干されがちワーママは、どこまでいっても運が悪い
こんにちは。お受験ワーママのいおりです。
こちらの記事の続きです!
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「落下防止のマットもないし、ちょっと危なくないですか?」
私がそう言ったとき、パワハラ上司A氏の顔色が明らかに変わりました。一瞬悪魔のような顔になり、私はすぐに自分が大きな失敗したことを悟りました。(結局おじさん社員は、断ることなどできるはずがなく、何とか無事に避難梯子を降りてきました)
翌日からはじまった、個室での説教(証人付き)
次の日、私はA氏の個室に呼ばれました。行くと、打ち合わせテーブルにA氏と私の部下のS氏が座っています。
「座んなさい。立ったまま叱ると、パワハラって言われるから」
「(これはやばいヤツ)…はい。」
「昨日の避難訓練だけど、非常持ち出し用の食料の内容はどうなっているんだね」
「はい、水を入れば加熱せず食べられるアルファ米やパン、缶詰や水などで、内訳がわかる一覧表はこちらです。先般、内容はまかせるから追加購入するようにとご指示いただきましたので。金額はご承認いただいています。」
「ふーん、どういう基準で買ったの?」
「東京都帰宅困難者対策条例をベースに用意しました。3日分の備蓄が必要ということですので、水は一人1日3リットル×3日分で、9リットルですが、念のため4日分として12リットル用意してあります。」
「この一覧表見ると、白米のほかにカレー味ってあるけど、カレー味って喉渇くよねえ?想定よりも、水たくさん飲むでしょ」
「(めんどくさいこと言ってきたぞ)確かにそういう考え方もありますね。気づきませんでした、申し訳ありません。」
「喉が渇いて、君のせいでみんなが死んじゃったらどうするのよ?」
「(そんなことあるかっ)申し訳ありません。全員が会社にいる前提で用意していますので、実際は年休や外回りの人間の分などもいるので12リットル以上は行き届くと思うのですが…」
「思う、じゃ困るよ。S君、君の上司は非常にいい加減な人だねえ」
「…確かに辛いのが苦手な方もおられると思うので、では、水を追加で購入させていただくことはできますか」
「別にいいけど、どれくらい買うの?」
「…1.5倍くらい用意しておけばと思いますが」
「え、ほんとに?それで本当に足りるの?もっと飲んだらどうするの?君、ちゃんと責任とってくれるの?」
「カレー味は食料のほんの一部ですし、それくらいあれば…」
「S君聞いた?白米とカレー味と、どれだけ飲む水の量が違うのか、ちゃんと調べて算出すべきだよね?何CC違うかって、調べなくていいの?本当にこの人無責任だね。こんないい加減でいいのかね。信じられないね」
「申し訳ありません、あとで比較して改めて計算します。」
「ねえS君?僕は、部下の業務の不手際に対して指導しただけだし、他の社員の前で怒鳴ってもない。ちゃんと座らせたし。だから、これはパワハラではないよな?」
S氏「はい、パワハラではありません」
(お前、この一言のために居たのか)
連日続く、災害対策シリーズ
翌日から、私はほぼ毎日のように個室で1時間くらいこの手パターンでの説教を受けることになります。
・「オフィスの階段は、震度いくつまで壊れないのか、調べて証明しろ。」
仕方なく、管理会社経由でオーナーに問い合わせしたところ、「建築基準法は守っているとはいえるが、震度幾つまでは絶対大丈夫です、などという書面は出せない」とのこと。うん、わかる、ごもっとも。結果、またネチネチ「そんな危険なオフィスにお前は社員を働かせるとは何事だ」と言われ続ける。
・「外に避難する場合、非常食は誰がどうやって運びだすのか」
運搬方法を考えていないなんて無責任だと罵られ、リュックやキャリーを購入。しかし、緊急時にキャリーを開く余裕なんてないのに安易だとまた罵られる。
ではと、リュックやキャリーにすべて持ち出し品を括り付け、すぐに運びだせるようにセット。しかし、このキャリーは誰が運び出すのか決まっていないのはどういったことだ、とまた罵られる。
仕方ないので、(外回りの社員が多いから、決めてもどうせ意味ないけど)20個近くあるキャリーに運搬者をきめ、周知し、すぐわかるように壁にも張って、キャリーにも名札を付けてセット。棚も買い、持ち出す順番も決め(無意味)、膨大な防災グッズコーナーが出来上がりました。
すると、言うことがなくなったのか「〇〇君にこのキャリーは重過ぎて運べないだろ!」「▲▲君は、そっちじゃなくてこっちのリュックほうがいいだろ!」などと怒鳴りはじめる…(当然運べる)
これら、一つ一つは大したことじゃないネチネチに見えるのですが、絶対に片付かない案件ばかり、かつ毎日呼び出されるため、罵声は積み重なってきます。
「こんな簡単なこともお前はできないのか!」
「あん?これもできないとはどういうことだ」
毎日罵られながらも、近く昇格の推薦をしてもらわなければならず、私は口答えもせずに堪え続けていました。
「お前、先日〇〇と電話で話をしていたらしいな」
S氏をはじめ、私の周囲はすべてA氏の配下にあり、私の業務中の行動は逐一A氏に報告されてました。
ある日、仕事の関係で、私宛てに電話がかかってくることもあり、相手が知り合いだったので、私がつい親しげに会話したところ、その翌日、個室で言われたのが。
「昨日、〇〇というのとずいぶん長電話してたらしいな。暇なのか。」
「いえ、確かに知り合いですが、長電話はしてないです。」
「働かないなら、お前を昇格推薦なんてできないな」
「半年後の昇格」だけを唯一の心の支えに、我慢に我慢を重ねてきた私に対し、A氏はいよいよ核心を突いたことをいい出すのです。
…土下座まではもう少し続きます。暗すぎて申し訳ありませんがあと数回お付き合いください。
☆いおり☆
このネチネチ、1か月くらいで早くもメンタル限界。
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