金毘羅詣で~金刀比羅宮② | 玉置の森のブログ

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修験道のお山を中心に登拝しています(^ー^)

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今回は、こちらの曲を聴きながらお読みくださいね(*´-`)

桜の馬場を抜けると神馬や大きなスクリューがあるエリアに。
こんぴら狗です。みんなに可愛がられて、頭がツルツルです(⌒‐⌒)
御書院。
ここには金光院がありました。円山応挙の襖絵は通常公開していますが、伊藤若冲は奥書院にあり、非公開。
祓戸社にて祓詞奏上してまいります。

このエリアには多宝塔がありましたが、取り壊されました。
現在の金刀比羅宮で最も
もったいない
扱いが、この
旭社。元の松尾寺金堂です。
本当にもったいない。私が神社サイドの人間なら、ここを「大権現堂」として、宝物館に眠る、十一面観世音菩薩(本地仏)を祀り、不動明王と毘沙門天を脇侍仏とし、金毘羅大権現像を祀りますけどね。

今の抜け殻、スカスカ感は悲しくなってきます。
森の石松があまりに立派なので、ここが金毘羅堂と思って、権現さんにお詣りせず帰った話が有名ですね( ・∀・)

現在は御本宮に参拝後にお詣りする事になってます。ここも由加山みたいに、松尾寺に運用してもらったら?なんて(^o^;)

あ、因みにウィキに事実でない事が書かれています。旭社=金堂は薬師如来がご本尊として祀られていました。ウィキには宝物館の十一面観世音菩薩が祀られていた、と書かれていますが、宝物館の観音さんは、元は普門院の観音さん。それから山上の観音堂に祀られました。金毘羅大権現の本地仏として。
賢木門。
マイナス一段。
御前四段坂。

ここがラスト!
金刀比羅宮
に到着しました。御祭神は
大物主神。
相殿に崇徳天皇を祀ります。

ですので、厳密には現在の金刀比羅宮には金毘羅大権現は祀られていませんから、オール金毘羅大権現詣で、ではないのですが、象頭山に今も金毘羅大権現は鎮まっている、と考えてお詣りしています。失礼ですが、御本宮の前に来て、頭の中では大物主神には祈ってませんから。あくまでも、
金毘羅大権現に祈る!
というスタンスです。ただ、金刀比羅宮では般若心経は憚られるので、大祓詞を奏上しています。
眺望全くなし( ;∀;)

御本宮以外は後程お詣りするので、まずは奥社へ向かいます。
昨年の3月は台風被害の為に登拝出来なかった、奥社・厳魂神社へまいります(^○^)
摂社 白峰神社。

御祭神は崇徳天皇、待賢門院、大山祇命。
到着しました、奥社
厳魂神社です。
御祭神は厳魂彦命。金光院松尾寺第四代別当、宥盛です。
厳徳窟。

ここは宥盛が籠って修行したという、草庵があったそうです。

厳魂神社には後程ゆっくりとお詣りする事にして、こんぴらさんは、この奥社より上に、金刀比羅宮が管理する祠があります。

観光参拝の人はまず行かない。

気軽な気持ちで向かうと、大怪我します。

今回は、トンでもない山行になりました。本当に
進退窮まる
状態になりましたので(  ̄▽ ̄)

続く。