次の写真の魚は、何の魚だか分かりますか?
答えは、メダカです。
正式名は『ダルマメダカ』です。
ダルマメダカは、見た目が丸くて可愛いというので人気が高いです。
皆さんが知っているメダカは、
次の写真のようにスリムな身体のメダカだと思います。
しかし、近年は鑑賞として楽しむ為に、メダカは色々と改良されています。
現代のメダカは、
『泳ぐ宝石』と呼ばれています。
メダカブームが続いています。
毎年、5月〜9月ぐらいの時期にはペットショップやホームセンターなどで、
メダカが販売されています。
もっとも人気の高い『ダルマメダカ』は、
別名もあり『縮みメダカ』とも呼ばれています。
身体が丸く可愛らしいので、
見ていて癒やされるという理由で、
とっても人気がありますが、
通常のスリムなメダカより長生きしないようです。
身体が丸いのは、背骨が癒着している為、
身体が縮んだ状態になっているから丸いのです。
身体が縮んでしまっているから
別名が『縮みメダカ』と呼ばれているのです。
その為、内臓が圧迫されて通常のメダカより長生きしないようです。
fu遺伝子を持ったオスとメスを
交配させ、水温を高めにすると
ダルマメダカが産まれるとの事です。
但し、fu遺伝子を持ったメダカであっても、
通常のメダカの水温の適温は
20℃位ですが、
適温では通常の体型のメダカしか産まれず、
水温を28℃以上の高温にすると、
ダルマメダカとして身体の丸いメダカが産まれるのだそうです。
なので、ダルマメダカを繁殖させるには、
水温を28℃以上、30℃前後の高温に設定されています。
見た目の可愛らしさの為に、
わざわざ水温を高めにして
骨を癒着させているのです。
骨を癒着させるとは、つまり健康な身体のメダカを、わざわざ病気にさせているじゃないですか❗
骨が癒着していると、
人間に例えれば、ヘルニアのように辛い症状だと思います。
人間だって、誰でも病気になる事は望んでいないはずです。
考えてみて下さい。
もし、自分が身体が不自由になり思うように生活ができなくなってしまったら、、、
生き物達も不自由な身体になる事を望んでいません❗
見た目が可愛いから、癒やされるからと自分達の欲の為に、
生き物達を不自由な身体にさせる事に理解が出来ません❗
そして、メダカは飼いやすいから、安易に飼育したり、素人も繁殖をしたりしています。
メダカは、先ほど伝えましたように、
『泳ぐ宝石』とも呼ばれており、
一匹5万円前後もする高級メダカもいます。
高級メダカと呼ばれるようなメダカは、
錦鯉の模様だったり、
ラメが入っていたり、
身体が光るメダカもいます。
錦鯉柄のメダカ
ラメ入りメダカ
『体内光メダカ』という全身が光っているメダカ。
光を楽しむには部屋を暗くしてメダカを鑑賞するらしいです。
改良された、これらのメダカは、
ほんの一部です。
そして、本来の野生のメダカは絶滅危惧種Ⅱ類として指定されています。
その理由は、
都市開発の影響で生息に的した場所が奪われ、
川の護岸工事や、家庭排水の流入による水質の悪化 などが原因と言われています。
私が子供の頃は昭和時代ですが、
川の中に野生のメダカを見かけました。
本来のメダカは、童謡の
『めだかの学校』のように
川の中で自由に泳ぎまわるのが本来の姿だったのです。
皆さんが見かけるメダカの、
ほとんどが養殖されたものです。
ダルマメダカとか、ラメ入りとか、光る身体とか、
人間に色々と改良され、
生き物はオモチャではありません❗
メダカにも人間と同じで、脳があり内臓があり骨があります。
メダカも含めて魚達は人間と同じように感情があって、
刺激を与えれば痛みを感じる事は、科学的に証明されています。
犬や猫のような愛玩動物でさえ軽視される命。
まして、表情が分かりずらい
小さいメダカの命も軽視されているのです。
私と同世代か上の方達なら
子供の頃に、
川の中の野生のメダカを見た記憶があるのではないでしょうか。
懐かしいですね。。。
もう野生のメダカを見る事はないのですね。。。
子供の頃に唄った、
童謡『めだかの学校』の歌詞のように、
メダカ達が自由に川の中を泳ぎ回る事は、
もう無いのですね。
人間達の為に、世の中の生き物達が住みづらい環境になり、
心が痛いです。
懐かい童謡♫
『メダカの学校』をお聞き下さい。
また、同じく鑑賞用として熱帯魚やベタについて、
私のブログで以前に記事にしています。
まだお読みではない方は、
ぜひ、ご覧下さい。
熱帯魚の知られていない事実。
あなたが飼われている熱帯魚が
毒まみれかもしれませんよ。
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小さな瓶やコップの中のベタについて、悲惨な養殖です。
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✱『泳ぐ宝石』のメダカについての関連記事
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※ダルマメダカの参考記事
✱画像は、お借りしました。