観賞用として、人気の熱帯魚。


アクアリウムセラピー




水槽で飼っているけど、長生きしないと多く聞きます。


それは、飼い方に問題があるのではなく、
消費者の手元に来るまでの捕獲の仕方に、
とんでもない問題があるのです。



熱帯魚は、逃げたり隠れたりするのが得意な為、無傷で捕まえるのが、とても難しい魚です。


そして、ほとんどの海の熱帯魚は人工繁殖ができません。

では、逃げ場だらけのサンゴの海の中で、
どうやって捕まえるのでしょうか?

ご存知ではない方が、ほとんどだと思います。

その捕まえ方とは、猛毒を吹きかけて動けなくさせてしまうのです。



ここからは、ひかたまさんの記事を、
一部、転載させて頂きます。
 

 ※ひかたまさんの記事



※※※転載※※※

 


多くの人は
綺麗な熱帯魚を
海ではなく
水族館やホテルの水槽などで
または
個人の水槽で見ることでしょう。


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いまや
日本中どこにでも
熱帯魚が見られるようになりました。

でも、
それらの魚たちが
どのように捕まえられているのかを
知っている人は多くはありません。



海の中では
魚は泳ぎも素早く
サンゴ礁の中に隠れてしまったら
なかなか捕まえることは困難です。



海で熱帯魚を捕まえる時には、
ほとんどの場合

猛毒のシアン化ナトリウムを使うのです。



シアン化ナトリウムは
青酸ソーダとも呼ばれ、
青酸カリとほぼ同じ毒性を持っています。

12745.wildearthguardians.org



熱帯魚輸出国の上位を占めるフィリピン、スリランカ、インドネシアなどでは
多くの漁師たちが
この猛毒を使って魚を捕まえています。


毒が使われないのは
ごく一部の養殖が可能な魚のみ。



漁師たちは、猛毒スプレーを作成し、
海に潜って
魚に毒を浴びせます。
tiger-fig2seagrant.uaf.edu



そして、
猛毒を吸って
呼吸困難となり、
バランス感覚が喪失し、泳ぐことが不可能になります。
こうして
ぐったりしたところを捕獲するのです。

吸引した量が多すぎた場合、
その場で即死してしまいます。



これは
捕まえる魚の問題だけではなく
海に猛毒を撒くことで
サンゴ礁も白化するなど
生態系にもとても大きな影響を与えます。

環境学者によると
毎年12,000~14,000トンの魚が
この方法で捕獲されていると推定しています。

そこに使われている猛毒の量は
膨大なものになります。 


いつから一般的になったのかは不明ですが、
1959年代にはすでにフィリピンで行われていたようです。



表向き上は
フィリピン、スリランカ、インドネシアの各国では
シアン化ナトリウムを使った漁を禁止しています。

でも、実際の現場では、
いまだに普通に使われているのです。


漁師たちは
食用の魚よりも
毒を使った生きた魚の取引の方が
はるかに利益になるのです。

しかも猛毒を吸引して捕獲された魚たちは、
捕獲後48時間で
75%が死亡します。

そして、
生き残った個体は
流通中もしくは
消費者が購入してから
しばらくたったころに
死亡します。



それで
また購入するという悪循環によって
成り立っているのです。


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私たちが出来ることは
できるだけ
熱帯魚は本来の海の中で鑑賞すること
です。


※※※転載終わり※※※




その他の下記の関連記事を、まとめてみますと、

ほとんどの熱帯魚は、

人工繁殖が出来ない為、今だに7割から9割が、

猛毒によって熱帯魚を捕まえているとの事です。



おそらく1割から3割は水槽の中での繁殖だと思われます。



漁師達にとっては、食用の魚よりも、

鑑賞用の生きた魚の方が利益になるとの事で、

シアン化ナトリウムを使っての漁は禁止をされていても守らずに普通に使っているとの事です。



シアン化ナトリウムは、

青酸カリと同等の毒性との事ですが、

サスペンスドラマの毒殺には、

青酸カリが出て来ます。

青酸カリの混ざったものを口にしたら即に、

ドラマの中の俳優が苦しんで死んでしまうという、視聴者に猛毒のイメージを与えます。



相当に毒性の強い青酸カリと

同等のシアン化ナトリウムを

熱帯魚達に吹きかけるなんて、

まったく、金儲けの為に、

ろくな事をしない❗💢💢



熱帯魚が、素早く逃げるので、

それを阻止する為に猛毒を吹きかけているのです。



また、猛毒を撒き散らす事で

熱帯魚だけではなく、

少量でも周りにあるサンゴの白化を引き起こし、サンゴが死滅する事さえあるとの事です。



サンゴが全て死んでしまったら生態系全体が崩壊し、

サンゴ礁の魚、甲殻類、植物、

その他の生物などは、

サンゴ無しでは餌も隠れ場所も

繁殖地も確保する事ができません。

これは、かなり深刻な問題です❗




Ameba以外のブログで、

以前、獣医師が鑑賞用の熱帯魚が趣味らしく、画像と記事をあげていましたが、

おそらく獣医師も、どうやって熱帯魚が捕獲されるかを知らないのだと思います。



この事実を知らない人が多く、

需要があるから問題解決にならないのです。




厳しく聞こえるかもしれませんが、

現在、水槽で飼われている熱帯魚は、

家族や仲間達が毒殺され、生き延びた熱帯魚が連れて来られたのが、ほとんどだと思います。

毒の影響を受けているので、

通常の寿命よりも短いと思います。




✱こちらの関連記事は、

国内の毒物を分析する研究所にて、

日本で売られていた、

死んでしまった熱帯魚から、

シアン化合物の毒が検出された記事がありました。








今までも、海の中の生き物について記事にして来ました。

 

 






キリさんも、何度も声をあげてくれています。

 






もう、これ以上

海の中を掻き回して欲しくないですし、

畜産動物を含むて、陸の動物達も悲鳴を上げています。




需要があるから、同じ事の繰り返しで悪循環なのです。




肉や魚を食べなくても正しい菜食の摂り方で、人間は健康で居られます。




  ※キリさんの記事をお借りします。






熱帯魚などを鑑賞用にしなくても、

造花なら一生、枯れないし肥料もいらない。

絵や写真を飾るとか、色々と代用できるものがあります。





私達の出来る事で、動物達の犠牲を無くして行きましょう❗








以前、鑑賞用として、

コップや瓶の中で飼える熱帯魚の『ベタ』について記事にしています。




ベタは、熱帯魚の中では人工繁殖可能で、

人工繁殖されてるのが、

ほとんどですが、悲惨です。

こちらの記事です。











✱熱帯魚の猛毒による捕獲の

関連記事。