夜明け前




今年は撮影がローペースです。

が、やっと春になり、桜の季節になって、
動き出しました。

今回訪れたのは、ここ数年通っている
埼玉県坂戸市の北浅羽桜堤公園。

安行寒桜が1200mほどにわたって植えられている桜並木です。

安行寒桜は有名な河津桜の様に、薄紅色の花びらが美しい桜です。




到着は日の出の1時間前くらい。

当然真っ暗です。


最寄りの駐車場に先着は2台。

車内待機している様子。


この場所、桜が映えるので、

ペットの犬や猫と桜の写真を撮りに来る人が結構います。

その他にコスプレーヤーさんも来ます。


日中は他の観光客の方々も多くいらっしゃるので、

他人が映り込むのを嫌う人は早朝から撮っています。



まあ、私も他人が映り込むのが嫌なのと、

日の出前の薄明も撮りたいので。

それと駐車場の確保と言う目的もあります。


↑の写真は下からLEDライトで照らしているのですが、

ほとんど分からないですね。


夜明け前の青い空と薄紅色の桜。と言うイメージだったんですけど。


上手くいきませんでした。

来年への宿題です。




そして日の出。

↑の写真を撮った後、一旦車に戻って、

三脚やらLEDライトやら、撮り歩きには必要がない物を置いて来ました。


だって、重いんですよ。

三脚だけで4kg近くありますし、

LEDライトを入れたカバンとか、

大荷物なので。




駐車場は西南から北東に伸びる桜並木の最西南にあります。

その入り口付近から。


まだ朝の黄色い光の中です。




ここは両脇に桜並木の桜のトンネルになっています。

入り口入ってすぐ辺りにはベンチなんかも置いてあります。

が、少し奥へ行けば余計な物も無い景色になります。

もちろん、この時間なので、人もいません。

件のレイヤーさんとか、わんちゃん撮りさんもいますが、避けて撮ってます。





脇の竹藪の先に越辺川(おっぺがわ)が流れていますが、

ここからは全く見えません。

一応土手があるので、登ってみれば、遠くに秩父の山並みが見えます。





この日はまだ山に残雪がありました。





早咲きの桜なので、早春のイメージで。




数ヶ所、水仙が植えられています。

思えば、毎年このアングルで撮っている気がします。




大分日が高くなって来ました。

光も黄色味が無くなって、明るくなりました。




前ボケにチャレンジしているのですが、

どうも上手く撮れません。

もっと精進せねば。



この後も撮り続けているので、続きますが、

そうこうしているうちに、ソメイヨシノも咲き出すでしょう。


やっと春本番という感じになって来ました。

春は忙しい季節。

何ヶ所撮りに行けるか、今からソワソワしています。




埼玉県坂戸市の北浅羽桜堤。

ここの桜は早咲きの安行寒桜
花びらの色が薄紅色で、よく映えます。




日の出前。








日の出直後。









朝日に照らされて。









朝の光の中で。









朝の斜陽の中の桜並木。









青空によく映える。









まだ八部咲きくらい?

蕾はあるが、枯れた花はほとんど無い。









有名な場所で人気があるが、

さすがにこの時間なら人影は無い。









遠くに秩父の山並みも見える。












残雪の山をバックに。









撮り歩いているとだんだん日が高くなって行き、

光も日の出直後特有の黄色味は無くなっていく。









水仙を入れて見上げる。









今日は快晴だ。









これからだよ。










梅の写真は難しいです


3月に入って急に寒の戻りがありましたが、
ここに来てやっと春めいてきました。

桜にはまだ早いですが、梅はもう咲いています。

昨年は埼玉県越生町の梅林に行きましたが、
今年はどうするか?
と考えてネットで調べてみると、
群馬県に梅林があるという事を見つけました。

高崎市の箕郷梅林(みさとばいりん)。
安中市の秋間梅林(あきまばいりん)。

ネットの情報によると、越生の梅林など観光目的の梅林とは違い、
梅農家の畑(林)が集まっている場所らしい。
ので、植物園の様な観光梅林とは違う景色を撮れるのではないか?

