トメがいる日より、いない日に訪問することが増えてきた。
以前は、本人不在の部屋でガサゴソするのは…と申し訳ない気になっていたのだが
今はまったく後ろめたさはない。
顔を合わせないほうか何事もスムーズだし、お互いにストレスを軽減できるとわかったからだ。
水道凍結やお風呂の故障がキッカケになって、デイもお泊まりも利用頻度アップしているから
非対面介護が増えるのも必然。
さて、昨日のこと。
洗濯槽に衣類が溜まっているのに気づいたダンナが
「洗濯機、回してく?」という。
実は、これまで私が洗濯してあげたことは数えるほどしかない。
トメが自分で洗濯物を干したり畳んだりしているのを知っていたし、
デイ利用時に着替え&洗濯してもらうこともあるからだ。
でも、トメの汚れ物にあまり触れたくない! という嫌悪感が本音だったりもする。
女子高生が父親のパンツと一緒に洗濯されるのを毛嫌いするキモチって、
こんな感じなのかな。
10代の私にはそんな感覚なかったのに、50代だとわかるぞ。
洗濯槽を覗く。
たしかに半分強ほど溜まっている。
パッと見、ショーツやソックス、タオルなとのこまごましたものが多いようだ。
本人がいたら「私がやっから!」と抵抗されるのが目に見えているけど、
よし、一気に回してしまおう。
文字通り、鬼の居ぬ間に洗濯だ。
洗剤をいれてスイッチオン。
その間、先日の大騒ぎのお詫びの品をMさんちに持っていくことにする。
用を済ませて帰ると、ほどなくしてピーピーと洗濯終了の音が鳴った。
ランドリーバスケットに洗濯物をざっくり移して縁側に移動、
ピンチハンガーに干し始めたのだが。
あれまあパンツ、パンツ、またパンツ
(※ここでいうパンツは肌着=ショーツです)
タオル3枚をはさんで再びパンツ、お次もパンツ。
ナニコレ、5枚も溜めてたの?
一週間近くほったらかしだなんてゾッとするけど
水道が凍結したせいもあったのかなぁ、などと頭を巡らしながら
ひとつずつ洗濯物をほぐしては干していく。
と思ったら、またパンツ!!
お次もパンツ!!!
さらにパンツ!!!
まだまだパンツ!!!
嘘でしょ、ってくらいパンツが現れる。
シャツかな? と思って手にしたらパンツで、
これはズロースだろう、と広げてみるとパンツで、
とにかくパンツが続くのだ。
最初は「なんでよ💢💢」だったけど、8枚目あたりにはもう「また出た😂😂」って笑っちゃった。
ピンチハンガーは既に、風鈴売り屋台のごとくパンツが集団でユラユラしている。
10枚を数えた時、さすがにもうこれ以上はないよね? と思った。
ランドリーバスケットの底にはもう
何足かのソックスが残っているだけ。
…に見えたのだが。
なんとココから更に3枚のパンツが出てきて、もう大爆笑。
トータル13枚って。。。
もはやマジシャン並みじゃん😆
去年の春「パンツが無い!」「ノーパン?」と騒いでいたのに
まさかこんな光景をみることになろうとはねぇ(遠い目)
ふと、こんなにパンツを洗濯したってことは、タンスに在庫無しか!?
と焦って確認したら
ちゃーんと数枚、仕舞ってあった。
以前、消えたとか棄てたんだろとか
疑った分まで戻ったような感じ。
いまやトメのパンツは在庫過剰である(笑)
ない、ない! と騒いで、忘れた頃にヒョイと出てくるのは
ニンチさんあるあるだけどさ。
さすがにリアルは撮れなかったので
想像してくださいね。
これにズラリとLLサイズのパンツのれん。