できました。

同時に持ち込まれた もう一体の男の子人形は 最近購入されたようで内部の仕様もだいぶ変わり修理解体もし易くなっているように見えました。(内部にあるプラスチック箱や記憶用ボタン電池が無い) ボタン電池の代わりに電池交換時大容量コンデンサでデーターを保持している様子(6分以内に電池交換要)で ここの回路不具合等、修理報告も有り それなりに他の故障も発生しているようです。

これ等の人形の修理に当り先輩ドクターの資料を参考にされるのが良いです。特に今回のような初期仕様の人形修理ではぜひ下記資料をチェックされてください。

 https://toyhospital-nara.sakura.ne.jp/Toy/Toy_Column/23E_Yumeru.htm

 

修理内容

資料から確認出来ますが電源は単二乾電池四本の6v電源です。同じ人形でも過去、幾つかの仕様があり電池ボックス内にヒューズが有ったり 電池ボックスの開閉検出扉スイッチが不動であったり 設定スイッチ、リセットスイッチ、音量スイッチ等 電池蓋閉で外部から設定できるスイッチ類の動作不良など 本体ボックスと電池ボックス間の隙間にある小プリント基板上の素子異状が多く、ここの問題からの確認が第一に必要です。

 

 

確認した結果 今回の物も内部のセット、リセットのタクトスイッチが動作していません。上左から一番、二番目の二点のスイッチを新しいものに交換しました。このタクトスイッチは6.1x6.1mmでボタン高さが5mmです。この後同じ仕様のタクトスイッチを左右の手にも使用していますので 新たに入手しました。(おなじスイッチ本体でもスイッチ高さがいろいろありスイッチボタン高さが 5mmでないと手のスイッチには使用できません)

同じく写真の右端にある二回路のスライドスイッチは音声の強弱を三段階に切り替えているスイッチですが接触不良で 動作していませんが これは接点復活剤で対応できました。

 

 

 

人形の全体で言えますが各色電線が日本仕様と異なり芯線が細く芯数が少なく 更に、今回のように古くなると外皮のプラスチックが固くなり 電線が切れやすくなっています。できるだけ手持ちの新しい日本規格の電線に交換しましたが 人形の扱いは大切にし 電線の切断防止に気を付けてください。人形の腕には内部に細い電線が走っていますので特に大切に!!

 

 

上の写真は電池ボックスと外被ボックスの隙間にあるメイン基板の電線接続部のアップ写真です。黄色と青の各二本の配線は黄色(左手へ)青(右手へ)の配線ですが基板出口で断線していましたので両手とも接続しなおしました。写真は半田接続をやり直しの為ニッパーで基板近くの電線を切断した写真です。一番手前の青線一本は基板出口で切れていまして接着剤で振ら下がっています。

この様に基板の出口でも切断しやすいので四本とも新しく配線を半田し直して確実にし この後ホットメルトの樹脂で芯線外被と基板とを接着しています。同様に各場所の電線出口と基板間を樹脂で接着加工しました。

 

 

上の写真は手の修理写真です。

手のスイッチを修理するには手の縫い目を解き 手の内部にある袋も開けて初めてタクトスイッチにたどり着けます。タクトスイッチは白いプラスチックのケースに入っていて このケースは押し方向のボタン押しストロークを駆動できます。この写真は右手のタクトスイッチを取り出したところです。スイッチの付け根でスイッチが動作するか確認しても動作しません。スイッチの交換と共にメイン基板迄の配線と導通確実かの確認をします。新しいタクトスイッチに交換し配線の切れや半断線を確認し 交換した新スイッチを元の位置に戻しプラスチックケースに入れて蓋をして 動作を確認後電線とプラスチックケースをホットメルトで固定します。

今回は配線のやり直しの為、新しい電線をタクトスイッチ部に使用し配線しました。これはスイッチ部はプラスチックケースに入っていて抜け止めの為に樹脂のストッパーを通し固定していますので 一番外部から力が掛かるところなので新しい電線にしました。それらの配線と今までの基板からの配線を途中で接続し双方をはんだ付け後 熱収縮チューブで絶縁し全体を少し長めに配線しました。導通確認をメイン基板端子部でスイッチを開閉し配線とスイッチの動作が確実に又、スイッチの駆動状態を

チェックしました。途中接続の配線は 同様に左手の黄色い配線も延長接続しました。いずれもここからデーターを送り込み人形の動作を決めるための入力となるのでこの基本動作となるので スイッチの交換とそこにつながる配線の一部を新しいものに交換し修理しました。

 