そう言う思いで撮影地に選びました。

ついでにロケハンも兼ねて、群馬県の南西部と埼玉県の1ヶ所を
ドライブして来ました。




まずは箕郷梅林。

到着はいつもの早朝。





まだ未明の空の青が残っている。






北の方(榛名山方面)には、山に雲がかかっていました。

この辺りは高崎市街地に遠くは無く、
山岳部に上がっていく傾斜地の丘陵地帯にあります。

なので、建物も多く、電柱や電線も多い。
自然風景としては切り取り方が難しいです。




頑張ってこんな感じ。




そして次は安中市の秋間梅林。




こちらの方がエリア的には広い。

その広いエリアに農家と梅林が集中していて、

都市部から離れている事もあって

自然っぽい。





梅林(畑)なので、等間隔で植えられていて

桜並木の様な写真的な纏まりは無い。





素人目線で遠目に見ると桜と区別できないので、

どうしてもアップ気味になってしまいます。





観梅公園にて。


写真の枠下には柵や電線などがあります。

それを外して撮るので、どうしても中途半端になりがちです。




この後は妙義山の麓にある桜の名所へロケハン。




妙義山への登山口でもあり、

ここへ来るまでの道さえ、妙義山の山肌を通る様な場所でした。


奥に見える金色の大黒様が巨大です。




妙義山の岩山をバックに案内看板。





遠くに荒船山(あらふねやま)の姿も。

真っ平で右側でストンと落ちてる山頂台地の山です。





ここの駐車場から下に桜の木。


桜を上から見れる所なんてそうそう無い?でしょう。


4月になったら来る事決定です。



ここの後は南の山塊を超えて上野村へ。

昭和世代なら知っているでしょうか、

日航機墜落現場がある上野村です。


ここを流れる神流川(かんながわ)を

川なりに走る道で下流の神流湖。

の、北側にある桜山公園へ。


ここはパス、かな。

イメージと違いました。

記録写真さえ撮りませんでした。



続いて県境となっている神流湖/神流川を超えて埼玉県へ。

神泉カタクリの里へ。




ここは本来カタクリの花と枝垂れ桜で有名なので

ロケハンとして訪問。


ですが、梅の大木に満開の花が付いていました。










農園などで見る梅とは明らかに存在感が違います。

背も高いし幹も太い。


時期が違うのでカタクリも枝垂れ桜も咲いていませんでしたが、

この梅?を見られただけでラッキーでした。


コレでこの日の目的地は全て踏破。

帰宅する事に。


まだ午後も早い時間ですが、

麗らかな日差しと風もない穏やかな1日でした。





次は早咲きの寒桜を見に行きたいと思っています。


3月になり、寒さも和らいでやっと春らしくなりました。

まずは梅を撮ろうと群馬県の南部をドライブして来ました。


まずは箕郷梅林。
その後、秋間梅林へ。



日の出直後。

紅梅の赤とと薄暮の青。









早朝の光に照らされた紅梅は

麓の町並みとはるか先の山並みを望む。









榛名山方面には山にかかる雲。









満開の梅。










白梅も。









枝垂れ梅。









年数を重ねた梅の木の太さも重ねる。













青空に紅と白。









青空に突き立つ。









秋間梅林の観梅公園。






その後、ロケハンをしつつ、ドライブ。

県境を超えて埼玉県へ。


神泉カタクリの里へ。

カタクリは咲いていなかったが、

梅の大木があった。







普段見た事もない様な太さの大木だ。












いつも思うのだが、私には梅の写真は難しい。

遠目には桜と違いが分からないし、

桜と違って農作物として畑にうえられているか、

多種を少しずつ植物園の様に植えているか。


風景写真としてまとめるのが難しいからだ。


今回もイマイチ納得いくものが撮れませんでした。

もっと精進を重ねなければいけませんね。





戦場ヶ原から赤沼駐車場に戻った後、
今度は三本松駐車場へ移動。

国道を挟んだ向かい側に戦場ヶ原の展望台があります。

ここからは戦場ヶ原越しに午後の太陽が沈んでいく様子が見られます。


朝日の出前から始まって、ここまで空模様も安定しているし、
とことん撮ってやろうかと。



流石に少し雲が出て来ました。

黄昏は無理か?

