自家製酵母パン作りの正解がわかりません。
以前、自家製酵母のパンについてこんな質問を
いただきました。
「自己流で自家製酵母のパンを焼いています。
正解がわからないです。
本当にこれでいいのかが不安なんです。」
そのお気持ち、よくわかります。
自家製酵母のこれが正解なんですと言う答えがない
部分があるので、そのように感じるのではないかと
その時思いました。
今日はその辺の曖昧な部分を、発酵と言う観点から
お話しさせていただきます。
発酵は季節によって時間が変わります。
私のレシピの場合は、冬はお部屋に置いて、12時間、
春秋は7〜9時間前後、夏は5〜6時間位。
自家製酵母パンの発酵時間は長いです。
お部屋の温度は家自体の環境、環境と言うのは、
機密性の高いマンションなのか、風通しの良い
一軒家なのか等によっても変わります。
人によって体感温度が違うので、室温の差も
ありますね。
そうなると、発酵時間が変わってくるのです。
わかりにくいのは、この部分だと思います。
例を出しますと、イーストだと発酵の時間は、40分。
イーストの種類を変えると50分と言うように
科学的に証明されています。
イーストに比べると、自家製酵母は、
発酵時間が長い分、ご自宅の室温にものすごく左右
されるのです。
同じ生地を室温20度の所と、27度のところに
置いた場合、発酵温度の低い20度の時の方が
発酵時間が長くかかると言うことです。
大体このくらいの温度のときには、
何時間位置きましょうと言う時間は、
本などにも書いてあると思うのですが、
最後これで発酵は終わりにしようと見極めるには、
あなた自身が生地と向き合い、
その部分を見極める力が必要となってきます。
何かそうやって聞くと、絶対にこれですと言う
答えのないパン作りが、酵母パン初心者の方が
聞いたら、難しく感じてしまうかもしれないです。
本当に自分で作れるようになるのかしらと
不安になってしまう方もいらっしゃるかも
しれないですね。
大丈夫です。
ゆっくりと発酵が進むので、生地と向き合い
育てることを繰り返しやっていくと、
だんだんと時間や温度のことが
自分でわかるようになってきます。
パン酵母を育てていく感覚が
つかめるようになると言うことです。
先日、生徒さまから、
次のような感想いただきましたので、
ご紹介させていただきます。
「昨日夕方から本当は、焼こうと思っていた
お持ち帰り用のパン生地、急遽用事ができて
焼けなくなり、次の日の朝から焼きました。
途中、冷蔵庫に入れたり、常温に置いたり、
オーブンに入れたりしましたが、
最後はいい感じに焼けて嬉しかったです。
6ヶ月たって、発酵の見極めが少しずつ
わかるようになってきたので、
ちょっと自信がつきました。」
「家で焼くとお教室で焼くより
少し小さくなる気がします。
気温や温度ですごく変わると言うことを
実感しています。」
このように、生地と向き合っていただくと
自分で生地の状態がわかるようになり、
少しずつ見極めることができるように
なっていきます。
ゆっくりと発酵が進む自家製酵母。
パン生地はとても正直です。
慌てていて早めにオーブンへ入れてしまえば、
生地は緩めなくて小さく硬く焼けます。
生地に寄り添い、見極める過程を
生地と会話をしながら楽しんでいます。
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