ドキドキの大冒険
行きます!と勢いよく言ってみたけど(なんのこと?と思われた方は前回のブログをご覧ください) 毎年健康診断は車でしか行ったことがなく、電車で遠出もしたことがほとんどない私。
隣の隣の県に行くということはJRで行くことになるんだろうな・・・と不安に思っているとそこの県が地元だというママ友が助け舟を出してくれた。
これとこれは同じ目的地に行くけど経由地が違うだけだからもし乗り遅れたらこっちに乗っても間に合うから!と事細かに教えてくれたのだ。
持つべきものは友達!と感謝する。
そしてドキドキしながら電車を乗り継いで目的地へ。
地図を頼りに病院に向かうとつい先週見た景色が広がっていた。
無事到着。約二時間の小旅行である。
受付を済ませて待っていると
先日の検診ではマンモグラフィー検査をしてないから検査してきてください。
と言われ、検査をする。残念ながら先日の技師さんではなかった。
検査を終えて待っていると診察室に呼ばれた。
画像診断するんだっけ?あー!これはもう決まりだね。ほんとは詳しく検査してから診断するんだけど、見た限りではホルモン剤のよく効くタイプでおとなしめ、手術してホルモン剤を飲んで放射線治療のコースだよ。
先生が言ってることが半分くらいわからなかったおかん。
あのぉ、ガンはガンなのですか?
「うん!乳がん!でもね、これは治る!もとの生活にすぐに戻れるよ!で、おうちはどこだっけ?なんでこんな遠い病院に来てるんだっけ?」
会社の健康保険組合がここの病院しか扱ってなくて年に一度健康診断でこちらにお世話になってました。そしたらガン疑いを見つけてもらって紹介状を書いていただき、家の近くの病院に予約したら最短で4月30日の予約しかとれなくて、できるだけ早く診てもらった方がいい!と言われていたので、心配になりまして、専門の先生にとりあえず診てもらって急いだほうがいいのか?焦らなくて大丈夫なのか?判断してもらおうとこちらに来ました。
と一生懸命説明した。
そりゃ大変だったねぇ・・・
4月30日か。アリと言えばアリだけど、ただ待ってるだけってのも悶々とするよねぇ・・・そこで提案なんだけど、初診の予約まで約二か月あるじゃない?その待ち時間を利用して、初診後に行う検査を全部やっちゃおうか?
そしたらすぐに診断してもらって手術に進めるはずだから!
ただ、ここまで来てもらわないと駄目だから遠すぎて無理っていうなら無理にとは言わないよ。
そんなに即手術のガンなんですか?薬が効くなら薬で小さくして切らなくてもよくなったりしないんですか?
そうだねぇ。僕の病院だったら4月30初診で連休あけたら手術してるパターンだろうね。でも今はコロナがあるから大きな病院は手術の数を絞ってるんだよねぇ。だから先の方まで予約が埋まってる可能性もあるんだよ。
薬で元気がなくなったガンをとって検査するより、元気でぴちぴちな病変を取って検査したほうが万全の治療ができるじゃない?大丈夫だよ!
話の内容はわかったようなわからんような感じではあったけど、先生の話し方、雰囲気がこの先生に任せよう!と思えるくらい良い感じだったので先生の船に乗っかることにした。
じゃ、ここまで通います!よろしくお願いします!
オッケー!じゃまずMRIとPETCTの予約を取るね。できるだけ通う回数を減らせるように一緒の日に針生検もできるように調整してみるからちょっと待ってて!
初めて聞く単語ばかりで頭のなかは??でいっぱいだけど先生に任せておけば悪いようにはならないと初めて会った先生だったけど信頼度MAXだったのである。
電話
紹介状をもらって帰ってきたおかん。
紹介してもらった病院の電話番号、予約の取り方など詳細を調べる。
月曜は仕事だから急いで帰って予約の電話をかけないと!
仕事が終わってダッシュで家に
すぐさま電話をかけてみた
プープープ ー 話し中である。
もう一回かける
また話し中。
電話回線1本しかないとか?いやいやいや。こんな大きな病院の電話が一本なんて考えられないよ。
時計を見ると予約可能時間の終わりが迫っていた。根気強くリダイヤル
ようやくつながった!
「健康診断でひっかかりまして、紹介状を書いてもらいました。予約お願いします。」
「わかりました、乳腺外科は大変混んでまして、最短で4月30日になります。」
今日は3月8日である、最短の予約はほとんど2か月先ってこと?