ネルルの各部センサー動作・配線確認

この人形はたくさんのセンサーが使用されています。各部のセンサーが動作しないと満足に動作しません。(断線が無いかと各素子の動作確認)   

  1. 電池蓋のドアースイッチ パターン変更と動作確認で済み。
  2. 音量スイッチ      修理済み。
  3. リセットスイッチ    新しくスイッチ交換・基板根本接続し直し
  4. 設定スイッチ      新しくスイッチ交換
  5. 左手スイッチ      新しくスイッチ交換・配線追加、半田・裁縫要
  6. 右手スイッチ      新しくスイッチ交換・配線追加、半田・裁縫要
  7. 電池ホルダーの電極錆取り実施
  8. 額のマイク        確認
  9. 頭頂部接触センサー      "
  10. 腹部接触センサー      "
  11. 人形の寝起 位置センサー    座りと寝るの二位置センサー動作確認
  12. 瞼の動作          確認
  13. スピーカー動作       "
  14. 電源電圧・記憶用ボタン電池 "
  15. 本体のプラスチック箱解体、結束バンド交換、収納復復帰

ほぼ以上の交換・確認・復帰を実施し何とか復帰後の動作確認が出来ました。

 

動作設定方法

マニュアルが有ればマニュアルによってください。

無い時の事を考えて簡単に書きました

  1. 電池ホルダーの取り出し後は固定部箱底面にボタン電池が入っています。これは単二の乾電池交換時 自分の入力したデーターが無くならないようにした3vの電池です。(リチウム電池 2032 )この電池電圧が無いと四本の乾電池交換時 データーが無くなります。この場合は再度スイッチオンで動作しますが初めからデーター入力を行いますが電池ボックスを抜くたびにデーターを書く必要があります
  2. 単二乾電池が四本必要です。電池ホルダーに四本セットし布白テープを持ちながら電池ホルダーの向きを注意しセットします。電池を外す時は白布テープを引きながらホルダーを取り出します。
  3. 電池ホルダーを所定位置にセットし蓋を閉めロックのマイナスボタンを縦に廻すとスイッチが入り6vが本体に供給されます。
  4. リセットスイッチか手のスイッチを入れると音楽が鳴り設定モードとなります。
  5. これから 手によりデーターを入力します。
  6. 人形からの質問を左手スイッチで答えます。
  7. 例えば現在の日時で一月は左手スイッチを押すと人形が一月と言いますので良い時は頭を撫でます。入力を済みますと次の質問になります。次の質問にならない時は頭の撫でるのを繰り返します。
  8. 間違えた時は右手を押して戻ります。
  9. 現在の日時から起床時間、就寝時間、誕生日と聞いてきますので設定し 又は右手スイッチで送ります。
  10. 最後に音楽で設定が終了します。
  11. 頭やお腹や左右の手でいろいろ話します。
  12. お腹をさすると気持ちよさそうにします。
  13. 横に寝かすと眠り始めます。
  14. 右手を長く握るとお出かけモードになります。                                                          

                               以上

 

 

 

 

 

 

お客さんが解体された状態で持ち込まれた下記写真のバス修理です。

屋根には四角の操作レバーと三種類の押し釦スイッチがあり、修理依頼は音が出ないとの事です。内容からしてスピーカーの交換で済みそうですが 四角の操作レバーによる動きに時々引っ掛かりが生ずるとの事でこれも含め修理します。

 

 

屋根の四角レバーは降車する時のドアーの開閉で スライドすると折りたたみの前ドアーが開いて降車する人の絵が見えます。スライドの最初と最後の各々の箇所でレバースイッチが個々に入りストッパーでストップし位置保持されます。

このレバーで走行時と開いた時の二点で別々のスイッチが入ります。

又、上の三個の押し釦スイッチは中央が開いたドアーのロックを外すキーで上の四角レバーが元の位置に戻ります。

三個の押し釦スイッチで一つはガイドのアナウンスを もう一方はいくつかの音楽を自動演奏します。下の写真は内部を見た状態で天井のスイッチ群で四角のレバーをスライドすると赤いプラスチックがドアーの開を保持しドアー開状態とします。ドアーを閉めて運転再開時は三個の押し釦の中央を押してバネ力でドアーを閉め動く定位置とします。

   ドアー開状態

 

   ドアー閉状態 中央ボタン押す  アナウンス有り

 

両サイドの押し釦スイッチは音楽ともう一方はアナウンスのボタンです。

スピーカーを新しいものに交換し 音楽やアナウンスが正常になりました。

下の写真はこれらの操作基板とスピーカーを示します。

 

 

