西日に




秋は撮りたい対象が多い。
花や紅葉など、自然が輝く季節。

秋桜はそんな秋の代表的な花の一つですね。

ただ、秋桜が自然に生えている場所って知らない。

大体は人為的に植えられている。

まあ、人為的だろうが自然だろうが、
「絵」になればいい。

そう言う意味では春の桜も似た様なものだ。




で、私が住んでいるさいたま市から行ける範囲のコスモス畑と言えば。


鴻巣市吹上の荒川の河川敷。


さいたま市からは北へ数市を超えた所。


天気予報では午後から晴れる予報。





ところが、昼食を摂っている時、

我が家の上空は曇っていた。


行くか迷ったが、とりあえずロケハン程度の気持ちで

行ってみました。


持って行ったカメラはお散歩カメラのNEX-5。




市のHPを見てみると、今年の酷暑で最初に植えた

幾つかのエリアがやられてしまい、植え直したそうです。




行ってみたら天気予報通り晴れていました。

ですが、太陽の周辺にはムラ雲があり、

晴れたり曇ったり。




結構な面積がある秋桜畑ですが、

行ったり来たりして、

状態のいい場所だけ選んで撮れば

それなりに撮れます。




小一時間撮っていると日が西に傾いて来ました。

西の雲の中に太陽が隠れたりしました。




光芒が差したり。





雲が薄い時は明るく。




青空だったり。



今年の秋桜はこれでいいかな。


そんな感じで、紅葉の季節に突入してしまいそうです。



お天気が安定しない今年の秋。
半分期待しないで秋桜を見に行って来ました。

半分はロケハンのつもりだったので、
メイン機材は持っていかず、
お散歩カメラとして使っている
SONYのNEX-5とSEL18~55mmで撮りました。
一応RAW現像しています。




小さな橋。

水は流れていないので、観光的な演出用でしょう。









キバナコスモスの中にピンクの花数輪。









キバナコスモスとピンクのアベック。










キバナコスモス。










キバナコスモスと通常種。後ろに白花種。









キバナ、白、ピンクの三層。









白花種。









白系とピンク系の対比と青空。









白か黄色か。はたまたピンク。









ピンク系のエリア。









長さ日本一の水道橋を遠くに見て。









日が西に傾いて来た。









光芒が差して。









日が差す方向に向いて。









眩しい空を見上げて。






中腹の道を高雄口の分岐を目指して歩いて行きます。





左手に見えるV字谷の下から雲が湧き上がってきます。


上空の雲も時折太陽を隠して、大きな影を作ります。

その時のムラが紅葉の斜面に模様を作り出します。





手前の低い稜線に光が当たり、

奥の紅葉の壁は影の中。





孤高の立木、一本。





枯れ木の白が印象的でした。





谷方向ばかりでは無く、時々は山頂方向も見てみよう。





雲が襲いかかるように湧き上がってきました。








高雄口の分岐点。

ここから下山方向へ。





一気に曇ってきました。





茶臼岳山頂ももう最後の砦。


ここから下り一辺倒になります。

下りだからきちょ楽だろうと思っていましたが、

足元はゴツゴツの石。


浮石は少ないものの落ち葉があって滑りそうです。



すっかり雲(霧)の中。


高雄口からの下山道はほぼ樹林帯なので

見渡しが悪いです。


晴れていて明るければ、紅葉の樹々など撮り様もありますが、

雲の中で薄暗いのでテンションダダ下がりです。





それでも何か撮りたい。

必死に被写体を探します。


探すのに必死になりすぎると、

足元が疎かになって何度か滑りかけました。




途中、一ヶ所だけ見晴らしがいい所に出ました。

僅か十数m程です。

晴れていればここも良さそうですが、、、。





今年の紅葉は、酷暑で葉が枯れ、色づきも悪いと聞きました。

ですが、厳正に選べば綺麗な状態の葉も有ります。





だいぶ降りてきた辺りですが、

少し樹林が切れて向こうが見えたので

霧の中の紅葉を意識して撮りました。




これは手前にある朱色の葉に弱い光が当たっていて、

奥の斜面は影の中。

朱色の葉の存在感を出してみたい。




所々に案内看板が設置されていましたが、

こっちのルートは人の通りが少ない為か、

随分と汚れて手入れされていない感じでした。


近付いて覗き込めば読めない事もありません。





今回の茶臼岳の行程で、半分以上が下り。

その最後に少しだけ上りが有ります。


100mくらい。


標高で。



下りは膝にダメージが蓄積します。

この最後の上り前辺りで、すでに足はボロボロ。


そしてその最後にトドメの上り。


「トドメを刺しに来やがった!」


そんな風に思いながら上ります。



そして本当に最後。

登り切るとスキー場のゲレンデに出ます。



オフシーズンのスキー場、ゲレンデはハゲ山。

ここはススキの野でした。


このゲレンデを横切り下りると、

まさに予定通り。

車を停めた道端に出ました。


これでこの日の撮影は終了。


今シーズンの紅葉一発目は多彩で、

今までに無い山岳紅葉が撮れました。


ただ、茶臼岳はロープウェイで上って、

ロープウェイで降りて来る方がいいかな。

と、思ったのでした。










今回の撮影の旅も佳境です。



沸き立って来る雲に焦りを感じながらも

目の前の絶景に集中します。









雲の影の中にスポットライト。









枯れ木の白。









光と影のマダラ模様。









光を浴びて。









広がる錦秋の谷。









青空に山頂。









雲、沸き立つ。









襲いかかる雲。









雲の隙間に一条の光。









雲との戦いの図。









雲の中へ。









最後の抵抗。









さあ、諦めて雲の中へ行こう。









下山中の苔むした岩。









ロープウェイ駅を出て、まずは登山道を山頂方面へ。



あの稜線の斜面が今回一の見せ場。




地図で見るとこんな感じ。






振り返ると朝日岳。





行く手は緩やか。





那須岳(茶臼岳)





