不適格 きむらまことうどん屋への道[63] | 大木戸うどん 木村真のブログ

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大木戸うどんの次男、木村真のブログです。
香川、福岡、両店の季節ごとのお知らせを中心にアップします。
時折、きむらまこと個人の想いを綴ることもあります。

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大木戸通信No.94

2017年7月号より

 

【不適格

 

今月も書きます。

「きむらまこと」の生い立ち。

 


大学4年生、

就職活動中の木村青年。


僕が通っていた

東京電機大学理工学部は、

理工系・技術系の会社に進みたい人間が

集まるところ。

 


しかし僕は

 

「安定だけを求めて就職先を探すのって、

カッコよくねえなー。

普通だなー。」

 

と思っていました。


(成績が普通以下で、

優良な会社を斡旋してもらえない

学生のひがみです。)

 


何かで読んだのか、

誰かから吹き込まれたのか。

 


「人間性を高めるためには、

営業職だろ。

それも、

一番高いモノを売る、

住宅販売だ!」

 

と僕は思ったようです。

 

(卒業研究も、

測量士補の資格も

意味がなくなるのに。

おバカですねぇ。)

 


このことを香川の父に伝えると、

父はそんな僕を否定するでもなく、

 

「剣道部の後輩が、

東京で住宅の営業しよるらしい。

会ってみたらどうや。」

 

と言ってくれました。

 


連絡を取ってお会いしていただいた方は、

大手ハウスメーカーの営業本部長さん。

 

 

喫茶店でお会いしたのですが、

飲み物の味も分からないくらい

緊張しました。

 

その方のオーラが凄くて。

 


開口一番、

 

「私は木村先輩と直接の面識はない。

でも、もしあったとしても、

正規の応募をしてもらうのに

変わりはない。

私は今日、覚悟の話をするために来た。」

 

と、

会社概要のパンフレットを渡してくれながらの

ジャブ。

 


そして、

 

「住宅の営業というのは、

他人を踏みつけてでも

契約を取る覚悟がなければやっていけん。

その覚悟がないなら、

最初から応募するな。」

 


僕はそれだけで、

完全に打ちのめされてしまったのでした。

 

 

 

 

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