「あの、できるだけ早く大きな病院に行くようにと言われたのですけど、もう少し早く診てもらうことはできませんか?」
「申し訳ないんですけど、キャンセルがでないことには4月30日が最短になります。」とオペレーターさん
仕方がないのでそこに予約を入れてもらって電話を切った。
できるだけ早く大きい病院に行ってね!と何度もいってた技師さんの言葉が思い出される。
2か月待ってていいのかな?と素朴な疑問が浮かんだので、イチかバチか健康診断の病院に聞いてみることにした。
「かくかくしかじかで病院の予約がほぼ2か月後しか取れなかったんです。
技師さんも院長先生もできるだけ早く病院に!とおっしゃってたことが気になりまして・・・」と正直にお話すると電話口の方も
「それは心配ですよね?ちょっと話を詰めてかけなおすので待っててもらえますか?」と言ってくれた。
しばらくすると電話がかかってきて
院まで来てくれますか?水曜日に別の病院の乳腺の医師が来るので乳腺のプロにおかんさんの画像を診せて急いだほうがいいのか、待てるのか判断してもらうのはいかがでしょうか?」
この受付嬢やるな!仕事が速いやないかい!
嫌いじゃないわ、このサクサク感。
「行きます!水曜日に伺います!」と即答したおかんでありました。
健康診断
3月の頭、毎年恒例の健康診断へ。
おとたまの会社の健康保険組合の関係でふたつ県をまたいだところまで毎年通っている。この病院だと乳がん、子宮がん検診もやってくれるからだ。
昨年はマンモグラフィー検査をしてもらったので、今年はエコー検査だ。
実は二年前、エコー検査で気になる所見があるから要観察とされていた。
昨年のマンモの時にこのことを聞いてみたけど、何も映ってないし、触診もなにも触れないと言われたので安心していた。
今年、やたら丁寧にエコーでぐりぐりやってくれてるなぁと思いつつ、そういえば二年前もこの技師さんがやってくれたっけなぁ・・・とぼんやり考えていると
「私が2年前にお伝えしたこと覚えてる?」と突然聞かれた。
「はい、気になるところがあって今は良性だけど今後気にしてみておいてね!と言われてました。」
「そう!そこがね、ちょっと形が変わってるような気がするの。私は医師じゃないから診断は下せないんだけど、どうしても気になるのよ!何もなければそれで安心できるからできるだけ早く大きな病院に行ってくれるかしら?」
エコー検査で使用するゼリーが乾いてきて皮膚が引っ張られて痛くなっても何度も何度も診てくれている技師さん。もう信頼度はMAXである。
「ごめんなさいね、時間がかかってしまって・・・でもどうしても気になるのよ。ここだけが引っかかるの!健康診断の結果って3週間くらいでおうちに届くと思うんだけど、待たない方がいいと思うの!だから今から院長先生にすぐに紹介状書いてもらえるように交渉してくるから、少し時間がかかるんだけど、紹介状書いてもらうのを待っててもらえるかな?」
もちろん待ちますがな!
先に終わっていたおとたまから車で待ってるわ!とラインが入っていたので
「乳がん引っかかった。紹介状書いてもらうから時間かかるわ。」と返信
この時はショックより心配より、見つけてもらえてよかったぁ!と安心したことを覚えている。
すべての検査が終わって院長先生のもとへ
画像を見ながら院長先生
「あーこれかぁ・・・確かに形が悪いよねぇ・・・早く診てもらったほうがいいねぇ・・・で、どこに紹介したらいい?」
え?そんなん、わからん!私地元の人間違いますねん!
よく考えたら先生だってふたつ隣の県の医師。
おかんの住んでる街の病院なんて知らなくて当たり前である。
先生とおかん、スマホで検索。
「症例数がおおい病院がいいんだよねぇ・・・
〇病院は?」
「遠いです」
「X病院は?」
「そこも遠いなぁ・・・」
と土地勘のない二人がスマホのぞいて病院探し。気長に付き合ってくださった院長先生に感謝した。
どうにか通えそうな病院が見つかったのでそこ宛てに紹介状を書いてもらうことになった。
宛先の病院名がないと断られてしまうことがあるため、きっちり病院を決めて書いてもらうそうだ。
そしてようやく手にした紹介状を大切に持って家に帰ったのである。