でも雲が焼けてくれれば、、。

夕刻の空でもいいだろう。





展望台から北方面。

朝から見ている北部の山々。





白樺と動感のある雲。




夕暮れまではまだ時間があるので、

国道沿いを北方向へ歩きながら

道脇から撮ってみる。





手前に木があって見晴らしが良くない所もあるが、

これで手前の木に雪でも付いていれば、、、。





落葉松と雲。




実はこんな場所から。

撮り方次第で印象が変わります。





さらに望遠レンズで切り取ってみる。





ここは木々が少ない見晴らせる場所。





時間が経ったので展望台に戻る。





低い太陽が作る低い木々の影は長く。






フィッシュアイで。

この時点で雲は晴れ始めて来ました。

でも、少し残るかな?





稜線に日が沈みます。


天気予報での日没時刻は標高0m地点での時刻。

なので、山など地平線に高さがある場所では

日が陰るのが早くなります。


なので、日没後30分がベストタイムの黄昏も

天気予報での時刻が参考になります。




なんと、快晴になってくれました。


地平線近くの残照は山の稜線に隠れてしまっていますが、

空は見事な青になってくれました。


戦場ヶ原の雪原がうっすらと光を反射して、

リフレクションとはまた違った雰囲気になってくれました。



これで長かった1日も終わります。

戦場ヶ原の黄昏は初めて撮れたのでラッキーでした。


暦でももう3月に入るので、

今シーズンの冬は終わりです。


車のタイヤもノーマルに戻してしまいましたので、

この後は春の写真になっていく予定です。






行動記録 : YAMAP(外部)







赤沼駐車場に戻った後は三本松駐車場へ移動。


道を挟んだ向かい側に戦場ヶ原の展望台がある。


そこから午後の太陽が沈んでいく様子が見られる。


出来れば、ここから黄昏の写真も撮りたい。

ただ、雲が出てきた。





展望台から見る戦場ヶ原。

低くなり始めた太陽と雲が、

冬の午後を象徴するように弱々しい。









北の方の山々。

白樺の木がいい感じ。









展望台を降りて国道を北へ歩きながら撮る。









日光白根山方面。









国道脇から東方面。









展望台に戻って来て、黄昏の撮影をするか考える。

少し雲が晴れて来た。









来ましたよ、と証拠写真。









完全な快晴にはならなくても、

夕刻の雲模様も面白いはず。

と、撮影する事に。









山の稜線に日が沈む。

稜線の分、日が陰るのは早いが、

日没時刻は標高0m時点なので、

黄昏のベストタイムの日没後30分はまだまだ先。









雪に埋もれた低い木々の影が長く尾を引く。









稜線へ落ちていく。









待った甲斐があった。

雲は完全に晴れ、寒い冬空特有の黄昏の青になった。





2月の終わり。


朝日の出前から、日没後まで。

この日はとても充実した1日を過ごせました。


そしてもう3月。

関東平野のど真ん中の我が家の周りでは

春の草花もちらほら顔を出し始めています。


今季の冬写真はこれにて終了。

あまり多くは出かけられませんでした。


次回からは「春」の写真になっていく予定です。





車で赤沼駐車場へ移動して、戦場ヶ原へ。

まあ、奥日光で一番有名なので
もう何度も来ているし。
ただ、いつも早朝とか午前中なので、
お昼からと言うのは私的には珍しい。

いつもとの違いがどれほどあるか?




駐車場から国道を挟んだ入り口からの導入路。

脇に小さな流れがある。





振り向けば男体山。





竜頭の滝方面との分岐を曲がれば木道で戦場ヶ原コースだが、

少しオーバーランした所の橋の上から湯川を。


撮ったら戻って戦場ヶ原コースへ。



木道に入ったら、しばらくは湯川沿いを。





この日はずいぶん暖かかったので、水も温んでいそう。

(いや、実際は気温も低いって)




