以前からお伝えしております通り、

お受験のお医者さん公立うきこぼれ

公立おちこぼれになりがちな、

・発達障害

・グレーゾーン のお子さんたちへの

有効な教育を模索しています。



私自身の経験と、

過去の指導例から

なんとか有効な働きかけ、

学力面での不利をなくしてあげたいな

と思っています。

そのためには伝達方法や指導方法を

改善・改良していく必要があると思います。

そんなわけで

ちらちら以下の本を読んだりしながら、

どうしたら1番いいのかな

中学受験予備校で出会うような、

お子さんたちに対して過去に働きかけたケースをまとめはじめています。







とりあえず今回は私自身が考えていることを

書きますので、

誤解やより良い提案があれば

どうぞコメントください。

フォロワーのみなさん

いつもありがとうございます。

まだまだ私の書いてる記事では

効かないかもしれませんので、

ぜひ改良にご協力ください。


  1 非定型発達

本ブログでは以降、障害という言葉を使わず

発達障害者を非定型発達とします。

つまり定型うつに対しての

非定型うつと同じく、

多くのお子さんとは違う、

少数派の育ち方をしたお子さん

として再定義して進めていきます。


  2 定型と非定型

いわゆる健常のお子さんを定型発達、

発達障害や

グレーゾーンのお子さんを非定型発達、

と定義します。


定型発達

例えば定型発達のお子さんを

図にするとこうです。


するとなんでもできる子と言えるでしょう.

計算ができる、漢字ができる、

片付けができる、あいさつができる。

正五角形または

これに近い育ち方をしたと考えます。

しかし非定型発達のお子さんはどうでしょうか。


非定型発達


こうなります。

ちなみにこれも数学的には五角形なのです。

星型五角形といいます。


すると、これも正しいのですが、

尖っている部分=優れた部分がある

と同時に

劣っている部分=うまく行かない部分がある

ほうに凸凹なのです。

もちろん、私は

自閉症スペクトラムをはじめとして

お子さんの発達度合いは人それぞれだと

理解した上でモデル化しています。

「うちの子に褒めるとかなんかないわよ!」

という言葉は聞いたことが何度もあります。

「ほめるところがないのですが」と

相談されることは多数あります。


その場合は賞賛ではなく、認めればよく。

認めるとは

「お、勉強やってるね」で足ります。

夏休みが近いですから、

やってたら褒めます。

これは定型のお子さんでも同じです。

解いてるね。書いてるね。聞いてるね。

みなさんからしたら

褒めるに当たりませんが

これを言われるだけで

「ぼくのことを見てくれてる!」と思うのです。

突然、身体的に座り直しますから

一度声かけしてみてください。

これは健常者、定型発達でも同じです。


さてこのように

星型正五角形の非定型のお子さんについてです


  ​3 何をどうしたらいいかわからない

このようにお考えの方が多いです。

いえ、保護者様ではなく。

お子さん自身がです。


なぜこう思うのかというと、

元ギフテッドであろう、

私自身が子どもの頃にそう思っていたからです



実は私は空手で全国大会出たのに、

体育は好きではありませんでした。

ついでに言うと音楽や図画工作も嫌いです。

なぜかというと、

これらの科目はやり方を教えないからです。

「はい。じゃ、跳び箱飛んで」と言われても

私はこう思っていました。

『なんでどうやって跳ぶか教えてくんないの?』

こうです。

すべての競技にこれがくるので、

球技も苦手なんです。

さらに言うと集団競技も嫌いなんです。

自分のせいで負けるのが嫌だから。

結果、個人でやれて、身体操作を

ゼロから教えてくれる空手がベストでした。

同い年が全員未経験スタートなのもありました

さらに先生方が

全国常連校にしてたのもでかいです。

おかげでこれだけは二段とったし、

今でもやりたくて仕方ないのです。

※問題は時間と場所


この発想を学習に応用すると、

例えば算数で

ほら問題とけと言われても解けません。

公教育はこれ多すぎ。

中学受験塾では知らないことを前提に、

(初見の)問題解法を教えてから、

演習するので

できるようになるのだと思っています。


このことを踏まえて

お子さんによりよい学びの接し方としては


  ​4 単指示

になると思います。

単指示とは早稲田アカデミーで教わりました。

生徒が何かをしているときには

終わるまで何もしてはならない。です。

私はこれを教わったことなかったので、

知りませんでした。

この徹底こそが授業管理のすべてである

とまでいわれます。

例をあげます。

【単指示がない授業】

わーわー、がやがや

「じゃ、授業はじめるぞー!

後ろにまわせーほらそこしゃべらない。

じゃ届いたやつからとけー

10分なー、ほらはやくやれ!」

こうなります。

ほとんどの公立とか塾ってこうじゃん?

大学でもこんな感じだよね。


しかし単指示のある授業はこうです。

【単指示のある授業かっこ

わーわー、がやがや

「はい。おしゃべりやめ!」

※静かになるまでまつ。

「まず鉛筆を置いてください」

鉛筆置く

「それでは今からプリントを配るので、

1人一枚ずつ取ったら、

裏返して机の上に置き、

次の指示まで待ってください

一人一人講師が置く。

「では10分間で解いてください。

はじめてください

バサァ 10分後

「やめ!鉛筆をおいてください

全員奥まで待つ。

「では隣と交換してください」

交換終わるまで待つ

「今から解答を配るので採点してください。

終わった人はペンを置いてください


こうなります。

つまり家庭でも

「ほら!はやくきがえて!準備する!」

ではなく、

「まずタンスから服を持ってきなさい」

「では服を脱いでこのカゴにいれなさい」

「では持ってきた服を着てください」

「最後にカゴを洗濯機の上に置きなさい」

と、こうなります。

早稲田アカデミーが

今でもこれやってるか知りませんし、

私がいたのはトップ校舎なので、

全員ができているわけではありません。

NN開成理科担当は授業中に手紙回されても

気づいてませんでした。

もう辞めたけど。算数もそうだなぁ

あれもうSAPIXでも早稲アカでもないもん


今回はここまでですが、

もし非定型のお子さんがいたら、

こういう指示に変えてみてください。

定型でも同じですが、

「宿題やんなさい」は間違いで、

「まず算数の教科書とノートと筆記用具をもってきなさい」

と言います。


これでどう動くかは

プログラムを一行ずつやるように

指示を一つにします。

ぜひやってみていただいて、

もし効果があればコメントにお寄せください。

このテーマはしばらくやっていきます。


©️お受験のお医者さん