この辺りの斜面は、低い草に覆われていて緑色。





所々に大小の岩。





右手の雲が気になります。








足元、遠くに黄色と赤の紅葉。





茶臼岳山頂方向に一筋の影。





あの雲が覆って来ました。






彩りクッキリ



いよいよ茶臼岳です。

予定としては、ロープウェイで中腹まで上がって、
山頂は目指さずに中腹を回るルートを行って、
途中から降り、下山する。

その下山する場所がロープウェイの麓の駅の近くでは無く、
少し下の大丸園地の駐車場辺り。

つまりここの駐車場に停めておけば、
下山後すぐ車に戻れる。

つまりロープウェイ駅までの上りを先にするか後にするか、
という事です。

で、下山後は疲れていて最後に上るのはキツそうなので、
体力がある最初に上る事にしました。







そんな皮算用をしていましたが、

なんの事も無い、ロープウェイ駅前はおろか、

大丸園地駐車場さえ満車。


結局車を停められたのは、大丸園地よりさらに少し下の

スキー場付近でした。


↑の写真はそんなロープウェイ駅までの上り道から

茶臼岳山頂方向(山頂は見えていません)の

景色です。


車を停めた場所からえっちらおっちら坂道を登る事2km弱。


途中の大渋滞を横目に、やっとロープウェイ駅に到着。




切符は片道切符。


下山は歩きの予定ですし。


結果論で言えば、往復券を買って、

下山もロープウェイの方がいいです。


この後の続編で書きますが、

その方が体力的にも見どころ的にもいいです。





ロープウェイで最前の窓に張り付く事が出来たので、

動画を撮ってみました。


ロープウェイは3分程ですが、

掲載条件の都合上、後半のみです。


画面の色が少し変なのは、

窓が薄茶色の色ガラスだからです。





ロープウェイを降りて駅舎から出ると

絶景が待っています。


こちらは登山道方面。




振り返るとこんな感じ。






足元には下界。

道の脇には柵とか無いので、

油断大敵です。





フィッシュアイで。


いい天気になりました。





朝日岳は絶好の紅葉。






あの稜線の向こうへ行きます。





茶臼岳(那須岳)。


今回は登りません。





中腹の道を行きます。




いよいよ茶臼岳へ。




麓から見上げる。









岩肌に張り付くように錦秋の色彩が見える。









白い幹と青い空のコントラストが映える。









こちらも白い輝き。






ロープウェイで一気に標高を上げる。

ここから中腹を回って下山コースへ。

今回は頂上は目指さない。



下界の広がりと低い雲。

それを見下ろすススキたち。









フィッシュアイで見上げる。









見下ろすと地平線の形が変わる。










朝日岳。









中腹を回り込む道。









道中はこんなだ。









午前中は晴れる予報。

実に気持ちがいい秋の風。









所々に大きな岩。









苔のような背が低い緑の野に赤い葉の低木樹。









時には振り返って。









秋のススキと下界の広がり。








苔むした渓谷は緑色の世界


沼原湿原の後は乙女の滝へ。

茶臼岳とは反対方向だが、
大した寄り道でも無いので。

折角だから行ってみる。

夏にも訪れたが、いい渓谷だったので。




渓谷は緑色の世界でした。

木は紅葉しない木では無さそうですが、

この辺りまで来る途中もぜんぜん色づいていなかったので

まだ紅葉には早かった模様です。





折角なので滝の反対側(下流)にも少し歩いていけそうなので

渓谷の景色を撮りに行ってみました。




苔むした岩。緑の葉が覆い茂る樹々。

水面に映る緑。


どうせならと、現像処理で少し緑多めにしてみました。





朝にはまだ日が入ってこない様なので

あえて暗めに。





木漏れ日も弱々しい。





滝の方に戻ります。





よく見ると階段。

あそこから来ました。





階段や展望用のコンクリートの道などを避けて撮ります。





ぱっと見では、どれも似たり寄ったり。

これでも散々苦労して撮影ポイント探し回っているんです。





ベストポジションってなかなか見つかりませんね。





もういっそ、光の当たる場所と当たらない場所を

明確にする為に影の部分を目一杯暗くします。




ここも紅葉していたら最高でしたが、

そう何ヶ所も同時にいい時期が纏まる事もありません。


特に今回は茶臼岳と言う一番標高が高い場所を

メインターゲットにして行ったので

それより低い場所はまだ緑残ったままです。


こっちをメインに据えれば茶臼岳はもう終わりでしょうし、

二兎追うものは〜、にならない様にした結果です。


そして今度こそ、次は茶臼岳です。


大混雑が予想される茶臼岳。

はてさて、どうなる事やら。





沼原湿原の後は乙女の滝に立ち寄りました。

茶臼岳とは反対方向ですが、わずかな距離の寄り道なので

大勢に影響はありません。



緑の中の渓谷に落ちる滝。









渓谷はむせる様な緑の世界。









岩には苔も付き、流れには周囲の木々の緑が映っています。









森の木漏れ日はまだ朝の弱々しい光。









渓谷の表情は千変万化。

一見似た様な写真になりがちですが、

歩き回っていいポジションを探す。









水の流れは激しく、辺りは湿気が立ち込めている。









苔は紅葉しないだろうが、

周りの木が紅葉する時期に来てみたい。









流れの中にある岩の上に飛び乗って撮ってみる。









滝に近寄ってみる。









光を強調しようとすると、影が濃くなる。