夏場は下草も木の枝も緑多い場所も

この季節だけは見晴らしがいい。





そして折り返し地点の見晴らし場所へ。

いつもの見慣れた男体山。




右の荒れた積雪がコースの木道の場所。

戦場ヶ原の積雪と変わらないが、

人の踏み固めた跡のお陰でハッキリと分かる。


朝の湯滝下の林間コースは

こんなにハッキリとしてはいなかった。



そして戻る。



行きにも振り返って撮るのだが、

帰りに正面向いて歩いている時の方が

良く見えている。





いつものフィッシュアイも使っておこう。





分岐にほど近い、定番スポット。





そして赤沼駐車場へ戻ってきました。

駐車場で一枚。


本来なら、ヘタレの私としてはここで帰宅するのですが、

この日はなんと気力が溢れて、、、。


いや、未練があって。


三本松駐車場へ移動します。


次回ラスト。

どうぞお付き合いください。



赤沼駐車場から戦場ヶ原へ。




入り口から入ってすぐの道は、

すぐ脇に小さな流れがある。









水の流れと雪原の影。

今日のメインテーマになっていた。









入り口の分岐を無視して少し先にある橋から。

撮ったら戻って分岐から戦場ヶ原へ。








戦場ヶ原の木道沿いに歩いていると

すぐ横には湯川の流れがある。

今日はとことん、湯川推し。









名も知らぬが遠くのあの山も、朝からずっと。









やがて開けた場所へ。

男体山。










左手のこちらの山は、名前は知らない。









そしてまた少し木に隠されて。









こんな大木の積雪も。









また開けた場所へ。









フィッシュアイで。






そしてここで戻る。



振り向いて。










白樺と雪の白。









定番ポイント。









赤沼駐車場へ戻る。











湯滝から林間コースへ入って行きます。

湯滝下の橋を超えた辺りには、
踏み固められた形跡がありましたが、
その先は数日前に一人か二人程度来たらしき足跡の上に
雪が積もった形跡があるだけ。

そもそも正しいコースがどこなのかも分かりません。



とりあえず、そんな博打めいたコースに踏み入る前に

湯滝下の流れの脇へ。




そしていよいよ林間コースへ。



こんな場所でもコースから離れていて、

積雪が膝上辺りまであり、

足を出すとズボッと沈みます。




それでも数日前の先人の形跡がありました。




この辺りは時々日が差し込んでいる場所があります。





当然ですが、枝に葉は無く、青空が濃いです。





雪原に落ちる影は本当に千差万別。

面白いです。





これ、どこがコースか、分かりますか?




多分、この中央の窪みがコース。




コース脇の小さな斜面に落ちる影。






YAMAPの画面。

ここへ辿り着くまでも迷いながらでしたが、

ここで完全に詰みました。


この辺りだと股下辺りまで沈みます。

履いていたウェーダーが膝上までなので

完全に濡れる所ですが、

雪が凍っていて溶けないので

払い落とせば大丈夫でした。


最悪スノーシューでも有れば強行出来るのですが、

残念ながら持っていないので断念。

来年その気になったら、買って再チャレンジですね。




そして来た道を戻ります。


来た時の自分の足跡をトレースしていけば

どの程度沈むのかも分かるので、

帰りは大丈夫です。




戻って来ました。





中央やや左下の流れが無い場所(黒っぽい所)に

水鳥が3羽ほど居ました。


手持ちの望遠レンズで撮ってみましたが、

とても人様にお見せできる様な写真は撮れませんでした。


この後、来た時の国道を登って車へ戻りました。


雪中行軍のお陰でへとへとです。


時刻はまだお昼頃。

空は快晴。風も無く、お日様で暖かい(と言っても一桁台)。


このまま帰るのは勿体無い。


という事で、次に戦場ヶ原へ行くべく、

赤沼駐車場へ移動。


まだまだ続きます。


湯滝下の林間コースへ。



湯川の流れは冷たそうに黒く清らかな流れ。









黒く清廉な流れと雪の白。









湯滝から流れ出る湯川。









林間を流れて行く。









流れは穏やかだが、冷たそう。









光が差すと暖かそうに見える?








雪中の林間の流れの景色を。














時には流れから目を離して、雪原に落ちる影に。









倒れた大木に積もる。









雪原のアートは、そこかしこに。









林間コースは流れから離れる事も。









この流れを最後に、林間に迷う事になります。









そして元の位置に戻る。