                                 以上

くるりんおもちゃ病院として毎月定期開催されている一か所に子育て支援センターがあります。ここでは子育て中の方がお子様を連れて来園し ほぼ午前中に過ごされますが その会場の隣の別棟でおもちゃ病院も開院しますので 毎月一回訪れるたびにセンター所有おもちゃの修理や 個人でお持ちのおもちゃも修理を行っています。

今回はセンター所有の救急車修理を二台 担当しました。(各ドクター順番で)センター所有でも人気の高いおもちゃとして救急車、パトカー、消防自動車、ゴミ収集車など複数台づつありますが 今回は救急車二台の修理を依頼され担当しました。

 

 

その内の一台は後輪タイヤが片側取れていましたので車軸に糸を巻き付けて接着剤と共に元に戻し修理完了となりました。車のサイレンや音響関係は良好。

 

上記写真の物は今回修理したもう一台です。

内部で電線は切れ、部品がカタカタ音がしています。この写真では良く見えませんがフロントガラスやボディーにも多数割れが生じ、都度、修理した後があります。今回品を開けてみて解ったのが下の写真です。

       1                                                            2                                                      

 

                            3                                                               4

 

写真1は前輪の基台部が割れていてフラットバー二枚と底板のネジ止めで前任ドクターが修理しています。写真2は車の中央にあり底板全体と車の上の本体とを接続している軸が根元から外れ、底板が割れ はずれています。写真3ははずみ車用ユニットですが台車が割れ 外れています。写真4は台車の裏から見た所です。修理後なのでヒビは見えませんが後輪の泥除けにめがけて大きく台車プラスチックが割れて後輪両方に大きくヒビが入っています。

したがって救急車の上の白カバー本体が車体 台車から外れ おまけに台車がメリメリにヒビが入っていました。

 

本来ならこの状態から 「今まで良く使用されてきました。ご苦労様」となるはずですが この車は"はずみ車"付きなのでもう「一度頑張って」と修理をする事にしました

前の車輪外れははずみ車なしのタイプ。

しかし台車のひび割れが酷くメリメリなので台車を補強する必要があります。

下の写真は台車部分を補強した状態の写真です。

 

 

補強材として最も簡単なものの一つとして9mm厚のべニア合板を使用し "コ"の字型に切り込み はずみ車ユニットと台車をエポキシ接着剤で接着し補強とスペーサーとして取り付け材とし補強しました。

はずみ車の白いユニットは台車面から7mm高さなのでその部分だけべニアを削り7mmで台車プラスチックとべニアとはずみ車アームとをネジ止めし べニアと後輪の泥除けカバーとを接着剤で補強しました。又車体から出て上カバー本体をネジ止めする細パイプも元の寸法に合致させて底板、べニア、パイプをエポキシ接着剤で固定しました。大分強度は増しましたが後輪の車軸より後ろの台車がまだ強度不足のようですが しばらくはこれで使用できるとして修理終了としました。

                                  以上

 

 

 

 

 

 

 

 

写真から調べた本体の呼び名は[4WD変形可能スタントカー DEERCラジコン オフロードラジコンカー]の様子

 

 

外観は上の写真のようで可成り微細な作りです。筐体から伸びている折りたたみの脚は可成り微細で、その割に車輪は大きくスピードは速く 操作によっては本体の破壊が多そうです。

今回の修理箇所は上の写真で白テープが張られている箇所のプラスチックが折れて取れています。今回の不良個所パーツには本来は強度のある金属などのパーツが欲しい所と思われます。

写真の取り付けネジを外してアームの先のネジ固定部(丸いドーナツ状の根元が割れ)とそのとりついているアーム部とが取れていますので仮にテープで止めて写真を撮りました。

 

 

下の写真は その足の本体との付け根の写真です。ここもプラスチックが割れてシャフトが見えますが 構造が複雑で後加工では修理が出来ません。

これ等はいずれもプラスチック成型品であり 極めて小さいので後処理が難しいので 完全に取れている先の割れのみ対策しました。(本来はメーカーから これ等の部品を購入して交換するのが最良です)

又はこれらの部品を3D-CADで対応する方法もありますが強度的に対応できるかは不明です。最良は元の成形品パーツとの交換と考えます。(販売されているかは不明)

 

 

下の写真で金属ワッシャとほぼ同じ大きさのところから割れていますので割れた腕のアームに1mmΦの穴を3か所開け、ネジの部分のプラスチックを引っ張りながらアーム本体とを0.23のステンレスワイヤーを三重に廻し取れた部分を引き寄せ 一体化固定し、両者を接着剤(プラリペア)で補強しました。下の写真はワイヤーで縛ったところを示しました

