干されがちワーママは、どこまでいっても運が悪い

 

 こんにちは。お受験ワーママのいおりです。 

 

 こちらの記事の続きです!

 

 

 

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 「会社の誰かに相談すればよかったんじゃない?」と思われるかもしれません。

 

 実は、私を助けることが可能なポジションにいたある先輩に、連絡をとったことはあったのです。藁をもつかむ思いで、自宅のパソコンから以下のような内容のようなメールを、送ったのでした。

 

 「A氏のパワハラで、精神的に追い詰められています。助けていただけませんか。会社のメールも使えないし、業務時間内は電話もできず外出もできないので、帰宅時間に私用の携帯電話から電話をかけさせてもらえますか」

 

 当時は保育園のお迎えがあったので夜に時間も作るわけにもいかず、何とかねん出した帰宅途中の30分間で、私はその先輩に、涙ながらに日々の状況を伝え、助けて欲しいと電話で頼んだのです。

 

 しかし、帰ってきた答えは

 

 「まあ、俺も若い時はそんなことあったよ!でも、そこを何とかするのが、腕の見せ所じゃないか。ガス抜きなら今度付き合ってやるから。」

 

 「(え、ガス抜き??絶望)…わかりました。ありがとうございます。」

 

 A氏は社内の実力者。巻き込まれたくないってコトか悲しい

 

 難聴、不眠発症。頭が働かず、生活に支障が。

 

 「先輩なら助けてくれるかも」そんな風に一瞬でも期待してしまったがために、私はとうとう体調がおかしくなり始めます。

 

 耳が聞こえにくくなり、夜も眠れなくなります。それまでは、帰宅後、子供の相手をしながら家事も並行して複数のことをできていたのに、肉野菜炒めを作るだけで30分以上かかるといった調子。

 

 ある時は、冷凍庫のなかにカチカチに凍ったリンゴりんごを発見目

 

 発見したときは、意味がわからずポカンとしてしまいました。おそらく、私があとで食べようと冷蔵庫に入れたつもりで間違えたのだとは思うのですが、そもそもリンゴなんて買ったかなってな具合。それまでもいろんな苦労はありましたが、ここまでヤバイ感じははじめてで、ようやくメンタルクリニックにも行きました。

 

 そんな状況にもかかわらず、私が会社を休まなかったのは、そうです、やっと巡ってきた昇格のチャンスを、A氏なぞのために、あきらめるわけにはいかなかったからです。

 

 残業も土日出勤もできない、保育園のお迎えの時間がある(遠隔地NG)、そんな面倒なワーママ社員が昇格させてもらえるポジションなんて、当時本当になかったのです(あくまでうちの場合)。

 

 そもそも同じ職位でワーママの存在自体はごく少数。すでに同期から数年遅れをとっていた私は、これを逃したら一生昇格できないかも、と思いつめていました。

 

 いざ、昇格推薦シーズンの到来!

 

 うちの場合、当時昇格までには次のような面倒なステップが必要でした。ペーパーテスト的なものはなく、受講した研修の受講の様子が外部研修会社の方などに評価されるアセスメント付きの研修、プラス面談・小論文という形で選抜が行われます。

 

1.各部→人事部:昇格させたい部下を選抜研修(「アセスメント研修」「面談」「小論文」)を受講させたいと推薦。

 

2.人事部→各部:受講OKの社員のみ受講が許される。本人各種受講。

 

3.人事部→各部:合格の社員を、昇格候補者として通知。

 

4.各部→人事部:「最終意向確認書」に昇格させたい社員の氏名を書いて提出。

 

5.人事部→各部:昇格確定を通知。

 

 つまりは、A氏に人事部に推薦してもらえないことには何もはじまらないシステムなわけで、体調不良で休んでいるなどと、推薦できない正式な理由を自ら作っている場合ではなかったのですあせる

 

 いや、キミどう考えたってダメだろうよ…と思いますよね?

 

 ところが人事部から「研修受講のお知らせ」が私に届くのです笑い泣き

 

 選抜研修は合格した(たぶん)…けれど

 

 後輩たちと一緒に受けた「アセスメント研修」は上出来、ほかの面接や小論文もまあ及第点。

 

 まあ、そもそも不合格になりそうな社員は、前もって人事部が受講NGを出すという運用のため、受講した人間は原則全員合格だし(それもどうかと思うけど、まあそういう会社なのでアセアセ

 

 いよいよ、A氏が「最終意向確認書」に私の名前を書いて人事部に提出してくれさえすれば、昇格確定!というまさにそのとき、私は珍しくニヤニヤしているA氏に呼ばれます。

 

 「君さーなんでこんなに人事部の評判悪いのよ~ニヤニヤ

 

 「え、…申し訳ありません(気持ち悪いなあせる)」

 

 「昇格の書類に名前を書いて人事部に出したけど、ダメだって却下されたぞ~」

 

  「…。」(ウソだっ!まだ確認書の受付開始前だぞ!)

 

 「元気だせよ。来週、いい店で残念会してやるからさ!何食べたい?」 

 

 「…ありがとうございます。」(嘘レベルが高すぎゲロー!) 

 

 ちなみに私は、それまで何度かこの苦境を少しでも打開する可能性があればと「飲み会にぜひご一緒したいですスター」などと猫なで声を出してみたこともありましたが、一度たりとも食事連れていってもらったはありませんでした。

 

 なのに、いかにもうさんくさいこの豹変ぶり!

 

 悪魔のくせに、後ろめたくなってんじゃねーよムカムカムカムカ

 

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 そんなわけで、はい、大方の予想どおり、私は昇格を逃しました笑い泣き

 

 この流れで昇格ができないと、何が一番嫌かっていいますとね?

 

 一緒に選抜研修を受けた人達は私が受講したことは知っているわけで、「いおりさんは、ほぼ全員合格する選抜研修で人事に落とされたらしいよ!なにしたのあの人」となるわけです(まさか、最終で上司に推薦してもらえないなんて思わないもんね…)まあ、この際人の目なんて、気にするほうがバカですけどね。

 

 ちなみに、この事件から数年後、人事部はA氏に当時「推薦してやったほうがいいんじゃないですか?」と声掛けしてくれていたことを私は知るのです。どんだけ運が悪いんだ悲しい

 

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 実はこの数か月後、A氏は諸般の事情(自業自得)でいなくなりました。

 

 後任者も着任し、これで平和な生活が送れると思ったのもつかの間、S氏を中心とした社員による、私への「仇討ち」がはじまるのでした。

 

 …すみません、次最終回にするつもりです~ニコニコ

 

 ☆いおり☆

 

私、前世でなんか悪いことしたかな…(切実)

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