こんばんは!!!ブログとしては1日に2度目の投稿となります・・・
おおつの相方さわむらです。
最近時間の流れが特に早く感じます。
さて、今月最後のお話です。
先月に引き続きまして、夜シリーズのお話です。
夜との出会い
夜の訪問
責務
上から順番に読んでいただけましたら幸いです。
「優等生の仕事」
「よお優等生。今日はこちらを向いているのか」
僕を優等生と呼ぶ彼は僕の仲間だ。
夜が来ないこの村で夢を回収する仕事を一緒にしている。
「お仕事中だよ。私語厳禁。」
僕は諌めるように彼に言った。
「大丈夫だって。この村の住人に俺らの声は聞こえない。
それに誰かさんがボッカに子守唄を歌わせたお陰で今日の仕事は楽ちんさ。」
子守唄は僕が歌わせたのだ。
いつも眠らず僕に語りかけてくれるあの子に眠ってもらうため。
「今までサボっていた分、今日は絶対に夢を回収しなくちゃいけないんだ。」
そう。今日この村に来る前に注意を受けたばかりなのだ。
「優等生。お前は極端なんだよ。適度にサボりつつ適度に仕事をすればいいのに。」
僕が思うに、彼のほうが優等生だ。
そつなく仕事をこなして、お叱りを受けているところなんて見たことがない。
「僕はそんなに要領よくないからね。」
「ふうん。考え方の違いだと思うがなぁ。」
つまらない。と彼は言った。
「俺らは、人がぐっすり眠っていないと夢を回収できない。
けど、今日みたいにボッカを使えば、この村の住人はあっという間にぐっすりと眠ってくれる。
優等生。ちょっとよく考えてみたらどうだ?」
僕はハッとした。
その顔を見て、彼は笑ってこう言った
「お前は極端なんだよ。」
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本日はここまでです^^
来月はたくさん更新できるといいなぁ・・・。