 

 

下の写真はステンワイヤー三重で縛り接着剤で仕上げた写真です。

 

 

                               以上

 

今回はおもちゃドクター仲間からの下請けです。

コナンパッドという ゲーム機の修理依頼で電源が入らず 動作できないとの事で裏蓋が開いた状態での点検となりました。これらのノートパッドゲーム機はおもちゃドクターとしては完全動作までの解析できず メーカーへの修理依頼が必要な場合が殆どなので 内部を解体せず わかる範囲での点検としました。(結果的には完全動作ができませんでした)

途中までの調査内容と推定を記します。

 

表側

 

 

裏側

 

 

株)セガトイズのコナンパッド。電源ボタンを押しても電源が入らず。

裏パネルを開けた状態で調査依頼。

 

片側縦二本の単三電池をパッドの左右二か所に設け、その二か所を3Vづつでメイン基板に落として渡り配線を行い 間の基板上にヒューズを設けています。ヒューズは動作はしていない状態で正常、画面下の電源スイッチを押しても動作しません。(通電しての動作 電源ボタンを押してもロックしていないので実際はOFF状態) 電池廻りの電源回路自体は異常は見られません。アダプターでのチェックはしていませんが受けのコネクターと切り替えスイッチは正常。

右下の大きい電解コンデンサーC101  470uF16vは電池をセットすると通電されます。右端のC101,C109は47uF16vで電源ボタンで正常動作時通電すると思われますが通電されずOFFのまま。左上の電解コンデンサC214はIC202でスイッチング動作時の平滑用と思われますが通電されず OFFのままです。

基板上部のF101は左右電池各二本の渡り配線の途中で切れていません。アダプター電源使用時のヒューズF601も正常。アダプター内の切り替えスイッチも正常。スピーカーも正常です。

 

点検にあたり メーカー修理を考えて この状態を維持するよう考え 他の解体は控えました。

 

以下 今回の動作不良は電源押しボタンを押しても半導体によるラッチ回路が働かず動作を開始できない状態とみました。(ラッチ回路とは一つの押し釦スイッチを押すと回路が動作し電源をオンさせる。手を放してもその状態を維持し、再度、同じ押し釦スイッチを押すと電源を遮断させる回路)

 

解体しない状態での調査内容は下記ページに乗せました。

また、パッドのラッチ回路中にはパッド全体の異状が発生した時に電源を自動停止しオフにする回路が含まれていると推定されますが 今回の問題も、何らかの異常で自動停止していると思われますが この点に関してはメーカーの設定で そこまで検証が進んでいず、回路全体として調査終了していませんので その内容は不明です。

 

一般的な電源スイッチ回路の推定

インターネットで調査した一般的な電源スイッチ回路と今回の物のそれは類似かは不明ですが 一般的な電源のラッチ回路(自己保持回路)の調査結果を記しました。

下図左は押し釦スイッチ一つとトランジスター二個によるラッチ回路の原理図で

その下図右は少し実用を考えたラッチ回路です。

 

 

又、更に実用的な回路として 下の二点を転記しましたが これらの回路図はEDN japanの記載からコピーした物です。機械式では簡単なa接点のロック式スイッチで

済みますが電子式に置き換えるとなると可成り複雑です。

 

 

上の1図は押し釦スイッチS1を押してからマイクロコントローラー立ち上げまでに時間を要しますのでコントローラーが保持する前に押し釦スイッチを離すと停止してしまいます。

下の2図はその点を改良した実用的な回路図です。

 

 

今回のコナンパッドも類似の回路が使用されている考えますが 更にこの中に各種の異常停止させる条件が入った回路を構成していると思います。

※EDN japan 

     パワー/電源〉電池動作機器の電源オンを確実にする:Desine Idea・・・

 

