干されがちワーママは、運が悪い…以外にも理由がある。

 

 こんにちは。お受験ワーママのいおりです。 

 

 こちらの記事の続き、最終回です!

 

 

 

 

 

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 A氏は諸般の事情(自業自得)でいなくなりました。これで終了!と思いますよね?

 

 ところが、そのあとも、コバンザメだったS氏を中心とした社員(皆私より年上の男性)による私への嫌がらせは続くのです。

 

 なぜそんなことするんだろう、と思いますよね?

 

 A氏は、いけにえ以外の社員にはすごくやさしいかったのですハートのバルーン

 

 並ばないと手に入らないどら焼きを買ってきて社員にふるまったり(まあ、会社の金を使ってご機嫌とりしているだけではありますが)、コバンザメ達をたびたび飲みにつれていったり(まあ、会社の金を使って…以下同文)、恩を感じていた人間も多く、私に嫌がらせをすることでA氏に忠義を見せていました。

 

 いやがらせのほんの一例ですが、例のS氏は、私をだましてA氏のオトモダチにお中元を贈りましたアセアセ

 

 S氏に見せられた送り先リスト。私の承認後、S氏はリストにオトモダチを追加し注文。

 

 気づいた私は、大したことじゃないけど一応言っておかないとこのあと困るなと思い、「その方承認してないです。」といったところ、

 

 「私は確かに見せました!自分の見落としを棚にあげて、私が嘘ついているっていうんですか、どこにその証拠があるんですか、証拠もなく部下を疑うなんてパワハラじゃないですか!訴えますよ!」

 

 キミ、どの口がいうかね?ムキー

 

 

 そして、とうとう土下座

 

 土下座のきっかけは、K氏でした。この方、もともとパワハラ体質で、部下を怒鳴りつけているのを何度か見ていたので、私も気を付けてはいました。

 

 ある日、広報担当から、私宛てに社内報にK氏を掲載したいと連絡がありました。取材に時間も必要とのことなので、念のため、彼の上司に確認してから本人に伝えると回答して電話を切りました。

 

 あいにく、その日はその上司が終日外出。急ぎではないということなので、明日にしようと思っていたところ、K氏が大声で私を呼んでいると、あせって部下(女性)が私を呼びにきました。かけつけると

 

 「おい、お前、俺に隠し事があるだろ!ムカムカ

 

 「は?」

 

 「広報の俺の同期から、社内報のこと今電話で聞いたぞムカムカ

 

 「(フライングしやがったな笑い泣き)ああ、その件ですか、私も今さっき聞いたところです。取材が必要とのことだったので、念のため明日上司に一報いれてからお伝えするつもりだったんです。失礼しました」

 

 「そんなこと、いちいち上司に確認するなんておかしいだろ。すぐ俺に言うのが筋だろ。俺はお前のせいで恥をかいたんだぞムカムカ

 

 「(恥とか一番めんどくさいやつな!)…大変失礼しました。」

 

 「こんな屈辱を味わったのは、会社員生活ではじめてだ。俺のこと馬鹿にしてるんだろ。どうしてくれるんだムカムカ

 

 「申し訳ありません。バカにするとかそんなつもりはないです(あなたヤ〇ザ?)」

 

 「全然誠意がないムカムカ。そもそもお前の部下もいつも俺をバカにして、この前も…」

 

 今度は、私を呼びにきて成り行き上私の隣に立っていた部下にまで大声で説教をはじめたのでした。

 

 「いや、今回のことは彼女は全然関係なくて…。」と私が言おうものなら、さらにヒートアップ。火がついたK氏を諫められる人間が、その場に誰もおらず、10分、20分と怒鳴り声が続きます。巻き込まれた部下ももう泣きそう。

 

 もう何とか終わりにしなくてはと、私は「大変申し訳ありません。これで勘弁してください」とフロアで土下座をしたのでした。

 

 私の思惑はみごとに外れ、土下座したまま怒鳴られ続けていた私でしたが、数分後、騒ぎを聞きつけたほかのフロアの上席が飛び込んできて、「あんた、何やってんの!」と腕をつかんで立ちあがらせてくれました。

 

 いやー助かった~。

 

 総合職と事務職と、女性と男性と。

 

 これ、単に私が運が悪かったというだけではない、と私は考えています。なぜなら、今回の件に限らず、いろんな部署で、おじさん社員で私をいじめる人が一定数いたからです。

 

 この話の背景には、会社の人事制度が深く関係しています。

 

 うちの会社は、「総合職(大卒以上)」と「事務職(短大以下卒)」があって、処遇(昇格のスピードや昇格できる肩書の限界など)に明確な違いがあります。

 

 よって、そもそも事務職(一部の人ね)は不満を持っているところにきて、輪をかけて、私は、総合職女子の採用を始めたころの初期メンバー(しかも数人のみ)。

 

 50オーバーの彼らにとって、年下の男に肩書を追い抜かれたときは、まあ仕方ないと自分を納得させられても、年下の女に肩書を抜かれるというのは、それこそ屈辱だったのだと思います。

 

 「A氏がいなくなっても私をいじめたのは、A氏に忠義をみせるため」とはじめに書きましたが、実は「忠義」という大義はみせかけで、私をいじめることで自分達のうっぷんを日々発散させていたのだと思っています。

 

 当然A氏も、そのうっぷんに目を付け、自分の目的のために彼らを利用していたのです。

 

 ある意味、人をコントロールする天才に出会った、インパクトのある出来事でした。

 

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 女性活躍の名のもとで、ポジティブアクションといった「一定の範囲で特別の機会を提供することなどにより、実質的な機会均等を実現することを目的として講じる暫定的な措置」が取られるようになり、男性からは「逆差別だ」という意見も聞きます。

 

 飲み会でも「いいなーお前は女だから、何かと下駄履かせてもらえんだろ?」と、冗談とも真剣とも取れないトーンでいわれることもあります。(まあその場は冗談としておきますけど)

 

 もちろん、私が自分で気づいていないだけで、履かせてもらっているものもあるのかもしれません。自分のことって、自分ではわかりにくいですし。

 

 でも、もしかしたらその下駄は、男性はそもそも履いているものなのかもしれませんし、履かせてもらってもいいくらい、その女性はひどい目にあってきているかもしれません(全員がそうだと言っているわけではありませんが)。

 

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 それから、今もしパワハラなどで苦しんでいる方がいたら、私のように無理はせず、一日も早く会社をお休みするほうがいいと思います。忙しいワーママならなおさらです。こんな程度で…、などと思わずに。

 

 私は、このときのストレス性の難聴が原因で今も片耳の聴力は元どおりになっておらず、不便な思いをするたびに10年前のことがフラッシュバックし、いまだにこんなリアルな長編がかけるくらい拗らせておりますナイフ

 

 ワーママ生活、いろいろありますよね。無理せず、参りましょうお願い

 

 ☆いおり☆

 

お付き合いありがとうございました。次回は受験ネタに戻ります~

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