トメの所在不明騒動 | ヨメトメ戦記

ヨメトメ戦記

2014年10月アルツと診断されて以降、ガンとして独居を貫いたシュートメと、トメ嫌いな鬼嫁の毒吐き記録。独居で約10年踏ん張ったが、2023年12月頃から急激に進行、ついに2024年6月、認知症専門病棟に医療保護入院となる(現在入院中)

仕事から疲れて帰宅し、コタツでまったりしていた18時過ぎ、スマホが鳴った。

施設からの着信。嫌な予感しかしない。

案の定だった。トメが家にいない、という連絡である。


服薬支援で職員さんが朝晩2回、トメに薬を届けてくれるのだが

夕方、いつもの時間に訪問したら玄関が施錠されていたという。

少し時間をおいて再訪しても、在宅の気配なし。

固定電話にも出ないし、ケータイはバッテリー切れで(よくある)連絡が取れない。

職員さんは気を利かせて、たまに行き来している近所の叔母(=トメ妹)宅にも電話を入れてくれたが

「今日は来てないよ」との返答。

この段階で、私に報告の電話をくれたのだった。


コチラから頼まなくても、叔母の家に問い合わせしてくれたあたりがワンダフル。

お世話になってもう9年、付き合いの長さのなせる業だが

さてさて、トメはどこいった?


一瞬「徘徊」の二文字が頭に浮かんだが、可能性は薄いと思われた。

根拠はない。

単なるヨメの第六感である。


トメの行動半径は超狭い。

真っ先に思い浮かんだのは、お隣のMさん宅だ。

過去にも一度、服薬支援の夕方に不在だったことがあり、

その時もいないいないとあちこち探したらお隣りでのんびりお茶を飲んでいたのだ。

今回もそうなんじゃないかな? 

職員さんに確認を頼んで報告を待つ。


そして待つことしばし。

果たして、トメはお隣さんの家にいた!!

あぁ、よかった。騒ぎになってるなんて想像もせず、M家でお茶だかゴハンだか食べてたようだ。

お隣の叔母さんも、近年ご主人を亡くして今はトメと同じ一人暮らし。

お互いに一人なんだからと意気投合したのかもしれない。

叔母さんは、服薬支援のことも知っていて「時間は大丈夫が?」と声を掛けてくれていたが

あぁそれなのに、それなのに。

トメったら「今日は日曜だから休みだ」と答えたという。

お口あんぐりである。


あちこち探しまわって、関係各所に電話もしてもらって

施設の方々にはたっぷりとご苦労をかけてしまったが

まずは安否と所在が確認できたことに胸をなでおろした。


ところが、である。

エピローグは全然めでたしめでたしではなかった。


なんと、その場には探しにきたトメ妹もいたのだ。

3人で和気あいあいお喋りしていたと聞いて、またまた口あんぐり。

見つかったなら見つかったと、まずは連絡してちょうだいよ~!

探してくれたことには大感謝だけどはぁ💦


しかも!!

トメ妹は同居家族になにも伝えず、一人出ていったものだから、さぁ大変!「どこ行ったんだ!?」

「出ていったきり帰ってこないんだけど!」

と、今度はあっちの家が大騒ぎになっていたのだった😱😱😱

特におじさん(トメ妹の夫)は大激怒。

お詫びの電話を入れたのだが

「今回はご迷惑かけてすみませんでした」って平謝りしてるのに

「ああ、本当にコッチは大迷惑だ!!」

って返されたもんね。

すみません、としか言いようがない💦💦


前にもちらっと書いたけど、トメ妹も軽度ニンチさんである。

良かれと思って探しに出てくれた結果だし、ニンチさんだし、責めることなんてできない。

だけど、トメのことで思った以上の大騒動を巻き起こしたことは事実。

結果的にほかの家族まで不快な思いをさせることになってしまった。


ニンチさん×ニンチさんの怖さを知った一日。

どうかMさんちのおばさんはボケないでいてください🙏


次の週末は、2件分のお詫びとお礼の品をもっていかなくちゃだ。

やれやれである。

また温泉に泊まりにでもいかなきゃやってられんわ!!!


丸ごとの鴨を入手、鴨しゃぶにした。捌くのにやたらと力が入ったのは、誰かさんのせいカモね~