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自己流の回路調査法

これ等の参考回路を頭に入れ 動作不良の実機はどのようなのかを実際のプリント基板からチェックしながら回路図を作ります。この作業は何日も要する場合もあります。

今回のような両面パターンの複雑なプリント基板では基板パターンを目視で追っていくのは至難の業(不可能?)で 私は回路のパターンを導通チェッカーで追いながら確認を行います。この作業の為には 先輩ドクター考案のチェッカーをコピーさせていただき、自作したチェッカーを良く利用します。集積回路や素子を利用している回路基板中から 今回のような電源ラッチ回路を拾い出す訳ですがチェッカー自身の回路電圧や回路電流が大きすぎると調査中に諸々の素子を不良にしてしまいます。このチェッカーは測定端子として15mv以下で抵抗値も10Ωから200kΩ程度までを五段階に設定し測れるものです。その方法は例えば 今回の場合 電源の押し釦スイッチ接点の二点の入り口に片側プローブを接続し もう一方のプローブで何らかの導通のある点をメイン基板から探します。導通が有ればブザー音が出るので分かります。そして当初は高抵抗測定レンジから次第に小さい抵抗値のレンジに移り導通が有り数オウム以下となればそこが渡り配線となりますし 更に、プラスマイナスの切り替えでも導通が数Ωとなれば そこがパターンの先と考えて回路図を作っていきます。この時、先に述べたラッチ回路図を基本として組み立てていきます。そのような事ですから時間的にはずいぶん必要となります。 しかし、この回路が推定・確認ができない時には不良個所の断定や修理はできません。

 

電源押し釦スイッチとメイン基板

 

 

左端下は電源スイッチの取り付け基板で接点出力としてTP401,TP402に出ています。ここから電線でメイン基板に渡りTP103,TP104に出ています。

 

電源押し釦スイッチのメイン基板受け端子

 

 

メイン基板のTP104,TP105は先のスイッチからの受け部でこの先、メイン基板の中をパターンとして配線され その先は次の写真のQ201 に繋がりました。

 

ラッチ回路と思われるトランジスター回路の一部?

 

 

上の写真でメインICの左肩にあるトランジスターがラッチ回路のトランジスターの一部分と思われるQ201が有り 抵抗とコンデンサーに接続されています。これらから気長に探して回路を拾い図面としたのが下の回路図です。(推測も入る)まだほんの一部分。

 

 

上の回路図は導通チェッカーを利用し書きだした回路でQ201のコレクターとエミッターを短絡しても回路は動作しませんのでまだ未確認の回路が拾えていない状態です。

この為、修理が終了したのではなく途中の状態です。

先に述べましたように メーカーへの修理依頼と提出調査もあり得るかもと思いここまでとしました。

何れにしましてもマイナス側を制御し電源のオンオフを実施しているようです。

                                   以上

 

新しい「アンパンマンことばずかん プレミアム」は内部が可成りシンプルになっています。今までこのことばずかんはヒット商品と思われシリーズ化され都度仕様が異なり絵本とタッチペンはバージョンが異なると動作しない物でした。その中で今回は新しいタイプで 「子供さんがしゃぶってしまった」との事。今までの同おもちゃは電源がスライドスイッチでありましたが今回の物は押し釦スイッチ型。スイッチ本体は6x3mm程て大変小型です。内部接点はステンレスばねのペコ板タイプ。調べると秋葉原の秋月電子でも販売しているのが確認できました。しかし 一つ20円程でしたが このための輸送料として500~600円では購入できません。

仕方がないのでスイッチの修理を行うことにしました。何せ大変小さいので できれば外部から接点復活スプレーで解決できないかと注入しましたがビクともしません。

スイッチ本体の筐体は恐らく5x7x6mm程度と思われます。年寄りには厳しいですが対応する事としました。

半田吸い取り機で基板を傷めないよう注意し 接点のラウンドとスイッチ本体のラウンドの半田を除去しスイッチを取り外しました。

 

 

この右の黄色いタッチペンは本体を開けるのに独特の嵌め合いで嵌め合い部のプラスチックを切らないように注意し二つに分解します。

 

 

上の写真の中央が問題の電源スイッチです。小型の押し釦スイッチで定格はDC12v50mAです。スイッチの大きさと型番は後程写真に乗せました。

 

 
問題の電源スイッチの裏側は唾液と思われる縞模様が見られスイッチ内部まで入った様子で導通が有りません。

 

 

 

良く問題を起こすセンサー部はメイン基板から四本の電線で接続されていますが

過去の12Pコネクター品よりずいぶん簡略化されていますし 読むための振動で断線したり抜けたりよりしっかりした配線の方が信頼性は高いと思われます。しかし、一番振動が加わり問題を発生しやすい箇所には違いありません。

 

 

この機種はマイクが付いています。今まではマイクがありませんでした。

下の写真は置き換えができると思われるスイッチの図面です。

秋月電子でも販売しているようで5個入り100円でした。

 

 

電源スイッチ本体が見えるが基板に折り曲げ足でしっかりと付いているのでパターン

を剥がさないよう注意し外します。

四点の半田の吸い取りと機械的にしっかりついているので少し苦労します。

スイッチ内部までしっかりと唾液が入ったらしく簡単には導通復帰せず。ペコ板の接点と受けを中心に磨きやっと復帰しました。元に戻して修理終了です。

                                  以上